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わが子にあう中学校をえらぶサイト

東京・神奈川・千葉・埼玉の私立中学校・国立中高一貫校342校の情報を掲載/小学校の保護者約50,000名が登録

塾が選ぶ 理数教育に力を入れている中高一貫校(首都圏)ランキング

「うちの子は算数や理科が得意だから…」と、理系に強い中学校の受験を決意したものの、学校説明会に行ったりパンフレットを眺めたところで、志望校選びはなかなか判断は難しいものです。

そこで頼りになるのが、中学受験のエキスパートである学習塾の先生たちが、その確かな目で徹底評価した「オススメ校」です。首都圏283塾の塾長、教室長が厳選※1したオススメ校をポイント形式で評価したランキング※2が下記の通りです。


【理数教育に力を入れている中高一貫校(首都圏) ランキング】

     1位 東邦大学付属東邦中学校高等学校

     2位 広尾学園中学校・高等学校

     3位 芝浦工業大学柏中学高等学校

     4位 工学院大附属中学校・高等学校

     5位 小野学園女子中学・高等学校

     6位 芝浦工業大学附属中学高等学校

     7位 桐蔭学園 中等教育学校

     8位 豊島岡女子学園 中学校・高等学校

     8位 文京学院大学女子中学校・高等学校

     8位 浅野学園 浅野中学・高等学校



    子供が6年間を過ごす環境、そしてどのような教育を受けられるのかを考える上で、偏差値などの表層的なデータには表れない部分に、子供の適性にあった学校を見極めるポイントが隠されているかもしれません。

    例えば、他校より理数系科目の授業数理科実験教室が多い、その学校オリジナルの教材を利用しているなど、中高一貫校の特性を生かした独自のカリキュラム構成に秘密があるのでしょうか。また、実験設備などの環境や施設が充実しているということは、任意とはいえ高額な寄付金の募集につながっているのでは、など学習塾の多くの先生達が着目し、評価を得る事となった所以について様々なポイントから検証し、ランキング上位校の特色ある理数教育の取り組みについて探ってみたいと思います。

    ※1 調査方法:オススメ度の順に5校連記してもらい、最初に挙がった学校に5点、次を4点……と加点する形で集計
    出典:「教育進学総合研究所」株式会社大学通信(2019年4月30日にサイト廃止)

    1位 東邦大学付属東邦中学校高等学校【千葉・共学】

     アクセス

     〒275-8511 千葉県習志野市泉町2-1-37 

    • JR総武線 津田沼駅下車(東京駅地下ホームから快速電車で約30分)
      京成バス 津田沼駅北口
      ー 4番乗り場から、「済生会病院」行き以外ならいずれでも可
      ー 5番乗り場なら「ユトリシア経由八千代台駅」行、また「日大実籾」行
           所要時間 約15分/「東邦大付属東邦中学・高等学校前」下車/徒歩2分(3~5分毎発車)
    • 京成本線京成大久保駅下車徒歩約10分
      (JR・京成日暮里駅から京成大久保駅まで特急を使い京成津田沼で乗りかえれば約40分)

     偏差値

    【男子】
    サピックス
    日能研
    四谷大塚
    首都圏模試
    2019
    推薦
    5月表示予定5月表示予定6072
    前期
    54616173
    後期
    55626073
    2018
    推薦
    - 6072
    前期
    52606073
    後期
    55626173
    2017
    推薦
    5972
    前期52616072
    後期54616173
    【女子】
    サピックス
    日能研
    四谷大塚
    首都圏模試
    2019
    推薦
     -6373
    前期
     54616472
    後期
     55626273
    2018
    推薦
     -6373
    前期
     52606372
    後期
     55626373
    2017
    推薦
     -- 6272
    前期
     52616371
    後期
     54616373

     競争率

    【男子】

    2019
    推薦
     16.5
    前期
     2.3
    後期
     6.7
    2018
    推薦
     19.2
    前期
     2.2
    後期
     20.5
    2017
    推薦
     18.6
    前期
     2.1
    後期
     19.2
    【女子】

    2019
    推薦
     24.3
    前期
     2.9
    後期
     6.1
    2018
    推薦
     20.3
    前期
     2.0
    後期
     20.7
    2017
    推薦
     25.6
    前期
     2.1
    後期
     15.6

     主要大学合格実績


    東京大学京都大学一橋大学東京工業大学
    20199023
    20186269
    201744313

     理数教育の特色

    理系科目の授業時間数
    (週あたり)

    中1:算数 6  理科 5
    中2:算数 6  理科 5
    中3:算数 6  理科 6

    理科実験の取り組み

    基礎基本の積み重ねにより本物の力を身に付ける為に、生徒自身が実験や実習を行う時間が多く、理科の授業は実験重視となっている。中学では、週5時間の理科の授業のうち1時間の割合で実験を行う

    中学3年生からは高校の授業がスタートし、物理・化学・生物 に分けて、この3科目を高校1年生まで全員が学ぶ。すべての生徒が幅広く深い科学的教養を身につけられ、理系に強い東邦と言われる所以だろう。

    算数の取り組み

    【数学トレーニングマラソン】
    数学はなんといっても繰り返し演習が大切。この「数学トレーニングマラソン」は、授業で出される宿題以外に、数学科の先生作成による独自のプリントを毎日自宅で解答し、翌日に提出するシステム。生徒の自宅学習をサポートする事で、生徒の自律性と学習習慣が育まれる。

    使用教材(平成30年度)

    観察や実験を重視、視覚教材なども積極的に活用。

    特別体験講座

    高1が対象の、東邦大佐倉病院で外科手術を体験する大人気の「ブラックジャックセミナー」や、隣接する東邦大学理学部・薬学部やその他多くの大学と連携して実験・実習体験を行う「大学キャンパス開講講座」が1期(7月)、2期(11月)、3期(12月)に分けて開講。本物の医療現場を疑似体験したり、学校での学習内容が社会の中でどのように生かされるのかを理解する事で、自らの将来を見つめるきっかけとなりそうだ。

    【平成30年度実施講座の一部】
    ・ハーシー・チェイスの実験
    身近な環境の分析-薄層クロマトグラフィーを用いた植物色素の分析
    ナノの世界-フラーレンとナノチューブ-
    ・ホタルの光を人工的に再現しよう
    マイナス 270℃の世界と超伝導現象を体験しよう
    生物多様性の進化と保全をコンピュータでシミュレーションしよう
    ロボットを作ってみよう-ロボット製作とプログラミング-
    電気エネルギー体験!?-ステンレスに電波を流してパンを作ろう-
    電池って何!?-金属板と IC でオルゴールづくり-

        理系進学率

        伝統的に約7割の生徒が理系の大学を志望。理系の中では、医歯薬系の志望者がとても多い。
        2018年:81名が医歯薬系の大学に現役合格(卒業生361)

        設 備

        理科実験室は中学理科棟に3つ、高校には物理室2・生物2に加えて第1・第2化学実験室と、中高あわせて9つの理科実験室。天体観測室も設置。Open PC室には生徒用コンピューター20台。

        理数系コンテスト受賞歴

        ・2018年:First Robotics Competition(FRC)世界大会 にて「Rookie Inspiration Award」受賞
        ・2009年:
        第5回全国物理コンテスト・物理チャレンジ 2009 優良賞

        SSH指定校

        文系、理系の分岐時期・割合

        高2より専門科目6単位分の必修選択枠が学習スタート。高3で文系・理系のコース別クラスに分かれ、専門分野の学習を進めるとともに、自由選択科目によって国公立受験向け・私立受験向けと、自分の進路に合わせて履修。例年、高3では理系志望者が全体の7割、文系志望者が3割という割合。

        年間必要経費

        (平成31年度実績)
        [入学金]340,000円
        [年額授業料]372,000円
        [施設維持費]168,000円(校舎等建設期成会費 9,000円含む)

        寄付金

        なし

         東邦大付のルーツ

        医理薬・看護・健康科学部を擁する東邦大学の付属校であり、また帝国女子医学専門学校が創立のルーツという事もあり伝統的に医師・理系分野の志望者が多く集まっていたようです。「理系に進みたいので東邦」と考える生徒が多く、そんな受験生の希望に応えるべく2017年度には第一志望者を対象とした推薦入試が導入され、高校募集は廃止されました。そこで付属中高の一貫教育というゆとりを活かし、大学や研究機関と連携した最先端の実験・講義を通して生徒の知的好奇心を刺激する事で、もともと理数系科目に秀でた生徒の能力をさらに伸長しているようです。

         「自分探しの旅」をサポートする学習プログラム

        大学進路実績をみてもその流れは顕著で、約7割が理系の大学を志望し、驚くべきは女子生徒もその7割が理系志望だという事です。さらに特徴的なのは、東大合格者は例年一桁に留まるものの国公立・私立医歯薬獣医系の大学への合格実績は、超難関校の桜蔭などと比較しても遜色のない結果となっています。それほど高い実績を誇る同校は理系学習に偏っているのでは、文系志望はの生徒は肩身が狭いのでは、と思われますがさにあらず。この学校では、高1まで全教科を学ぶリベラルアーツ型のカリキュラムが特色となっています。

        つまり全生徒が幅広い教養を学ぶ事で多様な進路選択を促し、生徒自ら自分にあった専門性や適性を開拓していく主体的な学校生活を送る事ができます。そしてこの学校の最大の特色がこの「自分探しの旅」と呼ばれるものなのです。なんとなく理数系科目が得意だから、理数系に力を入れているこの学校を志望したというお子さんもいるかもしれません。本当に自分のやりたい事が理数系なのか、他にも自分の適性を活かす選択肢があるのでは、と大いに悩み模索するための多彩な学びの場がこの学校にはあります。すべての教科の本質を楽しく学び理解を深化させることで、様々な分野に興味や関心が広がる仕組みがあります。

        机上の学習に留まらず実験や体験を通して、自ら課題・問題を探求し主体的に学習することで、自分の適性にあった専門性や目指すべき道を切り拓く力を身に付ける事ができるのだと思います。そして、その為のプログラムは実に豊富で、とてもユニークです。

         ハイレベルな「学問体験講座」

        附属高という事で東邦大学理学部・薬学部をメインとする大学研究室や大学院との高大連携プログラムが充実しており、高校の段階から大学レベルのより専門的かつ最先端の学問に触れる取り組みがなされています。それが同校の「自分探し学習」の目玉の一つともいえます。7月のI期と12月のIII期は東邦大学の施設を活用し、大学の先生が講師となる実験・実習講座です。11月のII期は国私立大学の著名な先生による講演になります。本物志向の東邦ならではの一歩進んだハイレベルな実験を体験する事でより深く学ぶきっかけとなり、科学への興味がより一層膨らむ機会となりそうです。

         高3の1学期には全学習が終了する東邦型早期完習学習!

        通常の授業は、月曜から金曜まで6時間、土曜は4時間の授業が行われ、十分な演習や実験・実習をこなしながらも、主要教材の全学習範囲を高校3年1学期までに終了するという東邦型早期完習学習実施されており、早くも中学3年生から物理・化学・生物に分けて高校の内容を学びます。高校1年生まではそれら3科目を全員が学ぶことで、多くの生徒が深い科学的教養を身につけるという点でからも約7割が理系を志望するとうのも不思議ではありません。そして、このような本格的理科教育が「理系に強い東邦」と言われる所以なのかもしれません。

         毎日の積み重ねで培う地道な努力ー数学トレーニングマラソン

        さらに特筆すべきは「数学トレーニングマラソン」で、数学の先生が独自に作成したプリント問題を希望者が毎日自分のペースで1日1枚ずつ自宅で問題を解き、翌日に提出するという地道なトレーニングです。自宅学習の動機付けとなり、演習を積み重ねる事で盤石な基礎固めが期待できそうです。

         東邦大付の強み

        中高を通じて、実験・体験を中心とするそのカリキュラムには、すべての教科を満遍なく学び幅広い教養を身に付けるための同校独自のアプローチがありました。そのプロセスで、生徒一人ひとりが主体的に物事に取り組み問題提起をし、そして解決の道を自ら探るという人間形成の基盤を確立する場となっています。実験中心の授業が生徒にもたらす力は、すべての分野において、思考力と実行力の源となるのでしょう。同校が理科教育を重視した学習を展開する事で、生徒がしっかりと将来を見つめ自分の道を切り開く契機となっているものと確信致しました。


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        2位 広尾学園中学校・高等学校【東京・共学】

         アクセス

         〒106-0047  東京都港区南麻布5-1-14

        • 東京メトロ日比谷線 広尾駅下車 4番出口すぐ
        • 都営バス
          - [品97] 品川駅前-新宿駅西口
          - [黒77] 目黒駅前-千駄ヶ谷駅前
            日赤医療センター下・広尾学園前下車すぐ

         偏差値

        【男子】サピックス日能研 四谷大塚 首都圏模試
        20191回55615969
        2回636270
        2回ISG646371
        3回6271
        3回ISG626171
        医進・サイエンス666471
        20181回55605969
        2回59636170
        2回ISG646371
        3回566171
        3回ISG6271
        医進・サイエンス59656471
        20171回53585868
        2回57646169
        2回ISG58646369
        3回556070
        3回ISG566270
        医進・サイエンス56666470
        【女子】サピックス日能研 四谷大塚 首都圏模試
        20191回55616169
        2回636570
        2回ISG646671
        3回6471
        3回ISG626571
        医進・サイエンス666671
        20181回55606169
        2回59636470
        2回ISG646571
        3回566371
        3回ISG6471
        医進・サイエンス59656671
        20171回53586068
        2回57646469
        2回ISG58646569
        3回556370
        3回ISG566470
        医進・サイエンス56666670

         競争率

        【男子】

        2019
        1回
        4.1
        2回
        3.5
        2回ISG
        2.3
        3回8.2
        3回ISG7.6
        医進・サイエンス3.6
        2018
        1回
        4.7
        2回
        3.6
        2回ISG3.3
        3回8.6
        3回ISG5.1
        医進・サイエンス
        4.1
        2017
        1回
        4.0
        2回4.4
        2回ISG
        3.6
        3回7.9
        3回ISG
        5.4
        医進・サイエンス3.6
        【女子】

        2019
        1回
        5.9
        2回
        3.8
        2回ISG
        3.3
        3回11.1
        3回ISG7.1
        医進・サイエンス6.4
        2018
        1回
        6.6
        2回
        4.2
        2回ISG3.3
        3回8.5
        3回ISG5.0
        医進・サイエンス
        5.5
        2017
        1回
        6.4
        2回6.2
        2回ISG
        3.2
        3回11.3
        3回ISG
        5.6
        医進・サイエンス4.4

         主要大学合格実績


        東京大学京都大学一橋大学東京工業大学
        2019



        20181128
        20176534

         理数教育(医進・サイエンスコース)の特色

        理系科目の授業時間数
        (週あたり)

        中1:算数 5  理科 3
        中2:算数 6  理科 4
        中3:算数 5  理科 3

        理科実験の取り組み

        理科授業とは別に理科実験の時間が週1時間。

        算数の取り組み

        計算演習を行い常に満点を意識し、高い計算力を身につけ基礎となる知識の定着を図る。自ら考える姿勢を大切にし、自分の考えを発表する機会も設け思考を論理的に表現する力を養成する。

        使用教材(平成30年度)

        【理科】
        ・視覚でとらえるフォトサイエンス物理図録(数研出版)
        ・視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録(数研出版)
        ・視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録(数研出版

        【数学】
        代数の先生(昇龍堂) 
        ・幾何の先生
        (昇龍堂) 

        教科書だけではなく、生徒の理解度・進度に合わせ数学を楽しみながら学べる、教員作成のオリジナル教材を使用。

        特別体験講座

        第一線で活躍する医師、研究者などのトップランナーとのディスカッションや本格的な実習を受講する機会がある。
        「第一線を知る講座」広学特別講演会】
        ・2009年度第1回は心臓外科医の須磨久善先生の講演
        【「自らが体験して学ぶ体験講座」 広学サイエンス講座】
        ・大学の研究室訪問プログラム
        ・ロボットプログラミング講座
        ・つくばサイエンスツアー
        ・宇宙天文合宿
        ・DNA鑑定講座 等開催・広学スーパーアカデミア(最先端・最前線のスーパー講座)
         ― 脳ができあがるまで
         ― 広尾学園生なら分かるabc予想と超双子素数
         ― とらえろ!シロウリガイのたまGO!
         ― 錯視の脳科学 
         ― 超低温と超伝導の世界
         ― プログラミングで数学的思考をする

        理系進学率

        2018年:78名が理数系の大学に現役合格(卒業生261名)

        設 備

        化学・生物・物理専門の3つのサイエンスラボがある。
        サーマルサイクラー、クリオスタット、蛍光倒立顕微鏡、蛍光実体顕微鏡など最先端の機器、設備を完備し、放課後や土曜日に活用することも可能。

        理数系コンテスト受賞歴

        ・2019年:バイオインフォマティクス技術者認定試験に中学3年医進・サイエンスコース生徒が最年少合格し、特別賞(最年少合格者)受賞
        ・2019年:Project MARS -Education League JP -最終フェーズにて最優秀賞
        ・2018年:第8回科学の甲子園東京都大会 実技競技にて第1位
        ・第8回高校生によるMIMS現象数理学研究発表会 口頭発表部門 審査員特別賞、ポスター発表部門 ポスター賞
        ・2018年:第2回高校生科学教育大賞にて最優秀賞
        ・2017年:第11回高校生理科研究発表会にて「千葉大学長賞」「English Presentation Award」ダブル受賞
        ・2017年:第61回日本学生科学賞東京都大会にて医進・サイエンスコース中学3年生が奨励賞
        ・2017年:第7回高校生によるMIMS現象数理学研究発表会 口頭発表 審査員特別賞、ポスター発表 審査員特別賞
        ・2013年・2014年:”未来の科学者”の芽を発掘し、育てる 「つくばScience Edge サイエンスアイデアコンテスト」アイデアコンテスト」部門 探求指向賞

        SSH指定校

        文系、理系の分岐時期・割合

        高校入学直後から志望コース選択の準備に入り、志望大学・学部を想定した履修選択科目を決めていく。高1の12月までには志望コースを決定。医進・サイエンスコースは、医学部志望か理系志望に進む。3分の1程度が医学部志望で、ほかの3分の2がその他の理工系学部を志望。

        年間必要経費

        (平成29年度実績)
        [入学金]388,000円
        [年額授業料]480,000円
        [施設維持費]30,000円

        寄付金

        1口10万円以上・2口以上(任意)

        海外大学への進学も多くインターナショナルコースも併設し、国際色が強い広尾学園ですが、2011年には医進・サイエンスコースが設立され、ロボットプログラミング講座や、DNAサイエンス講座など他校には見られない個性的な理系教育が行われていることで注目され始めると、その人気は鰻登りとなり、今や都内最大級の中学受験者数を誇ります。特に今年は、プロレスラーであるジャガー横田さんのご子息が、広尾学園の医進・サイエンスコースを目指す様子がテレビ放映された事でさらに注目を浴びたのではないでしょうか。

         最先端の学習環境

        なんといっても広尾学園の誇るべき特徴は、その充実した学習環境にあります。校舎6階に化学、生物、物理と3つのサイエンスラボが並びます。生徒たちは大学研究室レベルの最新実験機器や機材を備えた充実した環境の中で、学校の授業を超越した実験を体験することが出でき、早い時期から化学へのリテラシーを高める事ができます。また、第一線で活躍する人々に出会える機会を提供する事で、本物に触れながら存分に自分の研究に邁進する生徒の探求心を充たすサポートが充実しています。こういった学習環境により、生徒は学問を追及する面白さに気づき、自ら高度な専門知識や技術を身に付けようという自律型学習の姿勢が定着し、いずれは世界の研究者と肩を並べる存在になりたいというモチベーションに繋がっているようです。

        さらに論文やプレゼンテーションを作成する際の支援体制も確立しています。医進・サイエンスコースでは、生徒に20名の専属教職員はついており、生徒一人一人とChromebookでつながり、情報共有、プレゼン資料等の指導を受けられます。結果、論文作成の際にも役立つ、効率よく信憑性の高い情報を取捨選択する能力を日常的に身に付ける事ができ、自然と最先端のICTスキルの習得に繋がっているのではないでしょうか。

         繰り返し学習の積み重ね P.L.T. プログラム

        もう一つ教育の特色として挙げられるのが、基礎学力の定着を目指す広尾学園独自の学習プログラムP.L.T.(Personalized Learning Test/Practical Listening Test)です。生徒それぞれの学習進度に合わせて朝の10分間小テストが「P.L.T.」が行われます。答案は学習支援センターに送られ、結果に基づい基礎学力定着に向けた対策課題が作成されます。こうして反復学習を行うことで苦手分野の克服を図るのです。

        週単位で自分の理解度と弱点を自己チェックする事ができるので、とりこぼすことなく着実に基礎を積み上げ、得意分野はさらなるレベルアップにつながるのではないでしょうか。

         中高大連携プログラム

        医師を目指す生徒が多いのも広尾学園の特徴ですが、そういった生徒の強いマインドを確立するために取り組んでいるのが中高大連携プログラムです。バチスタ手術を日本で初めて成功させた心臓外科医の須磨久善先生の特別講演会や、大学の研究室を訪問し大学教授や大学生から研究について学ぶ研究室訪問ツアーなども行われいます。また医師希望者は、病理診断を体験する講座や順天堂大学練馬病院の協力のもと、手術前のカンファレンスや実際に手術室に入ることもあるそうです。

        本物に触れることで生徒のモチベーションはより一層喚起され、キャリア意識の醸成に役立っているのではないでしょうか。

         広尾学園の強み

        昨年はランキング10位でしたが、今年は一気に2位と大躍進しました。その背景には、東京の一等地でありながら、充実した最先端施設とカリキュラムを備え、優秀な人材が集めた広尾学園の本物志向の教育がありました。

        「医進・サイエンスコース」には、将来理数系を目指す意欲的な生徒が主体的に学び、中高の枠にとらわれずにより専門的な知識・研究を支援する様々プログラムがありました。そして、本物の科学の世界に触れ、科学的知見を創出するステージが用意されています。

        また、高度なICTスキルによる高い情報リテラシーの形成が、医療に対するより一層の興味と感心を引き出し、将来の学術論文作成に必要な技術の習得に役立つのでしょう。
        寄付金の募集はありますが、金額的には平均的な数字だと思います。他校では得られない最先端施設で一流のプログラムを提供する広尾学園には、寄付金を有効に活用し、今後とも時代のニーズに合わせて様々な変革を突き進めてくれるのではと期待しています。


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        3位 芝浦工業大学柏中学高等学校【千葉・共学】

         アクセス

         〒277-0033 千葉県柏市増尾700

        • 東武アーバンパークライン(野田線) 柏駅より スクールバス 15分
        • 東武アーバンパークライン(野田線) 新柏駅より スクールバス 5分・徒歩 25分

         偏差値

        【男子】
        サピックス
        日能研
        四谷大塚
        首都圏模試
        2019第1回・GSクラス- 57 66
        第1回・一般クラス5553 65
        第2回・GSクラス5766
        第2回・一般クラス545665
        第3回・一般クラス
        525062
        2018第1回・GSクラス5766
        第1回・一般クラス555365
        第2回・GSクラス5666
        第2回・一般クラス545465
        第3回・一般クラス
        505062
        2017第1回・GSクラス5766
        第1回・一般クラス555364
        第2回・GSクラス5666
        第2回・一般クラス545462
        第3回・一般クラス
        5160
        【女子】
        サピックス
        日能研
        四谷大塚
        首都圏模試
        2019第1回・GSクラス59 65
        第1回・一般クラス555566
        第2回・GSクラス5965
        第2回・一般クラス545865
        第3回・一般クラス
        525162
        2018第1回・GSクラス5966
        第1回・一般クラス555565
        第2回・GSクラス5866
        第2回・一般クラス545665
        第3回・一般クラス
        505162
        2017第1回・GSクラス5966
        第1回・一般クラス555564
        第2回・GSクラス5866
        第2回・一般クラス545664
        第3回・一般クラス
        5160

         競争率

        【男子】

        2019第1回・GSクラス9.8
        第1回・一般クラス2.7
        第2回・GSクラス30.8
        第2回・一般クラス5.8
        第3回・一般クラス
        4.3
        2018第1回・GSクラス9.1
        第1回・一般クラス2.5
        第2回・GSクラス25.5
        第2回・一般クラス4.6
        第3回・一般クラス
        6.3
        2017第1回・GSクラス8.6
        第1回・一般クラス 2.5
        第2回・GSクラス15.6
        第2回・一般クラス4.4
        第3回・一般クラス
        2.6
        【女子】

        2019第1回・GSクラス12.4
        第1回・一般クラス2.3
        第2回・GSクラス23.6
        第2回・一般クラス7.4
        第3回・一般クラス
        3.4
        2018第1回・GSクラス10.8
        第1回・一般クラス 2.1
        第2回・GSクラス27.6
        第2回・一般クラス5.1
        第3回・一般クラス
        7.7
        2017第1回・GSクラス8.6
        第1回・一般クラス2.4
        第2回・GSクラス26.8
        第2回・一般クラス5.8
        第3回・一般クラス
        1.8

         主要大学合格実績


        東京大学京都大学一橋大学東京工業大学
        20193002
        20180311
        20171102

         理数教育の特色

        理系科目の授業時間数
        (週あたり)

        中1:算数 5.5  理科 4
        中2:算数 5.5  理科 4
        中3:算数 6.5  理科 4

        理科実験の取り組み

        授業の2回に1回のペースで行う実験

        算数の取り組み

        数学検定を年3回校内にて実施

        使用教材(平成30年度)

        中1 ----------------------------------------
        理科A
        教科書:未来へひろがるサイエンス1(啓林館)
        副教材最新 理科便覧 千葉県版(浜島書店)
                  教育開発出版 中学の生物

        【理科B
        教科書:未来へひろがるサイエンス1(啓林館
        副教材: 中学の地学、物理(教育開発出版)
                     最新理科便覧千葉県版(浜島書店)

        【幾何
        教科書:数学の世界 1年(数研出版)
        副教材:体系数学1(幾何編)(数研出版)
                    体系問題集 数学1 幾何編 発展(数研出版)

        代数
        教科書:数学の世界 1年(数研出版)
        副教材:体系数学1(代数編)(数研出版)
            体系問題集 数学1 代数編 発展(数研出版)

        中2 ----------------------------------------

        【理科A
        教科書: 未来へひろがるサイエンス1,2(啓林館)
        副教材: 最新 理科便覧 千葉県版(浜島書店)
                    中学の化学 中学の化学(教育開発出版)
                    アクセスノート化学基礎 改訂版(実教出版)

        理科B
        教科書:未来へひろがるサイエンス2(啓林館)
        副教材: 中学の地学、物理(教育開発出版)
                     最新理科便覧千葉県版(浜島書店)

        幾何
        教科書:数学の世界 2年(数研出版)
        副教材:体系数学2(幾何編)(数研出版)
        体系問題集 数学2 幾何編 発展(数研出版)

        代数
        教科書 :数学の世界 2年(数研出版)

        副教材:体系数学2(代数編)(数研出版)
                    体系問題集 数学2 代数編 発展(数研出版)

        中3 ----------------------------------------

        理科A
        教科書: 未来へひろがるサイエンス2,3(啓林館)
        副教材: 最新 理科便覧 千葉県版(浜島書店)
                    中学の化学 中学の生物(教育開発出版)
                    アプローチドリル化学基礎1,2(第一学習社)

        理科B
        教科書:未来へひろがるサイエンス3(啓林館)
        副教材: 中学の地学、物理(教育開発出版)
        最新理科便覧千葉県版(浜島書店)

        幾何
        教科書:体系数学2 幾何編,数学Ⅰ,数学A(数研出版)
        副教材:体系問題集 数学2 幾何編 発展(数研出版)
        チャート式 基礎からの数学Ⅰ+A(数研出版)
        基礎からの数学Ⅰ完成ノート (数研出版)

        代数
        教科書:数学Ⅰ,数学A(数研出版)
        副教材:チャート式 基礎からの数学Ⅰ+A(数研出版)
        基礎からの数学Ⅰ完成ノート(数研出版)
        基礎からの数学A 完成ノート(数研出版)

        特別体験講座

        スーパーサイエンスハイスクールの取り組みを発展させた「芝浦サイエンス」を開講

        【2018年のプログラム紹介】
        ・芝浦サイエンス ~理系に特化したオリジナルプログラム~
         ー
        「金と銀の不思議を探る」に参加
         ー「たたら製鉄体験」に参加
         ー「女子生徒による化学研究発表交流会」に参加
         ー「千葉大学ポスター発表会」に参加
         ーノーベル化学賞の白川先生による実験プログラムに参加

        グリーンスクール ~科学や自然への探究心を育む~
        中学1年次の5月に福島県高杖で宿泊研修
        外部講師による充実の特別授業 ~数学の楽しさを体験~
        (大学教員などの学外の方々による数学の講義
         ー社会で数学はどのように役立っているか
         ーオリガミクス
         ー立体錯覚の不思議

          理系進学率

          理系:文系の割合は6:4 内部進学率は約10%
          2018年:国公立理系25名 私立理系114名 芝浦推薦27名(卒業生284名)

          設 備

          物理室、理科実験室、生物・地学実験室、化学室

          理数系コンテスト受賞歴

          ・2018年:第20回全国中学高校Webコンテスト 経済産業大臣賞、プラチナ賞、金賞、銀賞
          ・2017年:第19回全国中学高校Webコンテスト 総務大臣賞、プラチナ賞、金賞、銀賞
          ・2016年:第18回全国中学高校Webコンテスト 最優秀賞、プラチナ賞、文部科学大臣賞、日本オラクル特別賞、金賞
          ・2015年:
           第13回日本ジュニア数学オリンピック 銀賞
          ・2015年:第18回全国中学高校Webコンテスト 総務大臣賞/プラチナ賞/日本オラクル奨励賞
          ・2014年:第9回高校生理科研究発表会 県高校長協会賞
          ・2014年:高校生科学技術チャレンジ(JSEC)JFEスチール賞
          ・2011年:日本生物学オリンピック2011 敢闘賞

          SSH指定校

          文系、理系の分岐時期・割合

          高校2年時からはジェネラルラーニングクラスが、文系(世界史・地理選択と世界史・日本史選択の2コース)・理系(物理・化学選択と生物・化学選択の2コース)の計4コースとなる。グローバル・サイエンスコースは、原則として文系と理系の2コース。高校3年文系が3コース、理系が6コースに分かれる。グローバル・サイエンスコースもグローバルコース(文系)とサイエンスコース(理系)に分かれる。

          年間必要経費

          (平成29年度実績)
          [入学金]250,000円
          [年額授業料]396,000円
          [施設維持費]238,000円

          寄付金

          20万円以上(任意)

          2004年度から2008年度の指定に続き、2018年にスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けたことで、「理数教育に重点を置いた学習を行う学校」であるとの認識が一般にも浸透してきたのではないかと思います。工業大学の付属高かつSSHの指定校だけあり、芝浦工業大柏では中高一貫教育の特色を生かし、より理数研究への主体的な姿勢が深められる高大連携や外部との連携を強化した、バラエティ豊かな独自プログラムの開発が進められています。


           芝柏流の理系教育プログラム

          その一つとして、スーパーサイエンスハイスクールに再指定されたことで研究への取り組みをさらに進化させた芝浦サイエンス」が開講しました。生徒一人一人が探究心を持ち、より実践的な目標に向かって挑戦し、生徒自身が問題解決を行うプロセスを重視したプログラムになっています。例えばノーベル化学賞を受賞した白川先生による実験プログラムやたたら製鉄体験、遺伝子組み換え実験に取り組むなど、最先端の実験に取り組む事で生徒の好奇心をかきたて、より高いレベルの領域をめざし創造性あふれる未来の研究者へと導く道筋が伺えます。

          理系に進んだリケジョも多く輩出しており、理系分野への進学について悩む女性のためのイベントを開催するなど、リケジョの為のバックアップ体制も整備されています。

          また「グリーンスクール」という自然体験プログラムがあり、自然の中で行う環境体験学習のフィールドワークを通じて培った自然科学への興味や関心を、学内研究にフィードバックすることで、実践的な学びを形成しているのかもしれません。

           芝柏流のアクティブラーニング

          驚いた事にこの学校にはチャイムはありません。生徒たちはどのようにスケジュールを管理するのでしょうか?受動的に次の行動を促すチャイムがならないという事は、自分の時計とスケジュール帳で自己管理しなければなりません。つまり、生徒は常に主体的に判断し行動を起こし、思考するしかけがあるのです。これは生活面の自律だけではなく、学問においても疑問を追及し考え、自己解決能力を高めるきっかになっているのだと思います。

          数学の授業においてもアクティブラーニング型の授業が取り入れられています。

          「SK学習ルーブリック」というチェックシートがあり、生徒自身が学びのあり方を見つめ決定していく仕組みです。「主体的な学び」「深い学び」「協働する学び」それぞれの項目に自分の学びを自己評価することで、主体的に考える事を学び成果を上げる学習へと促します。一方でICT機器も積極的に活用し、時代のニーズに即した学習環境が整備されています。生徒は一人一台ノートパソコンを購入する事になりますが、パソコンが必需品となった現代においては、パソコンもツールの一つとして、「何をやりたいか」の目的意識をもって活用するのであれば、さらに知りたい、もっと深く知りたいという知識欲をかきたて情報の幅は一気に拡大すると思います。目的に応じて適切にツールとして有効活用するのであればデジタルツールも推奨されて然るべきなのかもしれません。

           コンテスト受賞歴

          芝浦柏で目を見張るべくは、数々の理数系コンテストに積極的な参加を促し、かつ立派な成果を収めている事です。同校は、これまでにも「科学・数学オリンピック」では全国大会敢闘賞や地区優秀賞を受賞し、「物理チャレンジ」「化学グランプリ」「生物学オリンピック」でも入賞を果たしています。多くの科学系コンテストへ挑戦することで、日ごろの学習成果を発揮する場は学外にも広がっています。受験本位の学習だけではなく、同じ志を持つ仲間と交流したり、競いあう事でより深く学問を掘り下げるきっかけになっているのではないでしょうか。

           芝浦工業大学柏中学高等学校の強み

          芝浦柏は昨年の20位から3位と大躍進しました。

          やはり、スーパーサイエンスハイスクールに再指定され、スーパーサイエンスハイスクールから、芝浦サイエンスクラスへの進化が大きな原動力となり、ワンランク上の高度な授業、アクティブラーニングの手法が奏功し東大をはじめとする最難関国公立を突破しうるサイエンス力を育てるカリキュラムが評価されたのだと思います。

          また、安全管理も万全の実験室では授業の2回に1回のペースで、生徒自らが主体となって実験を行い、考察することでより深い学びを達成している事です。そして科学に対する探求力を発表する数多くの機会が提供されており、生徒の学ぶ意欲を全面的にサポートする体制が整っています。

          進学実績からみても、グローバルサイエンスクラスの一期生が、京都大学の理学部数学科に3名も合格(内、特色入試での合格者1名)し、国公立医学部医学科2名の合格を含む166名(卒業生284名)が理数系に進学している実績からも「理系に強い芝柏」を強く印象づけたのではないでしょうか。

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          4位 工学院大附属中学校・高等学校【東京・共学】

           アクセス

           〒192-0015 東京都八王子市中野町2647−2

          • JR線 JR八王子駅下車
            - バス乗り場15番 スクールバスにて「直通工学院大学行」(15分)終点「工学院大学」下車(徒歩1分)
            ※15番乗り場からの乗車は、10:29発までの直通バスです。その他の時間は6番乗り場からとなります。 
          • - バス乗り場6番 「工学院大学西経由楢原町行」(約20分)「工学院大学西」下車(徒歩5分)
            - バス乗り場6番  各停バス「工学院大学行」(約20分)終点「工学院大学」下車(徒歩1分)
          • 京王線 八王子駅下車
            - バス乗り場3番 「工学院大学西経由楢原町行」(約20分)「工学院大学西」下車(徒歩5分)
            - バス乗り場3番 各停バス「工学院大学行」(約20分)終点「工学院大学」下車(徒歩1分)

           偏差値

          【男子】
          サピックス
          日能研
          四谷大塚
          首都圏模試
          2019
          第1回 A
          52
          第1回 B
          3951
          第2回 A
          50
          第2回 B50
          第3回50
          第4回50
          2018
          第1回 A
          40
          第1回 B
          39
          第2回 A
          38 - 
          第2回 B
          第3回
          第4回
          2017
          第1回 A
          4152
          第1回 B
          - 4350
          第2回 A
           3849
          第2回 B49
          第3回50
          第4回50
          【女子】
          サピックス
          日能研
          四谷大塚
          首都圏模試
          2019
          第1回 A
          - 49 
          第1回 B
          - 4049
          第2回 A
          - 49
          第2回 B49
          第3回49
          第4回49
          2018
          第1回 A
          40
          第1回 B
          41 - 
          第2回 A
          38 - 
          第2回 B
          第3回
          第4回
          2017
          第1回 A
          42 52 
          第1回 B
          - 4450
          第2回 A
          - 3849
          第2回 B49
          第3回50
          第4回50

           競争率

          【男子】

          2019
          第1回 A
          第1回 B
          第2回 A
          第2回 B
          第3回
          第4回
          2018
          第1回 A
          1.7
          第1回 B
          1.2
          第2回 A
          2.3
          第2回 B1.6
          第3回2.0
          第4回1.5
          2017
          第1回 A
          1.6
          第1回 B
          1.5
          第2回 A
          1.9
          第2回 B1.8
          第3回3.5
          第4回3.3
          【女子】

          2019
          第1回 A
          第1回 B
          第2回 A
          第2回 B
          第3回
          第4回
          2018
          第1回 A
          1.2
          第1回 B
          1.1
          第2回 A
          1.0
          第2回 B1.3
          第3回1.0
          第4回1.0
          2017
          第1回 A
          1.5
          第1回 B
          1.6
          第2回 A
          3.6
          第2回 B1.7
          第3回6.0
          第4回2.7

           主要大学合格実績


          東京大学京都大学一橋大学東京工業大学
          20190001
          20180000
          20170000

           理数教育(ハイブリッド特進理数クラス)の特色

          理系科目の授業時間数
          (週あたり)

          中1:算数 6  理科 4
          中2:算数 6  理科 4
          中3:算数 6  理科 5

          理科実験の取り組み

          定期的に、隣接する工学院大学にて大学の先生による講義と実験を体験。
          ハイブリッド特進理数クラスの理科では、週に1回以上、実験や研究について学ぶ。

          算数の取り組み

          高校2年生の夏休み最終週に夏期セミナーを実施。セミナーでは計算コンテストが行われる。

          使用教材(平成30年度)

          【理科】
          未来へひろがるサイエンス1・2・3(啓林館)

          【数学】

          未来へひろがる数学1・2・3(啓林館)

          特別体験講座

          ・Life is Tech!(メンターの指導の元、最新のIT技術を学ぶ3日間
          実社会で活躍する医師や研究者、エンジニアといった方々の講演
          ハンガリー医科大学をはじめとするヨーロッパの医療系大学の視察

          理系進学率

          不明

          設 備

          中学校用の理科室、中高共通の物理実験室、化学実験室、生物実験室の4教室、天体観測ドーム、図書館内にデジタル工作機械でものづくりができるFabスペース

          理数系コンテスト受賞歴

          ・2018年:「FAB 3D CONTEST 2018」(3Dプリンターを使った創造的なものづくりを競うコンテスト)カテゴリー3 優秀賞(第1位相当)、特別賞(第2位相当)
          ・2017年:サイエンスキャッスル2017関東大会 大会特別賞

          SSH指定校

          文系、理系の分岐時期・割合

          ハイブリッドサイエンスコース(医歯薬理工):高校1年時から医学部、歯学部、薬学部、難関大学理工系学部に特化。
          ハイブリッド文理先進コース・ハイブリッド文理コース:高校2年時から文系・理系に分かれる。

          年間必要経費

          (平成29年度実績)

          [入学金]240,000円
          [年額授業料]480,000円(ハイブリッド特進理数)
          [施設費]130,000円(初年度)
          [施設維持費]108,000円(次年度以降)

          寄付金

          なし

          近年、急速に進む世の中のグローバル社で活躍できる人材育成のために、グローバル教育を充実させた学科の創設とともに、理数系にフォーカスしたコースを新設する学校が増えています。

          工学院大附属中学校・高等学校でも、2015年より今後グローバル化が急速に進む世界において活躍できる人材育成、多言語・多文化の共生を目指して「ハイブリッド特進理数クラス」が中学に創設されました。高校からはハイブリッドサイエンスコースと名称が変わります。

          「理数教育に力を入れている学校」との評価は、前年の7位から少し順位を上げ4位にアップしております。新設されたこの「ハイブリッド特進クラス」の理数教育が実績に繋がっているのでしょうか。

           ハイブリッドサイエンスコース

          中学校入学の時点で、理数系を目指しその分野に秀でた生徒約35名が「ハイブリッド特進理数クラス」を選択します。元々理数系に高い関心を持った意欲的な生徒を集め、早い時期から理数系に特化したカリキュラムを組んでいくので、他のクラスより理科の授業時間が多くなっているのが特徴です。高校進学時は「ハイブリッドサイエンスコース」と名称が変わり、より専門的で高度な学問の探求に向け、科学実験や研究についての深い知識を身に付けます。実験レポートや科学論文の書き方など、一歩進んだ大学で必要とされるようなスキルを身に付けることで、より実践的な思考力が強化されるのでしょう。

          ハイブリッドサイエンスコースは1年次から医学部、歯学部、薬学部、難関大学理工系学部といった入試に向けた目標設定を行い、2年次までに理系教科の殆どを修了する先取り学習で、受験に向けた取り組みを進めています。ですので3年時では目指すべき志望校に目標を定め、より実践的な演習授業を行う事ができるのです。

           手厚い大学受験指導

          工学院大附属高等学校では大学受験指導の一環として、生徒が目的に向かって効果的に学習を進める自学力を身に付けるために、様々な学習サポートを行っています。
          その一つが「チューター自習室」です。
          放課後の食堂を「ピア・ラーニングルーム」と呼び、自習室として開放しています。さらに、難題に直面し解法を導けず苦労している時は、大学生のチューターに相談することもできるので、生徒が主体的に難問に立ち向かい課題を解決しようとする能力の向上が期待できるのではないでしょうか。

          また、「F1ゼミ」という学校の教師による放課後の講習・補習があり、生徒の習熟度に合わせより実践的な大学受験対策や授業サポートなが行われています。さらに大学入試に照準を合わせた進学強化講習が「K1ゼミ」です。こちらは有料ですが、大手予備校のプロ講師の授業を学校で、安価で受講できる効率の良いシステムだと思います。

          「ハイブリッドサイエンスコース」のように進度が早く、より難解なレベルの授業を受ける生徒達にとってこのように様々なサポート授業を学校内で受けられるのはかなりメリットになるでしょう。こういった学習支援が生徒の実力アップを引き出す事ができれば、大学合格実績にも反映され、いわゆるおトク度の高い学校としての評価が期待できるのでは?

          また、隣接する工学院大学八王子キャンパス内の新2号館「ラーニング・コモンズ」は中高生でも自習室として利用したり、大学の先生からアドバイスを受けることができるなど、中高大一貫校ならではの連携教育が十分に活用されている結果だと思います。

           工学院大付の強み

          大学附属高でありながら、より高いレベルで理数系分野の学問を究めたいという生徒を育成する専門コースが設置され、医歯薬理工系の難関大学受験対策をサポートする体制が充実している学校です。

          さらに、早い時期から専門性の高い医学系・自然科学系の論文を読む機会を設けることで、自分の目指す専門分野において課題を見つけ解決する能力を高め、理系スペシャリストの養成に努めています。2016年入試からレゴを使った「レゴ入試」を行うなどユニークな取り組みもなされています。レゴを使って地図の面積を算出したり、与えられたテーマを表現したりと、近年話題となっている思考力問題で解答までのプロセスを評価するものです。こんなところにも、柔らかい頭を持ち、深くじっくり考えられる生徒を求める学校のメッセージを伺えます。

          本校には高大連携の特別講座などもあり、大学との連携授業によって、より深く学ぶきっかけをつくり、高い目的意識をもって日々の探求学習に繋げていくことができます。

          科学的思考力を養う学習を根底に、大学進学に必要な知識の習得をめざした手厚いサポートは、大学付属校の役割を超越した万全の受験対策を期待できるものであり、ハイブリッドサイエンスコースの卒業生が難関大学への進路実績に大きく貢献する日への期待が込められているのではないでしょうか。


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          5位 小野学園女子中学・高等学校【東京・女子】(2020年度より品川翔英中学校 共学化予定)

           アクセス

           〒140-0015  東京都品川区西大井1-6-13

          • JR総武線快速横須賀線「西大井駅」下車、徒歩5分
          • JR京浜東北線、東急大井町線「大井町駅」下車、徒歩10分
          • りんかい線「大井町駅」下車、徒歩10分
          • 京浜急行「立会川駅」下車、徒歩18分

           偏差値

          【女子】
          サピックス
          日能研
          四谷大塚
          首都圏模試
          2019
          第1回 特待
          - 41
          第2回 特待
          41
          第3回 特待
          - 41
          適正検査40
          2018
          第1回 特待
          第2回 特待
          第3回 特待
          適正検査
          2017
          第1回 特待
          - 
          第2回 特待
          第3回 特待
          適正検査

           競争率

          【女子】

          2019
          第1回 特待
          第2回 特待
          第3回 特待
          適正検査
          2018
          第1回 特待
          第2回 特待
          第3回 特待
          適正検査
          2017
          第1回 特待
          第2回 特待
          第3回 特待
          適性検査

           主要大学合格実績


          東京大学京都大学一橋大学東京工業大学
          20190000
          20180000
          20170000

           理数教育の特色

          理系科目の授業時間数
          (週あたり)

          中1: 算数 5  理科 5
          中2: 算数 5  理科 5
          中3: 算数 5  理科 4

          理科実験の取り組み

          授業における実験・観察の回数: 中1・2年は2時間に1回 約185実験/6年間

          算数の取り組み

          使用教材(平成30年度)

          【理科】
          新編新しい科学1,2,3(東京書籍) 

          【数学】
          新編 新しい数学1,2,3(東京書籍) 

          副教材として教師が作成した独自テキストを使用。独自テキストは、生徒の学習レベルに合わせて内容を見直し、更新。教師が常に生徒の理解度を確認し、より生徒たちに合った「分かる授業」を行うようにしている。

          特別体験講座

          北原達正先生(京都大学 宇宙物理学)によるロボットのプログラミング学習及びノーベル賞を受賞した実験に挑戦するサイエンスデー
          ・サイエンスパートナーシッププロジェクト(文部科学省・独立行政法人科学技術振興機構支援プログラム)
           - 2009年:工学院大学工学部との連携による授業「次世代の環境・エネルギー問題を考える」
           - 2010年:東京農業大学地域環境科学部造園科学科との連携による授業「ホタルの生育環境を科学する(科学的に学習する)」

            理系進学率

            理系4年制大学への進学率が、4年間(2005年→2008年)で10倍に急上昇。

            設 備

            化学生物室、大井町自然再生観察園(ホタルの自生研究)

            理数系コンテスト受賞歴

            ・2011年:第22回「緑の環境デザイン賞」 国土交通大臣賞受賞

            SSH指定校

            文系、理系の分岐時期・割合

            高校2年次より文系・理系を選択。(Pコース、Mコース)

            年間必要経費

            (平成30年度実績)
            [入学金]200,000円
            [年額授業料]396,000円
            [施設維持費] 178,000円

            寄付金

            なし

            過去には1位を獲得した事もある小野学園は、例年本ランキングの上位に選出されています
            (前年は2位)。その背景には、本校創立者の小野安之助氏が「女性が社会に出て、理数系の分野で必ず活躍する時代が来る!」という信念のもと、一早く理工系女性が社会で活躍する為の教育基盤を築き、80年余りにわたって「理数科教育」に力をいれてきた成果が評価された結果ではないでしょうか。

             2時間に1時間が実験!

            授業内容をみても他校よりはるかに多い時間を実験や観察に費やしています。理系・文系を問わず、6年間で約185もの実験に取り組みます。物理・化学分野では、実験を通じて問題解決型学習を行い、論理的思考力を養い、生物・地学分野では、本物に触れる体験することで観察力を養い、好奇心から探求心へと導いています。理科の授業時数に至っては、公立の理科の授業数が3時間のところ本校では4時間もあり、高等学校での必修単位数は、通常5単位のところ、文系では8単位、 理系ではなんと18単位とかなりの時間数となり、さらに高度な理科実験の授業に当てています。
            中学校では、高校の実験に関連付けた先取実験も1学期に2回、3年間で18回行われており、探求心旺盛なリケジョを目指す生徒にとっては、中学生には恵まれた最高の学習環境だと思います。

            また、1クラス30名程度の少人数教育なので、教師の目も行き届き、生徒は実験の際、自分の手で行い、自分の目でみる、そして「自分の頭で考える」事があたりまえとなり、授業への主体的な取り組みに繋がっているようです。

             4つのサイエンスレッスン

            理科の授業の他に特徴的な取り組みとして下記4つのサイエンスレッスンがあります。

            【サイエンスデー】

            「10年後に必要とされる人材を育成」することを目標に、 ロボットのプログラミング学習に取り組んでいます。プログラミングの過程で行う『仮説』『検証』『考察』『修正』を通じて問題発見力・問題解決力を養います。2人1組で実験を行うため、 コミュニケーション能力を高め合い、実際に自分の手を動かしながら作業ができるので、かなり密度の高いプログラミング能力の向上が期待できそうです。
            ロボカップジュニアへの出場と入賞の実現もそう遠くないかもしれません。

            【サイエンスラボラトリー】

            通常の理科実験授業以外に、毎週月曜日の7限目に開講されており、時間の関係上授業では扱えない、けれど為になる「おもしろ実験」を行います。ただ、実験を楽しむだけではなくそこには独自tの学習サイクルがあり、オリジナルの実験プリントと100インチのプロジェクターを使用して、『実験結果の仮説を立てる』⇒『実験を行なう』⇒『実験結果を考察することにより、さらに疑問がわいてくる』⇒『疑問を解決するための新たな実験を考え実行する』という展開により、生徒の『問題解決能力』を引き出し、大学生にも通用する高度なレポート作成技術を習得する事でより一層の知識の定着を図ります。また、実際に大学入試に出題される実験を取り扱う事で、大学入試に直結した受験対策にも力を入れています。

            【サイエンスオープンキャンパス】

            年に1回行われる、小野学園内外の女子小中学生の為の公開イベントで、お茶の水女子大学環境科学倶楽部等の大学連携のもと、理科実験を通じて理科の面白さを紹介しています。生徒が先生となって教える事でプレゼンテーション能力身に付け、また実験に対する理解をより一層深める事でできる学習の場となっています。
            【SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)】独立行政法人科学技術振興機構が支援するSPPの申請をして、5年連続で採択されています。大学との連携で、科学者にしかできない実験を体験し、大学レベルの理科を学ぶ高度な理科実験教室となっています。最先端科学を学び生徒の知的探求心を育成し、理科への興味・関心を引き出すきっかけになっています。

             移動理科実験教室

            ユニークな企画として「移動理科実験教室」というのがあります。未来のリケジョとなる小学生女子に理科実験の面白さ・楽しさ・意義を伝え、受験前から理科実験の魅力を知ってもらうことで、進路選択の幅を広げてほしいという願いをこめて理科実験の機会を設けています。
            塾の先生方へもホームページ上で呼びかけており、一定の人数以上で、日程が合う場合実施しして下さるそうです。こういった地道な努力がランキング入りの礎となっているのかもしれませんね。

             小野学園の強み

            理科の授業というと、女子の場合特に苦手意識を持つ傾向が強いですが、小野学園は理科のおもしろさを肌で体感することのできるプログラムが充実しています。ただ理科の教科書の知識を詰め込むのではなく、手、頭、目をフルに使い、自分自身身で実験、観察、体験する事で、親しみながら様々な学びを楽しみ、好奇心をさらに専門性を追求したハイレベルな探求へと引き上げスムーズな成長が期待できる学校です。

            進路指導・受験指導も強化され、その結果<近年国公立はじめ難関大の合格率が着実に上昇しています。特に理工系・医歯薬看護系の合格率が伸びており、理系4年制大学への進学率が、この4年間で2%(平成17年)から19%(平成21年)へと10倍になりました!


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            6位 芝浦工業大学附属中学高等学校【東京・男子(中学入学生)、共学(高校入学生)】

             アクセス

             〒135-8139 東京都江東区豊洲6-2-7

            • 東京メトロ有楽町線「豊洲」駅6aまたは6b出口から徒歩7分
            • ゆりかもめ「新豊洲」駅南口から徒歩1分

             偏差値

            【男子】
            サピックス
            日能研
            四谷大塚
            首都圏模試
            2019
            第1回
            495163
            第2回
            485260
            第3回
            525260
            2018
            第1回
            545063
            第2回
            505260
            第3回
            5260
            2017
            第1回
            5060
            第2回5258
            第3回4956

             競争率

            【男子】

            2019
            第1回
             16.5
            第2回
             2.3
            第3回
             6.7
            2018
            第1回
             19.2
            第2回
             2.2
            第3回
             20.5
            2017
            第1回
             18.6
            第2回
             2.1
            第3回
             19.2

             主要大学合格実績


            東京大学京都大学一橋大学東京工業大学
            2019



            2018



            20170001

             理数教育の特色

            理系科目の授業時間数
            (週あたり)

            中1: 算数 5  理科 4
            中2: 算数 6  理科 4
            中3: 算数 7  理科 5

            理科実験の取り組み

            中学3年間で60の実験。中学3年生で隔週2時間の特別授業としてサイエンス・テクノロジーアワーを実施。

            算数の取り組み

            ショートテクノロジーアワー(教科と科学技術との関わり合いを学ぶ特別授業)を使い、ICTやアクティブラーニングで理解と定着を図る。高校分野の先取学習を行い、早い時期から抽象的な考え方に慣れさせる。

            使用教材(平成30年度)

            【理科】

            教科書 :科学1,2,3(学校図書)
            副教材:ー

            【数学】
            使用教科書 :新編 数学1,2,3(東京書籍)

            副教材:ウイニングフィニッシュ 数学(好学出版)

            特別体験講座

            ・大学連携プログラム①「ものづくり体験講座」
            ・芝浦工業大学との連携教育による特別授業
            (ロボット、デザイン工学等の各種工学講座)

            ・大学連携プログラム②「工学わくわく講座」
            (スパゲッティで橋を作る実験)

            ・大学連携プログラム③「ロボット入門講座」
            (初心者用ロボットキット「ビートル」を作成し競技会を実施)

            第一線で活躍する医師、研究者などのトップランナーとのディスカッションや本格的な実習を受講する機会がある。

            理系進学率

            75%の生徒が理系、そのうちの大多数が理工系学部に進学

            設 備

            化学、生物、物理・地学の3つの実験室、コンピューター室、加工技術室、ファクトリー、ロボット技術室

            理数系コンテスト受賞歴

            ・2014年:アフレル・スプリングカップ2014東京大会(教育版レゴマインドストームEV3を使った初めての競技系ロボットコンテスト)準優勝

            ・2012年:WRO Japan 2012(小・中・高校生を対象とする自律型ロボットの世界大会)
             ー 宇都宮大会 準優勝
             ー 板橋大会 最優秀賞、優秀賞
             ー 全国大会 中学生部門プレゼンテーション3 位

            2012年:第15回 ThinkQuest JAPAN(Web教材開発コンテスト)セミファイナル進出(1チーム)、全国ベスト50(3チーム)

            2010年:8回 BBCoach Project 大賞 優秀コーチ賞 企業賞(3チーム)

            SSH指定校

            文系、理系の分岐時期・割合

            高校2年次より下記3コースに分かれる。75%が理系進学。

            ・一般理系コース(主に芝浦工業大学への推薦進学を目指すコース)
            ・特別理系コース(国公立・難関私立の理系学部を狙うコース)・文系コース(上位大学の文系学部進学を目指すコース)

            年間必要経費

            (平成30年度実績)
            [入学金]280,000円
            [年額授業料]496,000円
            [施設維持費] 192,000円

            寄付金

            1口50,000円 4口以上

            前年の20位からランキング入りした芝浦工大附属ですが、ランク外であった事が不思議なほど、その理工系教育は充実しています。工科系大学の付属として、芝浦工業大学との連携教育により、日本では難しいSTEAM教育の実践校となっており、科学だけでなく、技術・工学・情報・芸術にこだわり、すべての教科で科学技術との関わり合いを学ぶ授業が展開されています。そして中学・高校において身近な技術の成り立ちや、どのようにして作るかといった工学的視点を身に付けます。6年間の一貫教育の中で科学的探究心を養い、徹底した「ものづくり」の経験、コンピューターの知識を積み上げる事で、将来の日本のサイエンス・テクノロジーをリードする人材として決定的な差を生み、最先端の科学技術者が育成されていくような気がします。

             教科書から飛び出すサイエンス・テクノロジーアワー

            それは、教科書だけの知識に留まらず多様な理工系の専門分野に親しむためのプログラムで、「生徒達の興味・関心を最大限引き出せるもの」を基準にしたテーマは年間11種類にもなります。授業は2時間続きとなり、教員は2名体制のかなり大掛かりな実験・工作・観察に取り組みます。勿論、実習後にはレポート作成が課題となっており、考察にも力をいれます。
            2017年実施のテーマをご紹介します。

            ・物理:分光器の作成とスペクトルの観察
            ・化学:ガラス細工によるピペットの作成
            ・地学:Excelを利用して作る立体地形図
            ・生物:基礎生命科学実験
            ・出前授業:あかりのエコ教室
            ・高大連携講座:生物の定義と蚕の解剖
            ・地学:天体望遠鏡を作ろう
            ・物理:手作りスピーカーと電池のないラジオ
            ・プロジェクトマネジメント①(スカイツリー)
            ・プロジェクトマネジメント②(トーイハウス)

            このように、分野は多岐にわたっており、中には「プロジェクトマネジメント」のように、LEGOブロックでタワーや家を建設するなど、実践的な訓練を通じて巧みにものづくりマインドを醸成し、理工系の「研究・仕事」に対する生徒の興味を引き出す工夫がなされています。

             芝浦工業大学での特別授業との連携教育

            大学付属校ならではのメリットとして大学との連携教育が充実しています。本校はサイエンス&テクノロジーを学ぶ根底として常に「ものづくりの楽しさ」を重視しています。そしてそれを体感する最高の環境として、入学直後から大学でのハイレベルな特別授業がスタートします。しかも座学一辺倒ではなく、主役はあくまでも生徒。大学教授や大学生、大学院生による、生徒のレベルや希望に合わせた多数のプログラムに参加できます。

            プログラム例としては、工学わくわく講座(中1)ロボット入門講座(中2)中3ものづくり講座(中3)、ロボット中級講座(中3・高1)ロボット上級講座(高1・高2)大学見学会(高1)、学科説明会(高2)理系講座(高2:芝浦工業大学・全学部全学科の教授陣が2時間連続の「専門講義」) 、大学研究室見学会(高3)、大学先取り授業(高3)、 企業団体訪問 等多岐にわたっています。
            興味深いのが、高校3年生を対象とした「大学先取り授業」です。成績優秀者のみの特権ではありますが、高校に在籍中から、午後の大学の講義を受講することができます。学期末には大学生同様に試験を受け、合格すれば早くも大学進学後の単位として認定されるのです。芝浦工業大学を目指す生徒にとって、高い質の教育を受ける価値ある体験であり、より一層の探求心、向学心につながる貴重な学習の場となるでしょう。

             芝浦HR学習ノート

            芝浦工大附属が最も重視しているのは「自ら学ぶ力」を身につけることです。自分自身で自分にあった勉強法を習得し、学習計画を立てて進めていくことは学校での学びだけではなく、社会に出たときの取り組み姿勢に通じる力となるからです。その力を養うための訓練として本校オリジナルの「芝浦HR学習ノート」というのがあります。

            まずは、学習の進め方を考えて計画の立て方を訓練します。そして家庭学習を習慣化し、進度や結果を振り返る事で目標達成までの過程を見直しながら、幅広い対応力を身に着けていきます。またこのノートには学習だけではなく、ものづくり講座、校外学習のほか課外活動や資格取得など自らのログを蓄積していくことでポートフォリオとしても活用できます。

            このような取り組みは、早くから自分の将来を考えるきっかけとなり、友人と刺激しあいながら未来の目標に向かって自己管理を行うセルフマネジメント力を培う事ができるので、保護者の方にとってもありがたいサポート体制ではないでしょうか。

             芝浦工大附属の強み

            まずは「授業第一主義」の徹底した基礎の定着。教科ごとに2週間に一度程度、確認テストを実施し学習内容を定期的に振り返り生徒の理解度を確認します。生徒は、「芝浦HR学習ノート」による学習記録と振り返りで、取りこぼしなく学習内容を定着させ、また生徒の「自ら学び進め、解決する」という姿勢を育みます。そしてこの取り組みが実験重視の学習、実習後にはレポート作成をして考察による振り返りを行うという、学習プロセスに繋がっていくのだと思います。

            また、実験は教科書の実証の為の実験ではなく、「生活をいかに便利にするか」に主眼をおき、科学を応用して便利を考える発想に基づいています。したがって扱うテーマも非常にユニークで、理科を暗記科目と考える生徒にもとっつきやすく、授業を楽しみながら科学的なものの見方を学べるのかもしれません。レゴ・マインドストームEV3を一人一台体制でロボット思考とプログラミング製作を学べるという環境も非常に魅力的です。

            進学率の面でみると、芝浦工業大学の附属校でありながら、卒業後の進路は芝浦工大だけに限らず、芝浦工大に無い学部(医歯薬系など)や、より上位の理系・文系分野への進学を目指す生徒に応える学習環境が提供されています。結果、合格実績も着実に伸びているようです。「理工系」教育に力を入れている同校で身につく力は、理系のみならず文系の生徒にとっても意義のあるものになっているのでしょう。学習環境、サポート体制いずれにおいても、ランキング1位に匹敵する納得の内容だと思います。

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            7位 桐蔭学園 中等教育学校【神奈川・共学(2019年度より)】

             アクセス

             〒225-8502 横浜市青葉区鉄町1614 

            • 田園都市線、市営地下鉄線「あざみ野駅」下車、バス10分、徒歩10分
            • 田園都市線「市ヶ尾駅」下車、バス10分
            • 田園都市線「青葉台駅」下車、バス15分
            • 小田急線「柿生駅」下車、バス15分
            • 小田急線「新百合ヶ丘駅」下車、バス20分、徒歩10分

             偏差値

            【男子】
            サピックス
            日能研
            四谷大塚
            首都圏模試
            2019 
            第1回
            5052 59
            第2回 午前
            5152 58
            第2回 午後545258
            第3回495258
            2018
            第1回 午前
            535259
            第1回 午後545358
            第2回 午前
            545258
            第2回 午後515358
            第3回505259
            2017
            第1回
            545260
            第2回 午前
            545360
            第2回 午後585362
            第3回525261
            【女子】
            サピックス
            日能研
            四谷大塚
            首都圏模試
            2019
            第1回
            505356
            第2回 午前
            515355
            第2回 午後
            545355
            第3回495355

             競争率

            【男女】

            2019
            第1回 4科目入試
            3.4
            第1回 AL入試3.3
            第2回 午前
            3.0
            第2回 午後 国語・算数
            4.0
            第2回 午後 英語・算数3.6
            第3回 4科目入試3.0
            第3回 算数選抜入試3.8
            2018
            第1回 午前
            第1回 午後
            第2回 午前
            第2回 午後
            第3回
            2017
            第1回
            第2回 午前
            第2回 午後
            第3回

             主要大学合格実績


            東京大学京都大学一橋大学東京工業大学
            20194131
            20189087
            201713023

             理数教育の特色

            理系科目の授業時間数
            (週あたり)

            中1:算数 6  理科 5
            中2:算数 6  理科 5
            中3:算数 6  理科 5

            理科実験の取り組み

            物理、化学、生物、地学それぞれの専門教員がおり、1、2年次は観察や実験を多く取り入れ、考察し発表する力を身につける。3年次以降は、高校の内容を履修。

            算数の取り組み

            アクティブラーニング型授業を展開。年2回、教員オリジナル問題「桐蔭数学学力試験(通称:トーマスオリンピック)」に3時間かけて挑戦。

            使用教材(平成30年度)

            【理科】
            ・教科書:新しい科学1・2(東京書籍)
            ・副教材:新中学問題集1~3年(教育開発)
             理科のテキストは、教員の手作り
            【数学】
            教科書・問題集ともに独自教材(代数編、幾何編)を使用

            特別体験講座

            理系進学率

            平成30年は生徒数796名のうち125名が医歯薬学系の大学に現役合格。

            設 備

            物理室、科学ギャラリー

            理数系コンテスト受賞歴

            ・2018年:第11回数学甲子園 6位
            ・2017年:第10回数学甲子園 特別賞(日本公認会計士協会賞)

            SSH指定校

            文系、理系の分岐時期・割合

            中等5年(高校2年次)より文系・理系を選択
            割合不明

            年間必要経費

            (平成29年度実績)
            [入学金]240,000円
            年額授業料]612,000円
            [施設維持費]285,000円

            寄付金

            ・教育振興寄付金1口140,000円、2口以上(任意)
            ・学債1口90,000円、2口以上(任意)

            東京ドーム9個分の敷地を擁する、緑豊かな広大なキャンパスは10万坪を超え、校舎なども施設され設備がとても充実しています。桐蔭学園の公式キャラクター「キリリン」がいるというのも稀有な存在ではないでしょうか。かつては文武両道の名門校として名を馳せていましたが、近年では難関大学への進学実績が低迷しています。1992年には114名の東大合格者を誇っていましたが、2019年度実績では15名と落ち込んでいます。そんな桐蔭学園ですが2019年度から中学校が共学化され理数科と普通科が再編され、高校ではプログレス・アドバンス・スタンダードコースになるなど改革を図っています。入試問題は算数一本での受験も可能になり、また総合思考力問題の学力検査も登場するなど、論理的な思考を駆使して問題解決を図れる生徒を求める学校の意気込みが見えてきます。

             深い学びを促す理科授業

            桐蔭学園中等教育は、「深い学び」を促すための授業に工夫が見られます。アクティブラーニングを導入しており、こまめな小テストを繰り返す事で単元ごとの知識確認を行い、ペアワーク・グループワーク・プレゼンテーション、ふり返りにより大学進学後に役立つ論理的思考力を養います。
            理科は実験・観察から研究・発表に至るまで、教科書知識の習得ではなくさらに発展させ、より深く学問探究に結びつけるための科学的思考力を育てる事を主眼としています。その為、中学理科も物理、化学、生物の3分野に分け、各分野の専門教員が授業を行っています。また、「グループ研究」・「課題研究」にも力をいれており、多くの発表の場を設けているのでプレゼンテーション能力の向上も期待できそうです。

             桐蔭数学学力試験にチャレンジ

            同校では学年関係なく同じ問題を解き合う「桐蔭数学学力試験」というものがあります。1年から6年までの数学愛好者が集まり、学年や分野に関係なく教科書を超越した学問としての数学を「自由な発想」で探求する事に挑戦します。
            こういった数学を楽しみながら追及していく取り組み姿勢が「数学甲子園」など、校外のコンテストへの積極的な参加、そして受賞につながっているのでしょう。

             数学を基盤に展開する学習

            数学で身に付けられる、「すじ道を立てて考える力(論理的思考力)」「それを相手に説明する力(論証力)」「論理にもとづく個性的で自由な発想(発想力)」はすべての教科に通ずる学習基盤となり、これからの時代において自己実現するための最重要スキルである、という考えのもと、同校では教員によるオリジナルの教材を活用し、課題にも独自の工夫がこらされています。とにかく数学の力を伸ばすことで、全ての教科の推進力となり、他教科のレベルアップが期待できる伝統の習熟度別授業・到達度教育が行われています。
            こういった数学重視の授業方針が、理数教育に力を入れている学校との評価ポイントに繋がったのかと思います。

             桐蔭学園中等教育学校の強み

            教科横断的に、自ら考え学び続ける「探求心」を大切にし、将来起こりうる様々な課題に対して、物事を数理的にとらえ、論理的な思考で課題を解決できる生徒の育成に向けた学校の熱意を感じました。

            授業は教科ごとの習熟度別授業(レッスン制)になっており、学習目標に向けた到達度方式、保護者の授業参加、担当者ごとの授業計画作成、小テスト学習などなど進学校としての長い歴史で培われたノウハウが随所にいかされたきめの細かいサポート体制が整っていると思います。

            自分の考えで探求を深め、論文としてまとめる主体的な学習へと導く同校での学びは、きたるAI時代を生き抜くための人間ならではの思考力を鍛えられる6年間なのでは、と期待したくなる内容でした。


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            豊島岡女子学園 中学校・高等学校【東京・女子】

             アクセス

             〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-25-22 

            • JR、東京メトロ、西武線、東上線、都バス、私バス「池袋駅」 徒歩7分
            • 東京メトロ有楽町線「東池袋駅」 徒歩2分

             偏差値

            【女子】
            サピックス
            日能研
            四谷大塚
            首都圏模試
            2019
            第1回
            6770  76
            第2回
            606870  76
            第3回
            626870  76
            2018
            第1回
            616770 76
            第2回
            626870 76
            第3回
            626970 75
            2017
            第1回
            606870 75
            第2回
            616970 75
            第3回
            61-  69 75

             競争率

            【女子】

            2019
            第1回
            2.5
            第2回
            6.9
            第3回
            5.7
            2018
            第1回
            2.5
            第2回
            6.9
            第3回
            7.3
            2017
            第1回
            2.5
            第2回
            8.0
            第3回
            7.5

             主要大学合格実績


            東京大学京都大学一橋大学東京工業大学
            20192931011
            201821537
            2017219311

             理数教育の特色

            理系科目の授業時間数
            (週あたり)

            中1:算数 5.4  理科 4
            中2:算数 5     理科 4
            中3:算数 5     理科 4

            理科実験の取り組み

            体験学習的要素を取り入れ基礎学習の充実をはかり、受験には十分なカリキュラム体制が出来ている

            算数の取り組み

            中学入学後4年または5年で学習内容は一通り終了。基礎力の徹底を目標とした問題演習量を十分に確保。各学期末考査後に各教科の補習を行うと共に、適宜補習を行う。

            使用教材(平成30年度)

            【理科】
            視聴覚教材、独自教材

            【数学】

            中1 ----------------------------------------
            検定教科書(数研出版) 
            ・体系数学代数Ⅰ・幾何
            ・体系問題集代数Ⅰ・幾何(発展編)(数研出版) 

            中3 ----------------------------------------

            ・検定教科書(数研出版) 
            ・体系数学代数Ⅱ・幾何Ⅱ
            ・体系問題集代数Ⅱ・幾何Ⅱ(発展編)(数研出版) 

            中3 ----------------------------------------

            ・検定教科書(数研出版) 
            ・4stepⅠ+A・Ⅱ+B
            ・チャート式基礎からのⅠ+A・Ⅱ+B数研出版) 

            特別体験講座

            SSHとして様々な研究活動が行われ、多彩なプログラム実施されている。

            ・科学探究基礎 Ⅰ 
             -SDGsについて調べよう(関西学院大学の中村教授の講演
             -物理(ボールバウンズの解析)
             -化学(反応速度の測定)

            ・モノづくりプロジェクト「Fly High!~飛ぶ生き物を模倣せよ~」
            ・数学オリンピック講座(他校連携)
            ・東京医科歯科大学高大連携プログラム
            (東京医科歯科大学の研究室の訪問,実験)
            ・グローバルサイエンスキャンプ
            (東京農工大学と慶応義塾大学のグローバルサイエンスキャンプに参加)
            ・Mind The Gap
            (Google の本社へ訪問、講演参加、プログラミング体験)
            ・日本の化学の未来に向けて(日本学術振興会講演)
            ・サイエンスダイアログ(早稲田大学講演)
            ・分野別大学体験授業(11大学教員による多様な授業)

            理系進学率

            2018年:57%
            内訳:理工学 34.1% 医学10.3% 薬学10.2% 農学・獣医学2.1% 歯学0.3%(生徒数347名)

            医学部医学科合格64名(現役)
            2019年:
            医学部医学科合格87名(医学部医学科現役合格率25.29%)(生徒数356人)

            設 備

            情報教室、物理実験室、化学実験室、生物実験室他

            理数系コンテスト受賞歴

            ・2017年:第5回科学の甲子園ジュニア全国大会 優勝筑波大学附属駒場中学校と豊島岡女子学園中学校による東京都代表チーム)
            ・2017年:第10回数学甲子園 5位入賞
            ・2014年:2014年度国際科学オリンピック 銅メダル
            ・2007年:算額をつくろうコンクール 建部賢弘賞(銀賞)

            SSH指定校

            文系、理系の分岐時期・割合

            高2で志望により文系・理系に分かれる。高3で中入生と高入生が一緒になり文1(3教科型)、文2(5教科型)、理系(医歯薬理工)の志望別コースに分かれる。

            年間必要経費

            (平成29年度実績)
            [入学金]260,000円
            [年額授業料]420,000円
            [施設費]180,000円(初年度)
            [施設維持費]45,000円(次年度以降)

            寄付金

            なし

            豊島岡女子は、近年、難関校への進学実績が女子御三家を凌ぐ勢いで、その急成長には目覚ましいものがあります。特に、医学部を始め理系大学への高い進学実績を誇り、多数のリケジョを輩出する女子高として受験生にも人気の学校です。中学校の入試問題にも理数系に強い女子、とりわけ算数が得意な女子を求める傾向が明確に表れています。そして入学後も生徒の半数以上が理系を目指し、2019年には9名の東大(理系)現役合格者を出しています。女子高としては桜蔭に次ぐ第2位の成績です。医学部医学科への合格者に限ると男子校、共学校を含めても第2位の87名、人数だけでいえば第1位という驚異的な合格者数となっています。もともと算数、理科の素養の高い女子が入学してきているというアドバンデージはありますが、6年間の一貫教育内容にもさらなるポテンシャルを引き出す秘策があるのかもしれません。

             スーパーサイエンスハイスクール校の活動

            豊島岡女子は2018年度より5年間のスパーサイエンスハイスクール「開発型※3」の指定校となりました。「科学的思考力で問題解決に貢献できる女性」を目指して、教科横断的に課題を探究するAcademic Day、モノづくりプロジェクトなど、体験学習的要素を取り入れながら大学入試に結びつく発展学習の充実をはかる取り組みがなされています。その内容は多種多様で、学校内で行われる科学探究活動は大学の卒業論文に取り組むために必要な知識というハイレベルなものです。関西学院大学教授による「課題研究の概要」についての座学を受講してから、グループ単位で「モノづくり(厚紙ブリッジ)」「数学・物理融合(ボールバウンズ、レインボースプリングの解析)」「化学(反応速度の測定)」といった課題研究に取り組み、実験を繰り返す事で自然科学の根本を考える訓練を行い、難しい課題にも試行錯誤を行い生徒自身で解決していく集中力、探求心が育まれるのでしょう。

            ※3  開発型:新規性のあるカリキュラム等の研究開発を行うもの。   

                  実践型:過去にも指定を受けている学校が、今までに開発してきた教育課程等の実践的な研究開発を実施するもの。

             徹底した基礎学力の定着指導

            豊島岡女子にもこれまで見てきた上位校のように、高大連携プログラムはありますが最先端の設備や理科実験重視を全面的に打ち出した教科教育ではありません。学問、スポーツ、生活すべてにおいて基礎を疎かにせず、地道な努力を積み重ねてこそ6年後には大学受験に対応するゆるぎない実践力となって実を結ぶという教育方針のもと、基礎学力の徹底指導を行っています。

            その取り組みの一つに「月例テスト」があります。
            月1回、朝のホームルームの時間に5分または10分間の漢字、英単語、計算問題の3種類のテストを行います。ほぼ毎週いずれかの月例テストを受けているという状況です。合格点が取れるまで早朝に追試が行われるので、合格するまでは部活動の朝練も参加できないので、生徒は必然的に家庭学習の習慣が身に付き、逐次習熟度を確認する事で苦手な単元を取りこぼすこと無く基礎の積み重ねができます。その6年間の蓄積が確固たる学力の裏付けとなっているのだと思います。

             面倒見のよい進学指導

            この学校に入学するほぼすべての生徒達は4年制大学への進学を希望しています。その目標を叶えるために基礎学力に重点をおき、日々の授業の定着を大事にしています。そこで自分に足りない学習は何かを考え、わからない部分は積極的に教科担当の先生に質問へ行く等の指導を行っています。一方でさらに実践的に学びたい、授業内容以上のレベルアップを目指したいという生徒に対しては授業以外の進学指導が施されます。

            それは、校外模擬試験の受験だったり、豊島岡の教師が放課後に無料で行う実力養成講座の開講です。また、夏期・冬季・受験直前講習など、3日間単位の講習を設け、各学年毎、進度や状況に応じた内容で指導が行われます。高3の夏期講習では45講座が開講されました。その一例をご紹介ます。

            数学化学
            数学(標準)6日間化学基礎の確認をし養成
            数学(発展)6日間有機化学の解法
            マルわかり整数まるっと無機
            図形・数列特講難関大への化学
            東大対策講座[理系]vol_1(数学ⅠAⅡB)理論化学演習
            東大対策講座[理系]vol_2(数学Ⅲ)物理
            東大対策講座[文系]波動分野のエッセンス
            数学Ⅲ 実践力教科演習電磁気の要~苦手意識からの脱却~

            熱力学

            力学演習

             豊島岡女子学園の強み

            昨年16位から8位と、10位以内に復帰しましたが2013年には2位だった事もある豊島岡女子です。スーパーサイエンスハイスクールの指定校でもありながら、いささか評価が低いのではという気がしないでもありません。ランキング上位に押し上げるような目新しい変革といのはありませんが、地道な努力で着実に理数系教科の実力をつけている学校だと思います。

            理数教育に力を入れているランキング上位校は例年医学部に強い学校として知られていますが、豊島岡女子も例外ではありません。

            2019年医学部医学科合格者ランキングでは女子校ながら、なんと2位になっています。例年トップ10入りを果たしているものの、昨年の8位から一気にランクアップです。合格者数では108名(内、現役64名 医学部医学科現役合格率 18.5%)から140名(内、現役87名 医学部医学科現役合格率25.29%)と、4人に1人は医学部医学科に合格しているという驚異の合格率を誇ります。

            通常の学習指導要領で定められた時間の約1.4倍の授業時間が確保されているので、6年間の一貫教育を独自のカリキュラム編成で先取学習を行っている事で、充分な入試問題演習や発展的な受験学力の完成を強化できるのでしょう。

            理科は中学理科、高校理科といった垣根を取り払い中1から高1までで基礎的内容は修了し、高2からは発展内容と高度な問題解決能力を養う授業内容になります。

            数学は高1または高2の時点で一通り学習内容を終了し、残りの期間は大学入試に対応した学力のレベルアップを図ります。

            授業は教科書による学習だけでなく、問題集やプリント教材、視聴覚器材、オンライン教材などを活用しきめ細かく基礎学力を重視した学習を行います。基本的には自学自習を努力目標にかかげ、予習の大切さを説き勉強の習慣と実力を養う指導です。時には添削課題もあり、また自発的に取り組んだ課題の添削を担任以外の先生にお願いすることも可能です。

            中学の頃から大学受験を見据え、主要教科に多くの時間を配分したカリキュラムになっており、とりわけ数学の授業数も多く設定されています。授業内容はハイレベルで、かつ進度も早くて大変そうですが、こまめに小テストや補講を行うなど手厚いサポート体制が充実しているので、過去の実績からみても難関大学、医学部医学科を目指す生徒には魅力的な学校なのだと思います。


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            8位 文京学院大学女子中学校・高等学校【東京・女子】

             アクセス

             〒113-8667 東京都文京区本駒込6-18-3

            • 都営三田線 巣鴨駅A1出口より徒歩5分
            • JR山手線 駒込駅南口より徒歩5分 巣鴨駅南口より徒歩5分
            • 東京メトロ南北線 駒込駅3番出口より徒歩5分

             偏差値

            【女子】
            サピックス
            日能研
            四谷大塚
            首都圏模試
            2019
            第1回
            41
            第2回
            43
            第3回
            42
            第4回44
            A思考42
            B思考42
            C思考42
            2018
            第1回
            40
            第2回3843
            第3回
            第4回
            第5回
            47
            2017
            第1回
            第2回42
            第3回44
            第4回47
            第5回

             競争率

            【女子】

            2019
            第1回
            第2回
            第3回
            A思考
            B思考
            C思考
            2018
            第1回
            第2回
            第3回
            第4回
            第5回
            2017
            第1回
            第2回
            第3回
            第4回
            第5回

             主要大学合格実績


            東京大学京都大学一橋大学東京工業大学
            2019



            2018



            2017



             理数教育(Advanced Scienceコース)の特色

            理系科目の授業時間数
            (週あたり)

            中1:算数 5    理科 4
            中2:算数 10  理科 4
            中3:算数 10  理科 5

            理科実験の取り組み

            理数クラスでは大学・大学院・企業レベルの研究教育内容に匹敵する実験を実施。
            【実験テーマ】
            ・文京学院大学保健医療学部の施設見学
            ・ミニブタの解剖実験
            ・工学院大学との提携による理科実験プログラム
            工学院大学八王子校舎でのDNA解析実験 他

            算数の取り組み

            科学塾:数学の基礎学力をしっかりと育成し深化させる教育。
               (中1~中3 週1回 60分×年間20回)

            使用教材(平成30年度)

            【理科】
            ・新編 新しい科学1,2,3(東京書籍) 

            【数学】
            ・新編 新しい数学1,2,3(東京書籍) 

            特別体験講座

            第4回東邦大学−GNU先端化学に関する合同シンポジウム
            タイ研修プログラム
            妙高自然体験教室
            未来の科学者養成講座 「はばたけ、世界を先導する医学者へ」
            女子中高生夏の学校2010~科学・技術者のたまごたちへ~

            理系進学率

            不明

            設 備

            化学室

            理数系コンテスト受賞歴

            ・2014年:SCIENCE CASTLE 2014 IN TOKYO
                   サイエンスキャッスルポスター最優秀賞

            SSH指定校

            文系、理系の分岐時期・割合

            2年次進級時にアドバンストサイエンス、グローバルスタディーズ、スポーツサイエンスの各コースを選択。
            割合は不明

            年間必要経費

            (平成30年度実績)
            [入学金]250,000円
            [年額授業料]409,200円
            [施設維持費] 114,000円
            教育充実費] 135,000円

            寄付金

            なし

            文京学院大学女子中学校は現在はSSHの指定を外れていますが、2012年~2017年には東京都内の女子高等学校では初の指定を受けており、同校独自に開発した科学探究力を養成する理数教育のためのカリキュラムを、現在も継続して実践しております。その為、理数教育に関わる多彩なプログラムが積極的に展開されており、探求心旺盛なリケジョには学習意欲をかきたてられる学校ではないでしょうか。
            昨年の3位から順位を下げてしまったのは、SSHの指定を外れてしまったのが要因かもしれません。

             大学へと繋がる探究活動プログラム

            中高一貫校ならではのカリキュラム構成で、中学時代から徐々に大学へと繋がる探究活動プログラムへとステップアップする、無理のない内容になっています。
            中1では科学探求の基礎スキルを体験的に学び、中2では調査、実験を重ねレポート作成を通じて探求基礎の実践を図り、中3ではこれまでの科学的知識と探究スキルを活かした集大成として、研究内容の発表を行います。
            同校がSSHにより開発した独自の科学探究プログラムの中には、「SSクラブ」という理系分野を目指す生徒の科学的能力を伸ばすための、実験・研究活動を主体とした課外プログラムがあり、SSクラブ・アドバンスト(研究コース)とSSクラブ・ベーシックの2系コースからなります。生徒それぞれの興味に応じて科学の探求活動を追及できる場があり、レベルの高低にかかわらず生徒の学習意欲に応える学習体制が充実しているように思います。

             理系女子を応援する「科学塾」

            同校は2012年にSSHの指定を受ける以前から、理数教育に力をいれており、未来の理数系研究者の育成プログラムに力を入れてきました。「科学塾」(現在はコース制における「科学探究プログラム」として展開)もその活動の一つで、理数教育の基盤を中学でしっかりと固め、高校では大学での卒業研究に匹敵するような内容にまで発展させる高度な内容になっています。活動例の一部を紹介いたします。

            • 解剖とMRI・CT、エコー先端講座
              MRI、CTなど先進の医療技術・装置を駆使して人体臓器・構造を立体的に解析。)
            • ミステリークレイフィッシュに学ぶ生物学(DNAに関する実験・研究)
            • モンテカルロ法による円周率の計算
            • 数学のおもしろさ発見!講座
              (絵画・建築に潜む幾何学~「数学活用」の中学校数学科への導入実践)

             文京学院大学女子中学校・高等学校の強み

            同校の理数教育は、SSH活動での実績をベースに「探究マインド」を育成するための、物理、生物、化学、数学分野の多彩な実験プログラムがあり、また数学の授業をさらに深化させた演習を行う科学塾など、個々の生徒の希望にあわせて受講でき、生徒のやる気を引き出すカリキュラムが充実しています。それらを生徒に強制するのではなく、幅広く科学分野に接する機会を設ける事で、生徒は自然と興味や関心の幅を広げユニークな活動(実験・観察・研究発表会)に自発的に参加していくのです。理数教科の時間数も圧倒的に多く、高校ではさらに実践的な実験への取り組みがなされ、理数系を志す生徒の意欲を引き出す授業になっています。近年では、工学部や理学部などへの進学をめざす生徒も増えており、今後の進学実績の向上に期待したいところです。


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            浅野学園 浅野中学・高等学【神奈川・男子】

             アクセス

             〒221-0012 横浜市神奈川区子安台1-3-1 

            • 京浜東北線「新子安駅」下車、徒歩10分

             偏差値

            【男子】
            サピックス
            日能研
            四谷大塚
            首都圏模試
            2019
            第1回
            576464 72
            2018
            第1回
            566364 72
            2017
            第1回
            5664 64 72

             競争率

            【男子】

            2019
            第1回
             ー
            2018
            第1回
             2.4
            2017
            第1回
             2.3

             主要大学合格実績


            東京大学京都大学一橋大学東京工業大学
            20194251526
            20183281422
            20173032328

             理数教育の特色

            理系科目の授業時間数
            (週あたり)

            中1:算数 5  理科 3
            中2:算数 6  理科 4
            中3:算数 5  理科 3

            理科実験の取り組み

            算数の取り組み

            中学2年次から週1時間、演習中心の授業が追加。
            中学2年までに中学レベルの教材を終了。
            中学3年次から高校の内容を先取り。

            使用教材(平成30年度)

            【理科】
            ・ー

            【算数】
            ・教科書:オリジナルテキスト
            ・副教材:数BEKI(
            教育開発出版)
             中高一貫による数学指導のためのハイレベルな問題集

            特別体験講座

            【教養講座】(2016年度一例)
            国立天文台 三鷹キャンパスにいこう
            理化学研究所サイエンスカフェ
             ~生命分子を人工的に創る・活かすケミカルバイオロジー!~

            先端材料と地球環境問題のかかわり

            ・KEK(高エネルギー加速器研究機構)にいこう
            医学部志望者勉強会(高校2年生対象)

              理系進学率

              設 備

              生物実験教室、各教室にプロジェクター・電子黒板が設置、最新機器を導入したコンピュータ教室

              理数系コンテスト受賞歴

              ・2017年:化学グランプリ2017 金賞

              SSH指定校

              文系、理系の分岐時期・割合

              高校2年次から生徒の希望によるコース制。
              理系コースのみ1クラス理系選抜クラスを設置。
              文系:理系=4:6

              年間必要経費

              (平成29年度実績)
              [入学金]250,000円
              [年額授業料]444,000円
              [施設維持費]276,000円

              寄付金

              なし

              浅野学園は理数系大学・医学部医学科への進学希望者が多く、今年は東京大学理Ⅲへの合格者が出ませんでしたが理Iの現役合格者7名、理IIの現役合格者が5名、医学部医学科の現役合格者が20名、慶應医学部・薬学部にも現役合格者を輩出しています。豊島岡女子学園の89名には及ばないものの理数系分野への実績は堅調に推移し、神奈川の進学校として急成長しています。
              その背景にあるのが、他の学校とは異なる学校独自のノウハウの詰まったオリジナルのテキストやプリントを活用した授業重視のカリキュラムにあるようです。
              では、浅野学園の特色ある教育内容をみていきましょう。


               授業を基本とした学び

              同校では中学校3年間は同じ担任、6年間同じ担任になる場合もあるといいます。勿論教員と生徒の距離も近く、濃厚な信頼関係を築く事ができるでしょう。授業を基本とした学習の中で、中1から宿題も多く予習・復習の学習習慣が、中学時代にしっかりと身に付き、生徒の理解度を把握した上で進度にあったきめ細かい指導を行えます。授業についていけない生徒には、教科担当教員と担任が面接、追試、補習、夏期講習を行い対応してくれるなど、教員の手厚いフォローが浅野学園の特徴でもあります。

              高校1年ではすべてのクラス、高校3年では理系クラスの数学クラスで2クラスに分かれるのでより一層目が行き届き、生徒の志望にあった問題を演習し添削するなど、緻密な進学指導を行えるのも、近年の急成長に繋がっているのではないでしょうか。その背景には教員のデータ収集と分析があります。過去のデータを駆使する事で、生徒の成績と照らし合わせ的確な進路指導を行い、生徒の学力向上を陰で支えているのです。

               浅野学園の強み

              浅野学園の教育の特徴は、進度が早く、宿題もや小テストが多いという事です。数学と理科は、中3までに中学の履修が終わってしまいます。中3からは習熟度別のクラスとなり、進路別の授業となります。生徒は浅野独自のオリジナルテキストや補助プリントを日々こなし、授業内容をフォローアップしていかなければなりません。このような授業の繰り返し学習によって知識の定着を図り、生徒の個性や希望を尊重した指導を行うので、中学校では塾や予備校の必要がないというのが、浅野学園の評価ポイントであります。
              「理数教育に力を入れている学校」という評価ではありますが、生徒自身に理数系希望者は多いものの、学校サイドで理数教科に特別なカリキュラムを導入してアピールしているわけでもなく、長年の地道な積み重ねによって理数系に強い論理的思考力の高い生徒の育成に成功したのではないかと思います。

              学校からの宿題が多く、学校主体で生徒の学力を引き上げてくれる面倒見の良い進学校が、保護者としては一番子供を通わせたくなる学校ではないでしょうか。


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