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2020年度からおこなわれる「大学入学共通テスト」(21年1月に実施)では、とくに英語に対する関心が高まっています。大学入試の英語がどのようにかわるのか、それにともない、小学生のみなさんは何を意識したらいいのかを解説します。今回は新しい入試の「大枠」とねらいなどを取り上げます。(執筆・池田智史 Z会 中高事業部)

23年度まで「共通」「民間」併用

 大学入学共通テストの実施に向け、今月10、11日に「試行調査」(プレテスト)がおこなわれました。2017年度につづいて実施され、出題の構成や難易度、改善すべき点をさぐるといった目的がありました。英語の場合、高校3年生に対して「筆記(リーディング=読む)」「リスニング(聞く)」を問う内容でした。

 20年度からは、共通テストとして大学入試センターがつくる「読む」「聞く」の技能を評価する試験に加え、大学入試センターが認定した民間の資格・検定試験(認定試験)を活用することが、文部科学省によって示されています。共通テストの英語の試験は23年度まで実施されることになっており、20~23年度は共通テストと認定試験のどちらか一方を用いるか、あるいは両方を用いるかを各大学が判断します。


 認定試験について、国立大学協会は推薦試験などをのぞき、一般選抜のすべての受験生に課す方針を定め、秋田大学や広島大学、熊本大学などが利用する考えを明らかにしています。私立大学の一部も認定試験を活用する方針ですが、東京大学は20年度の入試では出願要件の一つとして使うものの、合否判定には用いないと発表しました。

 高校では22年度の高校1年生から「新学習指導要領」にもとづくカリキュラムが実施されることになっており、24年度以降の大学入試はその内容に沿った試験に。共通テストの英語は23年度まで実施され、そのあとは認定試験に一本化される見こみですが、いまの時点では不透明な部分があるのが実情です。

変化の背景を把握 勉強の方向を想定

 民間の認定試験の導入については、さまざまな課題が指摘されています。小学生のみなさんが大学入試にのぞむとき、いまの時点で想定されている内容が見直され、「あり方」がかわっている可能性もあります。

 大学入試をふまえ、どのように英語と向き合えばいいかを考えるとき、「指標」になりそうなものがあります。「学習指導要領の改訂や大学入試改革の背景にどのような考えがあるのか」「いまのセンター試験から共通テストにかわると、問題はどのように変化するのか」……。こうした視点をもつのが一つの方法です。

 たとえば学習指導要領の改訂で重要なのは「目標」に関する記述が大幅に増えることです。いまの指導要領でも4技能(読む、聞く、書く、話す)それぞれの目標が示されていますが、新指導要領では「英語で何ができるようになるか」という点がより重視されます。

 英語を身につけるには単語や文法の習得が欠かせませんが、知識があるかどうかを評価するのではなく、「英語でものごとをたずねられる」「必要な英語の情報をさがして理解できる」など「実際に英語が必要になったとき、その要求を満たせるか」といった点が大事になります。

2018年11月16日 朝日小学生新聞掲載

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