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わが子にあう中学校をえらぶサイト

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保護者のみなさんが学生だったころとくらべて、学校での授業は大きくかわってきています。今回は、先端の科学技術の活用という観点から、大学入試や授業の変化について解説します。

高木信太郎(Z会 ICT事業部)


大学入試でパソコン活用も


 政府は去年6月、「未来投資戦略2018」をまとめました。いまの小学6年生が高校3年生になる2024年度からの大学入学共通テストで、情報技術の活用を学ぶ「情報㈵」を出題科目とし、コンピューター上で試験をおこなうことも検討すると、もりこまれています。

 コンピューターを活用する試験は、民間が実施する英語の資格・検定試験などで導入されています。テクノロジー(科学技術)を導入する動きが広がるなか、中学・高校の授業でも、どんどんパソコンやタブレットを用いるようになってきています。

 このような動きは「EdTech」とよばれます。「Education」(教育)と「Technology」(科学技術)をあわせたことばで、教育に科学技術を加える取り組みのことをあらわします。

 経済産業省がすすめる「『未来の教室』実証事業」では、学校の授業にテクノロジーをとり入れることで「学習者(園児・児童・生徒)中心」の学びにかわるのではという考えにそって、さまざまな学校や企業が参加。

 黒板を前に先生が解説して学習者が内容を写すという授業だけでは、競争がきびしくなる国際社会を生きぬくことができないとして、教室・先生・学習内容のあり方についても検証していきます。


タブレットで瞬時に調べる


 その一つが、静岡県三島市にある日本大学三島高校・中学校(以下、日大三島)とZ会の取り組み。中学2年生を対象にタブレット端末を活用して「食」をテーマにした授業をおこなっています。

 学校で「調べ学習」をするとき、図書室の本や新聞、パソコンのウェブサイトなどで調べるという例が多いかもしれません。日大三島では生徒が1人1台、タブレット端末を持ち、調べながら授業が展開します。

 「中食とは何か」「人間はどのようにおいしさを感じるのか」など、知りたいことを知りたいと思ったタイミングで調べられます。もちろん、図書室なども利用し、適切な方法で調べる習慣も身につけようとしています。

 タブレットを利用することで、自分の意見を先生やクラスメートと共有することもできます。

 教室の前に出るなどして発表しなければ、クラスで考えを共有できなかったのが、タブレットに書きこむことで、瞬時にほかの人に伝えることができます。

 この実証事業では、新たな試みも実施。たとえば各生徒の自宅でタブレット(iPad)のアプリ「Z会Asteria」の機能を使って、クラスメートとオンラインでディスカッション(話し合い)。Z会のスタッフが手助けします。

 自宅での「調べ学習」にゆきづまったり、授業で議論をしているうちに時間が足りなくなったり……。こうした場合でもテクノロジーを活用することで自分で解決したり、それぞれの自宅にいながら議論をつづけたりすることができ、効率も上がります。近い将来、学校という「場所」、授業という「時間」にとらわれず、学習者が中心となる環境が、あたりまえになっているかもしれません。(2019年1月18日 朝日小学生新聞掲載

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