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2017-09-09

説明会レポート

取材日:2017-09-09
説明会名:学校説明会
日時:2017年9月9日(土)14:00〜15:30
※説明会後、生徒による学校案内も開催
ライター:教育図鑑編集部 田口亮太
天気:晴れ
開催場所:江戸川女子中学校 かたばみ会館
アクセス:
【電車】
JR小岩駅より徒歩10分
京成線江戸川駅より徒歩15分
【バス】
(金町駅~小岩駅) バス停 南小岩8丁目より徒歩5分
(瑞江駅、一之江駅、江戸川スポーツランド~小岩駅) バス停 小岩警察署区民館より徒歩1分
※エリアによっては自転車通学を許可しています。(自転車置き場あり)
参加者:受験生・保護者
両親での参加:7割程度
父親の参加:7割程度
母親の参加:ほぼ10割
※父親参加率が高い
配布物:教室配置図、アンケート、入試説明会資料2018、平成29年度 入学試験問題(算数・理科)、平成30年度 生徒募集要項、SCHOOL GUIDE 2018、シャープペンシル

イントロダクション
江戸川女子中学高等学校は歴史ある進学校の中でも“お得な学校”と言われることがあります。その理由は授業・補習・講習制度、教員の授業力アップのための取り組みなど、手厚い学習指導にあるようです。また、日本の伝統文化や芸術の授業が週に1回あるなど情操教育にも力を入れています。クラブ活動も活発です。説明会後の生徒による学校案内で校舎を巡ったときにも、たくさんのクラブが活動しており、校内は活気に満ちていました。今回は江戸川女子のビジョン、学校生活、学習指導、来年度入試について9月9日(土)に行われた学校説明会の内容をスライドとともに紹介していきたいと思います。

説明者:木内 英仁校長

江戸女と選んだ理由

新入生に聞いた「江戸川女子を選んだ理由」で多かったのは下記の5つ。卒業生に行ったアンケートでも「江戸川女子で過ごした6年間、毎日が楽しかった」という声は多いとのこと。

●在校生の雰囲気

●学校見学して良いと思った

●女子校だから

●保護者に薦められて

●進学実績

卒業後の進路

近年は、医師・薬剤師・看護師などの医療系、それから弁護士・公認会計士・税理士、航空関係・メディア・教育業界と進路の幅が広がっています。また、海外で活躍する卒業生も多いそうです。

「自立した女性」の育成

週1時間「特別教育活動」として、1年次は茶道、2年次は箏曲、3年次は華道 の授業があります。日本の伝統文化を、経験を通して体感することで、芸術への造詣を深めると同時に、女性としての感性・品格を磨きます。

「説明者:一條 雅史先生(数学)」

「江戸女style」

「江戸女の一日」

江戸川女子中学高等学校の生徒たちは学校のことを「江戸女(えどじょ)」と呼んでいるそうです。下記に、一日のスケジュールとポイントをまとめました。江戸女で過ごす一日を想像してみてください。

【江戸女の一日】

8:15      登校

8:25      朝読書/ホームルーム

8:45~12:20   午前授業

12:20~13:00  ランチタイム

13:05~15:25   午後授業

16:00~18:00  部活動

【ポイント】

●平均通学時間は1時間弱

●居住地域は6割が千葉、4割が東京、埼玉が数名

●毎日の始まりは朝読書から。各自持参した本を読む

●授業1コマ65分

●ランチはお弁当を持参するか、カフェテリアを利用、登校時にコンビニで購入可

●最終下校時刻は18時(他校と比べ、部活動の打ち込める時間を長く確保できる)

●部活を終えて帰宅するとだいたい19時くらいになる

「時間割」

1年2組の1週間の時間割です。月曜日から金曜日までは5時限目まで、土曜日は3時限目まであります。体育、技術家庭は2時間続き、英語は金曜日以外毎日授業があります。月曜日の5時限目は、補習の時間となっています。英語、数学、国語が中心となっており、基礎内容を重点的に扱って学習指導を行っています。

「スケジュールの自己管理」

写真は中学1年生の手帳です。拡大すると内容を読むことができます。 学校だけではなく、自宅での過ごし方がしっかりしていることで生活のバランスがとてもよくなります。江戸女の生徒たちは、進学校でありながら部活動にも力を入れている学校です。学校でだけではなく、自宅でメリハリのついた生活を送ることが文武両道の秘訣だそうです。夏休みなどの長期休暇でも、部活動を熱心に行っています。そういったときに、自分で生活を管理できるようにならないといけません。日ごろから、手帳を使って先生とコミュニケーションをとり、どのように工夫するかを考えることが、一人一人の成長につながっているようです。

手帳の構成

●右上・・・今週の目標

●一番下欄・・・一日の所感、勉強時間

●右真ん中から下・・・1週間を振り返り、うまくいったこと、うまくいかなかったこと、次週に向けての改善点

●右下・・・先生からのコメント

「クラブ一覧」

江戸女には35の部・同好会があります。18時まで活動できます。さらに高校生は1時間部活動の時間を延長することができるため、勉強だけでなく、自分の好きなことにも力を入れていきたい方にはオススメです。吹奏楽部、弦楽部、放送部、バトン部、ダンス部など、全国大会・関東大会レベルの部活もあります。

小学生が参加できるイベント

毎年5月には部活動体験があります。江戸女の生徒たちと触れ合える機会なので、毎年多くの受験生が参加しています。こういったイベントでは、生徒たちの雰囲気や人柄、学校の教育方針が実感できます。江戸女の生徒たちは、受験生が体験に来てくれることをとても楽しみにしているそうです。たくさんの後輩ができることや江戸女を気に入って入学してくれることをとても嬉しく思っているようです。

盛りあがるイベント

かたばみ祭

大きなイベントの一つ。生徒会が中心になって、企画・進行を行っています。 中学生は展示制作を行います。1年生は「軽井沢校外学習」、2年生は「南信州体験学習」、3年生は「奈良・京都修学旅行」について学年で協力して制作を行います。1年生から研究発表も行い、来校者の皆さんにプレゼンテーションもしています。高校生は、それぞれクラスでテーマを考えてクラス展示や飲食販売を行います。丁寧なおもてなしを大切にし、来校者の皆さんに楽しんでもらえるように生徒たちも一生懸命頑張っているそうです。高校生になると制作発表のクオリティも上がりますので、圧巻です。さらに、部活動の発表が大変多く行われています。大ホールやパティオ、体育館での公演など、一緒に楽しめるイベント、ブースもたくさんあります。生徒たちがそれぞれの部活動に声援を送る姿にも感動させられます。江戸女では、毎年7月の暑い季節での開催となりますが、心も熱くなる江戸女のかたばみ祭、ぜひ訪れてみてください。

体育祭

こちらも盛りあがる行事の一つです。特に応援合戦が盛り上がるそうです。紅白ともに、女子校でも学ランを着て、精一杯応援します。練習したダンスの発表もみんなすごく楽しみにしているようです。 女子校でもみんな元気いっぱいです。本気で戦いに挑む姿はとてもたくましいです。人気の種目は、「棒倒し」「騎馬戦」「大福パン食い競争」などです。「紅白対抗リレー」や「部活動対抗リレー」も盛り上がります。また、6年生では、江戸女の伝統である「御神楽」を踊ります。色とりどりの扇子と太鼓に合わせた鈴の音がとても感動的です。女子校ならではの元気さと美しさを満喫できます。

校外学習

5月の旅行は中学生が一番楽しみにしている行事とのこと。 1年生が軽井沢、2年生が南信州、3年生が奈良・京都。訪れる地域について事前学習をし、自主研修を行います。旅行に行く前の準備段階からしっかりとした指導を行うことも江戸女の特長といえるでしょう。生徒たちが互いにコミュニケーションをとれるような企画を取り入れたり、意欲的に行動できるプログラムを用意したり、さらには、自主的にやりたいことを探すことができるようにホームルーム指導を行っています。江戸川女子中学高等学校では、中学のときから班行動や自主研修を多く取り入れて判断力や対応力を身に付けていきます。旅行行事だけではなく、遠足や社会科見学でも同じように、生徒自身が持つ力をいかしながら発展的な学習を行っていきます。これにより、3年生の修学旅行において、奈良に現地集合するということが実現するのです。様々な局面にどう対応していくかなどの経験をさせることで、生徒たちの成長を段階的に促していく教育を30年以上前から取り入れているからこそ、自信を持って現在でも生徒たちに指導できるわけです。長い年月をかけて熟成させてきた江戸女styleということです。高校生になると、海外での旅行行事も多くなります。4年生では「オーストラリア短期留学(夏休みに希望者のみ)」、5年生では「カナダ修学旅行(普通科コース)」「長期、短期海外研修(英語科コース)」が行われます。期間は異なりますが、ホームステイや自主研修を経験する内容になっています。高校では、留学の希望も多いため、保護者や先生から離れる時期も長くなります。そういったときに、自分でどのように行動していったらよいかの判断力や自立心は、中学3年間での経験から培ったものが大きいのです。

情操教育

先ほど校長先生のお話にあったように、江戸女の情操教育には様々な特長があります。

1年生では「茶道」、2年生では「筝曲」、3年生では「華道」を学びます。すべての授業で専門の講師が教えてくれます。これらは、必修の科目です。礼法も合わせて教わるので、基本的なマナーも身に付き、大人になってからも役に立つものばかりです。茶道だったら、やさしく器に触れ、丁寧に扱うこと。筝曲だったら、みんなと息を合わせて弦をはじくこと。華道だったら、草花への愛情、優しさを忘れないこと。いずれにせよ、どの時間も心の「優しさ、穏やかさ」をテーマにした時間であると考えています。こういった環境を取り入れることによって、自分自身と向き合う静かな時間を確保し、心を落ち着かせて何かに取り組む姿勢を養うことができるのだそうです。

音楽指導

さて、次は音楽指導についてです。下の写真を見て、弦楽部の活動の様子だと思った方は少なくないでしょう。しかし、こちらは生徒全員が受ける授業風景です。音楽の授業の半分の時間を使い弦楽器の授業を行います。外部から講師を招きます。弦楽器を弾けるようになるのは簡単なことではありません。クラスで協力して、一つのものを作り上げることで、信頼関係を築くことや、努力の結果を生み出すことへの喜びを得られるのだと思います。

江戸女は昔から、様々な場面において、こういった情操教育を大切にしてきました。それは、生徒たちが多くの経験をする中で、楽しさや難しさを体感することから得られる「心の成長」を強く望んでいるからです。

渡辺 文彦先生(英語)

学習習慣を身につける

江戸女は“お得な学校”と言われることがあります。その理由は、手厚い学習指導体制にあるようです。具体的な内容を見ていきましょう。

中学補習・講習

中学では、通常の授業に加えて、補習を重視しています。落ちこぼれを作らない、早めに手を打つとう狙いがあります。学期中は、朝テストや隔週で数学・英語の補習(中1)があります。補習だけはなく、講習もあります。勉強をたくさんしたい、もっと自分の力を伸ばしたいという生徒にも、しっかりと対応できるのです。さらに、部活動も両立したいという生徒もたくさんいます。午前中に講習を受け、午後は部活動を思いっきりやることも実現できるのです。江戸女では、塾に通っている生徒が大変少ないといいます。学校での講習・補習が充実しているので、あえて塾に行って時間を費やすことはなくなるのです。時間をしっかりと決めて、勉強と部活動などを上手にカスタマイズできるのも、江戸女styleです。

高校夏期講習

高校ではさらに多くの講座を設置していきます。しかし、最後まで「教えて下さい」のスタンスでは大学受験には対応できないため、自分から先生のところに行き、わからないところがあれば質問しなさいという指導に変わります。 そもそも、江戸女の生徒たちは中学の頃から、先生に質問に行くということが普通になっています。わからないことは恥ずかしいことではない。わかろうという姿勢が大切であるというスタンスで先生たちもいるので、どんな質問にも丁寧に答えてくれます。テスト前は職員室の前が生徒で混雑するくらい熱心に質問に訪れるそうです。テスト前だけではなく、普段も先生を訪ねて小さな疑問を解決しに来ます。そういった積み重ねが、生徒たちの真の実力を育むのでしょう。

大学入試直前講習

下記は大学入試直前講習の英語開講講座の一部です。早慶上智、GMARCH、日東駒専、センター対策、文法、英作文、長文読解、リスニングなどの講座があります。

英語教育について

下記写真の赤枠内をご覧ください。江戸川女子は中学3年間で1170分の英語の授業時間が確保されています。それに対して、新学習指導要領では600分です。つまり、公立の中学校と比べると約2倍の英語授業時間が確保されています。

下記の時間割の中で水色になっているのは英語の授業です。65分×週6コマ、その5コマが「プログレス」という教科書と文法問題集(2年より文法の授業を独立させる)、1コマが外国人教師と日本人教師による英会話の授業です。受験英語と伝達手段としての英語の両方を身につけます。

2020年の大学入試改革対策として、2015年度入学生より年度末に英語集中プログラム(3日間・15コマ)を実施しています。1グループ12名にネイティブの先生1名がつき、英語での自己表現のトレーニングをします。

英語検定3級(中学卒業程度)はもちろん、準2級(高1・高2程度)合格者も60~80パーセントとなっています。中2からはGTECを受験し、自分の英語力の伸びをスコアで把握できるようにしています。

【※GTEC・・・継続的に英語力の伸びを測定できるスコア型英語4技能検定。入試で活用する大学も増えてきている】

授業力アップに向けて

授業力アップに向けての教員の取り組みは下記3点。

●授業アンケートによる問題のフィードバック(学期ごとに生徒にアンケートをとる)

●研究授業とその後の教科会

●3週間に及ぶ授業研修週間

予備校・塾について

中学生で塾に通う生徒は約1割弱ほど。中学受験でお世話になった塾にそのまま通うケースがあるようです。高校に関しては、4割弱が予備校・塾に通っています。(ただし、本当に苦手な1科目という場合がほとんどである。)しかし、最難関大学でも学校の授業・講習で対応することはでき、国公立大学の医学部、旧帝大であっても塾に行かずに合格した生徒は毎年いるとのことです。

教務主任/入試対策委員長 小笠原 敦先生(国語)

入試のスタイル

大きく分けると4つのタイプがあります。

①帰国生入試

②一般4科入試

③一般2科入試

③AO入試    

【一般入試・AO入試】

一般2科入試とAO入試は受験科目が国・算で同じになりますが、難易度が異なります。一般2科入試の合格の目安は65%、AO入試の合格の目安は80%です。 一般2科入試では難しい問題をじっくり解いていく力、AO入試では基礎的な問題をテキパキと解いていく力が必要とされます。どちらが得意なのかを考えて受験してください。心配な方は両方を受験することも可能です。

【帰国生入試】

出願資格:海外生活の経験があり、帰国が小学校入学以降であること。小学校の途中で入って戻って来た人でも良い。年数は問わない。過去に最短2週間の帰国生もいたそうです。語学研修、短期留学に行っていたパターンは認められません。 帰国生入試では、2科目受験と、英語を含めた3科目受験の違いがあります。3科目の場合は、出来の良い2科目で判定されます。苦手科目をカバーすることができる受け方です。

【おすすめポイント】

帰国生入試:11月に合格判定が出ますが、入学手続きの締め切りは平成30年2月5日(月)です。1月・2月は別の学校にチャレンジすることができます。

特待制度:入学金と1年間の授業料が免除になるA特待、入学金のみ免除のB特待の制度があります。詳細は「平成30年度 生徒募集要項」でご確認ください。

https://www.edojo.jp/assets/pdf/edochuyoukou2018.pdf

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