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過去問取り組み、弱点発見

 入試本番が少しずつ近づき、より実戦的な勉強に取り組む時期に入りました。臨海セミナー中学受験科大野支部長の中川秀然さんは、今月からやるべきことは「弱点の克服です」と話します。志望校の決め方の目安や実際に出題された問題(過去問)の解き方、これから力をのばす方法について聞きました。(畑山敦子)

チャレンジ校まで視野に

 志望校をどこにするか迷っている人もいるでしょう。臨海セミナーでは、模擬試験(模試)で出た自分の偏差値を基準に、プラスマイナス3以内の学校は実力に見合った「適正校」、マイナス4以下は「有望校」、プラス4以上は「チャレンジ校」とし、選ぶ目安にするよう話しています。

 中川さんは、適正校や有望校だけでなく、チャレンジ校も受験校に入れることが大事といいます。「自分にとって難しい学校を設定することで、より応用的な問題で実力をつけることができます。結果として第1志望の合格につながります」

 また「偏差値だけで決め、入ったら想像とちがっていたとしたら残念。できるだけ学校説明会に行って、授業や学校生活など自分が行きたいと思える中学校か、家族ともよく相談した上で決めてほしいです」と話します。

時間内に解けなくていい

イラスト・川島星河 志望校が定まってきたら、過去問に取り組みましょう。「最初は実際の試験時間内に解けなくていいので、問題の傾向に慣れましょう」とアドバイス。

採点したら、結果と正解できなかった問題について記録しておくとよいそうです。「弱点が分かったらそこにもどって確認し、克服していくことをくり返します。今から弱点をなくしていくことが結果につながります」。平日は弱点の復習や塾などの勉強に時間をあて、時間のある土日に過去問を解くと、時間を有効に使えます。

 模試の結果についても、どの問題ができなかったかに注目するといいといいます。「正答率50%以上の問題ができていなかったら、それは自分の弱点分野です。今のうちに復習し、分からないところをなくしていきましょう」

 受験も近づき、勉強しても思うような結果が出なかったり、勉強のつかれがたまったりすると、ストレスで気持ちが落ち着かない人もいるかもしれません。中川さんは「親御さんはおこらない、あせらない、プレッシャーをあたえないことを意識してほしいです」と話します。「家でも勉強のことをいわれると、安らげる場所がなくなってしまいます。子どものがんばっているところをほめて見守ることが大切です」

 勉強の合間に、散歩したり、野球が好きならキャッチボールをしたり、買い物に行ったりするなど、適度に体を動かすのも気分転換におすすめです。

 4、5年生は、基礎の勉強を積み重ねることが大事です。「計算問題や漢字などを日常的に勉強する習慣をつけておくことをおすすめします」(2018年10月5日 朝日小学生新聞)


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