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    教育図鑑
    編集部

    2016-11-28

    インタビュイー:英語科 テニス部顧問 五十嵐達也先生

    インタビュアー:教育図鑑編集部 田口亮太

    イントロダクション:五十嵐先生の授業は全て英語です。言いたいこと、質問があるときにも、生徒はどうにかして英語でそれを伝えようとします。休み時間や放課後、質問に行くときも英語で話しかけないと、「You have to speak to me in English」と言われてしまうそうです(笑)。

    英語で聞かせる、書かせる、歌を聴かせる、毎時間必ず英語のジョークで生徒を楽しませる。とにかく英語を好きになってもらいたいという熱意が伝わってきます。”アツい”先生です。

    1. 自己紹介

    田口お名前、担当教科、この学校に来て何年目か教えてください。

    五十嵐先生:五十嵐達也です。教科は英語を担当していまして、クラブはテニス部の顧問をしています。29年になります。

    田口:ずっと学習院でしょうか。

    五十嵐先生:はい。

    英語科 五十嵐達也先生



    2. 先生になった一番の動機

    田口:先生になった一番の動機を教えてください。

    五十嵐先生:私は小学校時代全く英語を勉強せずに、公立の中学に入学して初めて英語を学びました。既にやっている友達もいて、かなりプレッシャーを感じていて、英語はあまり得意な教科ではなかったんですね。2年生で非常に丁寧に教えてくださる先生に変わって、そこで英語が楽しいなと思えました。さらに、3年生の修学旅行で、たまたま交差点で隣に止まった外国人の旅行者に、せっかく習ったものだから話しかけてみようって、「Where are you going?」って聞いてみたんです。彼らは、もしかしたら全く分かってなかったかもしれない。「I don't know what you say.」って言われたかもしれないんですけど、何らかの反応がありました。それまでネイティブの先生の授業を受けたことなかったので、授業でやってることが実際に伝わるんだってすごい感銘を受けたんですね。こういう感動とか、英語を学ぶ喜びっていうのを、自分自身も伝えられたらいいかなと思って、英語の教師を目指すようになりました。

    田口:実際に外国人に英語で話しかけたのがきっかけだったんですね。

    五十嵐先生:そうです。あとは、2年生の時にはとにかく面倒見のいい、良いところ見つけて褒めてくださる先生がいらっしゃって、そこで先生をやってみたいっていう気持ちがすごく強くなり、しかもその先生のおかげで、英語が分かる喜び感じられたのが大きいと思います。


    3. これまでに習った尊敬できる先生

    田口:これまでに習った先生で、尊敬できる先生を具体的に教えてください。

    五十嵐先生:その中学2年生の時に習った先生が、コツコツ地道に努力をする大切さを、私に懇切丁寧に指導してくださったのが非常に大きいですね。


    4. 教師になった直後と現在の先生ご自身の変化

    田口:教師になった直後と現在とで、先生ご自身で大きく変わったことはありますか?

    五十嵐先生:英語は、とにかくいろんな方法で教えています。例えば聞き取りでは、音楽を聴かせたり映画を見せたりします。書くのでは、相手を説得するようなものを書かせます。読み物は、ニュースに近いものを読ませたり、物語を読ませたりします。いろんな教材を与えて、彼らに何かきっかけが出来ればいいなと思っています。とにかく英語を好きにさせたいってい

    うところは、全く変わらないです。ただ、大きな変化というのは、私、実は3年前にオーストラリアの大学に留学をしまして、そこで色々新しいことを学んできたんです。

    田口:はい。

    五十嵐先生:日本に帰国してからは、生徒たちが英語に接する機会は学校での授業だけなので、英語で授業をしてしまおう考えました。私が英語で授業をする。生徒たちも出来るだけ英語で話しかける。完璧じゃなくてもいいので、言いたいことや質問を、英語で話させる・聞かせるようにしています。

    田口:留学は学校の制度で行かれたのでしょうか?

    五十嵐先生:そうですね。学校で1年間研修を受けられる制度があるので、それを利用して行って参りました。

    田口:留学中のことをお聞かせください。

    五十嵐先生:日本人と話す時も、全部英語を使っていました。マナーの意味もあって、日本語のわからない外国の人がいるところで日本語で話してしまうと、悪口言ってるんじゃないかってちょっと嫌な気持ちになる場合もあるので、たとえ日本人でも日本語ではなく英語で話してたんですね。日本に戻って来てからの授業では、日本語は使わないようにしていますが、授業

    以外の休み時間や放課後に質問に来る時も、他の先生の前で生徒たちもちょっと照れくさいでしょうが、頑張って英語で話すようにさせています。

    田口:じゃあ、五十嵐先生に何か質問をしたい時は、英語じゃないとだめなんですね。

    五十嵐先生:「You have to speak to me in English.」っていう感じですね。(笑)


    5. 好きな本・影響を受けた本

    田口:好きな本、影響を受けた本を教えてください。

    五十嵐先生:

    これ、すごくたくさんあって難しいんですが・・・。今の生徒たちと同じ年齢の頃に読んで感銘受けたのが「次郎物語」です。先生と生徒の関わり合いが描かれています。物語の中に「友愛塾」という塾が出てくるんですが、普通の塾ではなくて、人としての生き方を学ぶような施設なんです。そういう場所があったらいいねと感じながら、読んだことを憶えています。「次郎物語」下村湖人(しもむらこじん)著

    田口:いつ頃読まれたんですか?

    五十嵐先生:高校生の時だったと思います。

    田口:どういうきっかけでこの本を手に取ったんですか?

    五十嵐先生:たしか仲良かった友人が、これ面白いよって勧めてくれたんじゃないかなと思います。その友人とは、将来大きくなったら一緒に友愛塾やろうねーなんて言いながら、彼は銀行員になってしまったんですけどね。(笑)

    田口:(笑)


    6. 子どもを褒めて育てるべきか、厳しく育てるべきか

    田口:生徒を褒めて育てた方がいいと思いますか?それとも厳しく育てた方がいいと思いますか?

    五十嵐先生:これは、状況や生徒にもよりますね。褒めた方がいい生徒もいるし、ちょっと叱咤激励してあげた方が伸びる生徒もいるので、一概には言えないですね。褒めるってすごく難しくって、プライドが高い生徒に、誰でも出来そうなことで褒めてあげると、逆にこちらが馬鹿にされちゃうようなところがあるんですね。アメリカでは褒めることを重視するので、何にでも賞をあげましょうっていうところが結構あるんですね。でも、それをやってしまうと、「え?こんなの誰でもできるんじゃない?」ってなるかもしれない。だからそういうタイプの生徒たちには、ほんとお前すごいなっていう時に褒めてあげると、認められた気がすると思います。一方で、ちょっとしたことでも褒めてあげることがすごく励みになる生徒もいるので、その辺の見極めはすごく難しいと思いますね。だから私のやってることが、果たしてうまくいってるかどうかは分からないんですけどね。でも、どの生徒にでも本当にまずい時には叱ります。厳しくしなきゃいけない時もあると思います。勉強に関しては、やればできるのになっていう生徒が結構多いんですね。だから、彼らのプライドをうまくくすぐるように、もっとやればできるな、もったいないなーと、指導するようにしてるんです。でも、なかなかそれがうまく伝わる生徒と、分かってるけど僕は今、その気にならないからと言って、ずっと本領発揮してくれない生徒もいるので、その辺は難しいところだなと思いますね。


    7. 大学に行くことの意義

    田口:大学に行くとどんないいことがあるかと生徒に聞かれたら、どう答えますか?

    五十嵐先生:これは自分自身もそうなんですが、とにかく自分の勉強したいことが出来るということですね。高校までは必修科目があるので、自分であまりしたくないこともやらなければいけないですよね。でも大学では自分の専門の勉強ができるし、深く掘り下げていくことによって、もしかしたらもっと楽しいことも発見できるかもしれない。中学高校までの狭い世界で見たこと以外にも、興味が出てくると思うので、新たな自分の方向性も見つかるんじゃないかなという気がしますね。そういった意味で、いろんなチャンスが広がるんじゃないかと思います。


    8. 中高一貫校にあって一般の中学校にないもの

    田口:中高一貫校にあって、一般の中学校にないものといったらなんですか?

    五十嵐先生:特に本校では、高校受験を考えなくてもいいので、中3でもずっと部活動を続けられたり、高等科生と一緒に部活をすることができますね。上手な先輩からいろいろ指導してもらったり、相手にしてもらうことで、かなり伸びるチャンスがあると思います。それから、高等科生が中等科の学校行事を手伝いに来てくれるんですね。本校では「遠泳」があるんですが、高等科生が一緒に泳いで、声掛けしてくれるので、そういうのがすごく励みになるんですね。自分も次に高等科生になったら後輩の力になりたいって思えるように指導できるので、やっぱり高等科生と直に接することができるというのは彼らにとってもすごく大きい。ロールモデルというか、目標になるいい先輩がいるというのが彼らにとってもすごく励みになるんじゃないかなと思います。

    田口:遠泳は高等科生の科目・授業にはないけれども、手伝ってくれるんですね。

    五十嵐先生:そうですね。遠泳は別に授業ではないんですね。本校にはプールがあるので、1週間に1度必ず泳ぐ機会があるんですが、遠泳は夏休みに参加する行事です。高等科生は、部活があっても、うまく休んで参加してくれます。泳ぐのは中等科1・2年生がメインなんですね。一番長く泳ぐ子は4キロ、3キロ、それから2キロ、500メートルとあるんですが、そこに中3の助手見習いの生徒が一緒に泳いでサポートしてくれたり、高等科生の先輩も来てくれて、頑張れと応援してくれたり、泳ぎ方を指導してくれたりしますよ。

    【※編集部注釈:沼津遊泳・・静岡県沼津市にある学習院の宿泊施設を利用して毎年7月21日〜25日の期間で臨海学校を実施しています。1年生から3年生までを対象にした希望者参加の行事です。3kmや4kmの遠泳の他、学校のプールでは行うことが難しい「順下」という飛び込み方、また艪を使って舟を進める練習(漕艇訓練)なども行います。泳ぎの全くできない生徒も最低500mは泳げるようになって帰京してきます。一貫学校の良き伝統が生きている行事で、指導は教員のほかに、学習院高等科、学習院大学の現役学生および卒業生(ОB)が指導、助手として参加しており、大正2年から現在に至るまで続いている行事です。】


    9. 勉強以外で一生懸命取り組んでほしいこと

    田口:中学に合格した生徒に、勉強以外で一生懸命取り組んでほしいことはどんなことですか?

    五十嵐先生:勉強以外にも何かしら必ず取り組んでもらたい。それは運動でもいいし、文化系のクラブ、音楽でもいいですし、学校外でボランティア活動をしたり、本をたくさん読んでもいいですよね。ただ個人的には人と関わってもらいたいんですね。だから、本校に入学して部活に入らなかったら、もう半分損しちゃってるなって思います。別に彼らは仲間を作ろうと思ってやっていないですけど、卒業すると集まってくれる仲間とか、いつもつるんでる仲間というのは部活の仲間が多いですし、それが彼らの財産になってると思いますね。できれば部活に入って、何かしらやって、継続してもらえるといいんじゃないかなって強く願ってます。

    田口:6年間で出来る仲間っていうのは大きいですよね。

    五十嵐先生:大きいですね。


    10. 背伸びして入った場合、授業について行けますか?

    田口:背伸びして入った場合、授業について行けますか?

    五十嵐先生:例えば、英語では「分割授業」というのをやっていて、英語が初めての生徒はABCの発音から始めるんですね。中には小学校の3、4年生から小学校の授業でやってる生徒もいますが、ちゃんと追いつけます。共学での英語は、女子の方が語学に長けているので、既に小学校で英語が苦手と思ってる生徒もいるんですね。だから、予備知識が無の状態で入ってきて、初めての教科だから頑張るぞっていう生徒の方が、かえって伸びますね。また、定期的にクラスを入れ替えているんです。学級ごとに入れ替えていくと、中1で下のクラスにいた生徒の半分以上が、中3最後には上のクラスに入ったりということもあります。そのためには、それなりに努力は必要なので、小テストは毎回あって、宿題は毎回出します。それをちゃんとコツコツ継続してやれば、必ず伸びてくると思います。サボってしまうと、ついてこれなくなってしまうかもしれませんね。特に、受験で入ってきた生徒の中で時々あるのが、弾けちゃう子がいるんですね。「やったー!合格したー!」って。

    田口:(笑)

    五十嵐先生:そうすると、1学期は算数が数学に変わっても、それまでの貯金があるのでなんとかできるんですが、だんだん貯金も使い果たしちゃったり。一番心配なのは、勉強しなきゃいけないんだけど、勉強に自分を持っていくことができなくなってしまう生徒もいるんですよ。そういう時はちょっと心配ですけど、頑張るぞっていう気持ちがあれば、試験なんて水物なので、結果は全く分からないと思いますね。だから、背伸びかどうかはあまり関係なくて、自分がほんとに頑張るぞって気持ちがあれば、いくらでもこの環境では伸びていけると思います。気持ちの問題だと思います。

    田口:もしついて行けない生徒が出てきてしまった時に、その生徒をフォローしていく仕組みとかっていうのは?

    五十嵐先生:オフィシャルには、3年生には補習というのがあるんですね。高等科進学という、義務教育が終わるところなので、あんまり高くないですがハードルがあるんですね。高校進学、高等科を希望してるのに行けなくなっちゃうと、ちょっとかわいそうなので補習があります。ただ、補習の対象になる生徒は、例えば国、数、理、社、英、全教科だと、毎日6時間目が終わった後に補習なので疲れちゃうかもしれません。本当に効率がいいのかどうか、分からない部分があるんですね。でも今は、比較的遅れが心配な英語と数学に関しては分割でやっています。1クラス20人、その中で出来なかった生徒には、個々の教員が傷が広がる前に早めに対処しているので、学ぶペースが遅い生徒もフォロー出来ているのかなと考えています。


    11. 生徒からの印象的な相談

    田口:生徒からの相談で印象的なものがあったら教えてください。

    五十嵐先生:留学をしたいっていう生徒が多いんですね。中3で応募して高1から行くんですが、どうしても学校の英語だけだと不十分なので、個人的にどんな勉強をしたらいいのかなという質問を受けることがありますね。生徒の持っている能力によって、それぞれ対応は変わりますね。例えば、英語の授業では教科書を細かく読む練習をしているんですが、実際に留学するとパッと読んで全体を理解したり、必要な情報だけを読み取ったりする能力が必要なんですね。そういう読み方の指導を個人的にしています。あとは、単純にもっと語彙を増やしたい場合、あんまり面白くない物を読んでると続かないので、日本を旅行する外国人向けに、日本ってこんな風に違うんだよっていうことが、英語でネットに載っている物を読ませたりしますね。

    田口:はい。

    五十嵐先生:例えば、日本人はラーメンを食べる時に音立てますよ、トイレにウォシュレットありますよ、ゴミの分別をきちんとやってるんですよ、忘れ物がちゃんと届くんですよ、などなど。生徒たちが既に知っていることが英語で表現されている。でも、これ全部授業ではやりません、ちょっと大変なので。能力のある生徒とか、興味のある生徒が、読みたかったら読んでもいいよっていうような感じす。

    田口:はい。

    五十嵐先生:これも授業では使ってないんですけど、生徒たちに渡してる「Catch a Wave」です。時事ニュースが高校生用に易しい英語で書かれています。野球やサッカー、ファッション、建築、歴史、落語など、自分たちが興味のある物を軽い気持ちで読んでみる。何が書かれているかは、日本語でニュース見てると分かるので、英語でもなんとなく分かったつもりになるんですね。分かったつもりになるの、すごく大事です。分からない単語があってもサッと読む、飛ばしてしまう。僕は、その場のニーズに合わせてやり方を提示して、生徒たちが引っかかったところは、どんどん自分で勉強進めて行くっていうアイディアを提供してますね。

    「Catch a Wave: 楽しく読んで,力がつく英字新聞」

    田口:これを何年生に渡しているんですか?

    五十嵐先生:中等科3年生ですね。帰国生やある程度個人で勉強してる生徒は、無理なく読めると思いますが、生徒も様々なので、彼らにあまりにもそぐわない物を渡してしまうと、もう無理だと諦められちゃうんですね。だから、なんとなく分かるぞという感覚がすごく大事で。読むためのレベルと話すためのレベルだったら、話すためのレベルは読む物よりもっと落とさないといけないので、何を鍛えるための教材かによっても難易度を変えていかなければいけないですね。生徒のレベルを判断した上で与えるようにしています。ただ、全ての生徒に個別対応は出来ないので、とりあえずパッと渡して、彼らがなんとなく食指が動いた物に、食いついてくれればいいかなと思って渡してます。


    12. 授業について

    田口:授業の準備はどんなことをしていますか?

    五十嵐先生:基本的には教科書をメインに使ってるんですが、私は上のクラスを教えているので、それだけだとちょっとつまらなくなっちゃうかなと思って。例えば、教科書に出てくるのに関連した別の表現を準備したり、実際それを生徒に書かせられるように準備します。あと、派生語という、動詞に関連する名詞や形容詞だとかそういったものを、彼らからうまい具合に

    引き出させる工夫もしますね。授業はすべて英語ですから、説明するときは、彼らの知っている単語や表現を使って説明しなければいけない。どうやったら、彼らに伝えられるのかを考えるようにはしてますね。

    田口:授業で心がけていることは何ですか?

    五十嵐先生:僕は、授業は楽しくなきゃいけないって思うので、ギャグを必ず。(笑)ジョークを必ず入れることにしてるんですね。そうすると、生徒はそればっかり覚えて肝心なところは覚えてなかったりするんですけど。(笑)

    田口:(笑)

    五十嵐先生:以前は「Today’s joke」のコーナーを授業の最初にやってました。それ以外にも必ず何かお笑い部分を入れるようにしています。実は、ティーチングプラン(授業のレジュメ)のジョークのところには、「ここは落とせない!」って赤字で書いてあります。

    田口:(笑)

    五十嵐先生:本質とは違うのかもしれないですが、何か面白いと思ってもらう、そこだけでも授業が楽しいなって思ってもらうのがすごくいいと思うんです。ですから、必ず盛り上がる部分を1つは作りたいなと思って、もうくだらない、ダジャレみたいなところから始まって、ちょっと高度なジョークなども、出来るだけ準備するようにはしてます。(笑)


    13. 授業で使う教材

    田口:どんな教材を使って授業をしていますか?

    五十嵐先生:「NEW CROWN」の教科書と準拠のワークブックです。予習として、教科書を日本語にしてきてもらいます。そして、授業で説明しながら直します。その中から重要な文を5つ覚えて、小テストに出します。あとはワークブックを復習する、というのがパターンです。いつも同じパターンを繰り返していると、生徒たちも英語の勉強ってこういうもんだなと思っているので、小テストも当たり前になっています。たまにテストがないとすごく喜ぶんですよね。

    田口:(笑)

    授業で使う教科書、問題集


    五十嵐先生が使っている教科書、いろいろと書き込みがあります


    14. 英語教育で特に力を入れていること

    田口:英語教育で特に力を入れてることってなんですか?

    五十嵐先生:生徒には、何かしら自分はこれが得意だぞって思えるように、授業もうまくバランスを取りたいと思っています。話すことが得意な生徒もいれば、読み書きができる生徒もいる。どこかでとっかかりが出来るように、スピーチをさせたり、いろんな技能の発表するチャンスを設けて、楽しいなとか、出来るぞっていう達成感を持てるような授業が出来たらいいなと心がけてはいます。

    田口:ありがとうございます。


    15. 課題レポート

    下記3点のレポートは、中等科3年生が「中等科生に携帯電話やスマートフォンが必要か不要か」というテーマに対して、英語で自分の考えをまとめたレポートです。できるだけ辞書は使わないこと(調べた単語は○で囲む)、構成を考えること、できるだけ20分以内に書くことが条件になっています。1人目の生徒は、入学後から英語を勉強しはじめた生徒です。何か問題があったときに両親や家族と連絡をとるため、また、勉強していてわからないことが出てきた時などに調べ物をするために、スマートフォンは必要だ考えているようです。2人目は、帰国生ではないですが、英語が得意な生徒のようです。調べ学習や脳トレなど勉強面でつかうこともある、また、電車やバスの移動中の情報収集にはスマートフォンの方が向いているなどの理由により、必要と考えているようです。3人目は、帰国生で高い英語力を持った生徒です。一度手に取るとずっといじってしまい、結果的に勉強時間や睡眠時間を削ることになる。また、ソーシャルメディアの使用をめぐる問題もあるため、中等科生がスマートフォンを使用するべきではないと考えているようです。語彙力も高く、主張→具体例→結論ときちんとした構成で書かれています。赤字は先生の記入した箇所です。


    スマホ必要派
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