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わが子にあう中学校をえらぶサイト

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早稲田アカデミーの福田貴一先生が、中学受験を考えるみなさんに向けて語るコラムの第2回。今回は計画通りに学習が進まない人へ、アドバイスします。


試行錯誤をくり返そう

 「学習計画がうまく進みません。もっと時間を確保できるように見直した方がよいでしょうか?」。保護者の方からこんな質問を受けたことがあります。計画は初めから完璧につくれるものではありません。予定した学習内容がこなせない場合には、もちろん見直しが必要ですが、ただ時間を増やせばよいわけでもないのです。

 その時期に家庭で行うべき学習と、学校をふくめた1週間の流れ――「課題」「時間」の両方を把握することが、学習計画づくりの第1ステップ。状況をチェックし、「今週はこういう形でやってみよう」など、試行錯誤をくり返していくことが重要です。

効果的な三つのポイント

 効果的な計画づくりのポイントを紹介します。

①1回の学習時間は「一人で集中できる時間」に

 小学生が一人で集中できる時間には限界があります。3~4年生では30~45分が目安。保護者が横に座っていれば、もう少し延ばせるかもしれませんが、それでも1回で1時間以上とることはおすすめしません。

②苦手科目は得意科目の2倍の時間をとる

 塾の宿題でも、得意科目では標準的な時間より早く終わり、逆に苦手科目では、もっと時間がかかると思います。初めから苦手科目は得意科目の2倍の時間がかかると考えて、スケジュールを組んでおけば安心です。

③5分でできる課題は起きてすぐ、食事の前、寝る前に

 漢字の練習や計算ドリルなど短時間でできるものは、生活習慣に組みこんでしまいましょう。4年生までの間に習慣ができてしまえば、高学年になってからかなり楽に学習計画を進めることができるはずです。

決めた時間に必ずスタート

 子どもは「やりたいこと」を優先したいときもあります。たとえば「もうちょっとだけ本を読ませて」とお願いされたら、保護者はどう答えるべきでしょうか。

 学習に集中させるために少々大目に見る……という対処も考えられますが、子どもに「勉強にとりかかりたくない」という気持ちがあるようならNG。「計画通りに勉強を始めないといけませんよ」と言うのが保護者の正しい対応となります。

 学習の開始時間を守らせることは、とても大切です。5年生にもなれば、やりたいことがあっても優先順位を考える意識が芽生えてきます。自制を自覚するようになったら、そこからが「受験に向けた道のり」の本格的なスタートだと、私は考えています。(2018年11月21日 朝日小学生新聞掲載)

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福田貴一 早稲田アカデミー千葉・城東エリア統括責任者、

錦糸町校(東京都墨田区)校長


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