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わが子にあう中学校をえらぶサイト

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来春の中学入試に向けて、大規模な模擬試験(模試)が実施される時期になりました。自分が苦手にしている単元や分野を見きわめたり、成績をもとに受験する学校をしぼりこんだり、模試にはいろいろな利用方法があります。ポイントをまとめました。(大島淳一)

通っている塾や目標とする学校の難易度によっても異なりますが、私立中学や国立中学をめざす受験生がよく利用するのは早稲田アカデミーやSAPIXが実施する模試、日能研の「全国公開模試(合格判定テスト)」、首都圏模試センターの「統一合判」、四谷大塚の「合不合判定テスト」などといえそうです。


 それぞれの模試は母集団(受験者層)がやや異なり、たとえ対象校が同じであっても偏差値に差が生じます。たとえば全国公開模試と統一合判、合不合判定テストの三つについて合格可能性80パーセントの偏差値をみると、開成の場合、全国公開模試と合不合判定テストは71、統一合判が78といった具合です。桜蔭の場合、全国公開模試は67、合不合判定テストは71、統一合判が76となっています。模試によって問題の難易度がちがい、それほど高くない場合は上位の学校の偏差値は上昇しがちです。


志望校の難易度に応じて選択

 こうした傾向を踏まえ、私立や国立の上位校をめざす受験生は全国公開模試や合不合判定テスト、中堅校レベルを志望するというなら統一合判といった選び方が一つの目安になります。難関校や人気が高い上位校を念頭においている場合、それぞれの学校の出題傾向や形式などに合わせた早稲田アカデミーの「学校別合格判定模試」、SAPIXの「学校別サピックスオープン」などがおすすめです。


 公立中高一貫校をめざす場合、各校の地元に拠点をおいている塾の模試を利用するのがよさそうです。左にある一覧のなかには盛り込まれていないものの、神奈川県内にある公立中高一貫校なら臨海セミナーの「学校別公立中高一貫校オープン模試」、東京都内にある公立中高一貫校なら早稲田進学会の「そっくり模試」などが目安になるかもしれません。

月に1、2回ほど同じ模試を受ける

 模試を受ける目的の一つは本番と同じような雰囲気を味わうこと。同じ立場の受験生に囲まれ、緊張感が高まるなかでも力を発揮する——。その練習の場になります。


 慣れないうちは設問を読みまちがえるなど、ふだんはしないケアレスミスを重ねるかもしれません。よくあるのが、選択肢から「誤っているもの」を選ばなければならないのに「正しいもの」を選ぶというミスです。避けるには設問の指示部分に線を引いたり、めだつように印を書いたりするのが効果的です。何回か模試を受けるなかで、こうした「予防策」を徹底することも身につけます。


 実際の入試では「得点しなければならない問題」「時間がかかっても解くべき問題」「解けなくてもしかたがない問題」などと出題の難易度を見きわめ、手際よく解答することが求められます。模試はその力を高めたり、ためしたりする機会にもなります。


 テストが始まったら、まずは問題全体に目を通し、どのような構成になっているのかをとらえます。大問1の(1)から取りかかる必要はなく、得意な分野の問題から解くのが鉄則です。「ちょっとむずかしいかも」と感じた問題は後回しにしてかまいません。こうしたペースを模試でつかみ、実際の入試でも「使える」ようにします。


 力の伸び具合を確認するときにも模試が役に立ちます。その場合、ほぼ同じ母集団での成績の推移をとらえることが大事なので「今月は○○模試、来月は●●模試、その次は□□模試……」と、次々にかえるのはおすすめできません。通塾しているなら、その塾が実施する模試を軸にして月1、2回のペースで受けるのが目安です。過去問(実際の入試問題)との相性も加味したうえで、最終的に受験する学校をしぼりこみます。

苦手を発見、補強

 成績表の点数や偏差値をみて「いい結果だった」「だめだった」で終わってしまう受験生もめだちます。でも、重視したいのは自分が苦手にしている分野や単元がどこなのかをとらえること。解けなかった問題を洗い出し、その理由をチェックすることが欠かせません。「問題をよく読めば解けた」「応用的な力を高める必要がある」などと分類し、復習でしっかり補強。くり返し類題を解き、解法などを身につけます。

 

 復習で特に優先したいのが「全体の正答率が高いのに解けなかった問題」です。その部分を補強しないと、本番で苦戦する心配があります。(2018年9月号 朝日進学情報)

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