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教育図鑑
編集部

1. ちょっと泥臭くて魅力的な勉強法

 書名には「勉強法」とありますが、得点アップ術

や合格法などは書かれていません。著者はゴリラの研究者で、2014年から京都大学の総長を務めています。発想を練って相手に「それ、おもろいな」と興味を持たせるように伝える「対人力」こそが、いまの時代に求められているといいます。

 描かれているのは、40年におよぶアフリカのジャングルでの研究生活で体験したリアルな事例です。研究は現地の人の協力なしには進められませんが、どのように人間関係を築くのか。たとえば、危険な地域の調査で人を雇う際は、相手に「こいつは金を持ってそうだな」と思わせないとついてきません。同時に「金のために殺すのは少々惜しい」と思わせないとならないといいます。そのためには「そばに置いておきたいよな、友達として」と思わせるとともに「あいつは、おれを必要としている」と感じてもらうことも欠かせません。

 ゴリラからも教えられることがあります。著者はゴリラから「品格」を感じるといいますが、言葉以外の情報、特に視覚に映る「構え」が、対話には重要です。

 ほかにも京都で送った学生生活なども記述。ジャングルと京都で培われた、ちょっと泥臭くて魅力的な「勉強法」が紹介されています。未来を生き抜く力は、学力よりもこちらが重要かも!?(朝日中高生新聞編集部選)

(朝日中高生新聞 2018年1月28日号)

2. その他の中学受験お役立ち情報

この勉強本がすごい! 「勉強の哲学 来たるべきバカのために(朝日中高生新聞 2018年1月21日号)

朝小・本・辞書を活用して「国語の力」つけましょう(朝日小学生新聞 2018年1月24日号)

高校受験期のポイント(朝日中高生新聞 2018年1月28日号)

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