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手塚諒
城北埼玉中学校・高等学校 卒業生

取材日:2016年9月11日
インタビュイー:国語科 奥貴行先生
インタビュアー:東京農業大学4年生 手塚諒・外資系コンサルティングファーム勤務 奥村


1. 塾について

手塚:塾に行っている生徒はどれくらいいますか。

奥先生:正確な数字は持ってないんだけど、面談で聞く限り、中学生はクラスに2、3人。高校生になると、半分に行くか行かないかぐらいの生徒は塾に行ってる。半分は行ってないかな。それくらいです。

奥村:高3はどれくらいですか。

奥先生:今僕は高3の担任なので、僕のクラスだと3割くらいですかね、塾に行っているのは。

奥村:少ないですね、意外と。

奥先生:あの、行かないようには指導はしてるので。


 2. 進路について

手塚:受けてる学科とか学部で、何か特徴があれば教えていただけますか。
奥先生:ないです。それは、あなたたちもよく分かってるでしょう。
手塚:僕たちの頃は、理学部や工学部が多かった気がするんですけど。
奥先生:確かにそうかもしれないですね。でも基本的に僕らは、生徒の希望通りに受けさせているので、学校としてこうしようというのはないのです。もちろん、工学部が多いのと、文系は法学部、経済学部は多いけど、男子校だから文学部は少な
いですね。昔よりは、経済系が増えて来たかもしれないです。

奥村:無難ですもんね、経済系が。
奥先生:それは景気とは無関係ではなくて、経済系の人気は高まってきてるような気はしますね。
手塚:レベルとしてはどのあたりが多いですか。
奥先生:中心はやっぱりMARCH(明治・青山・立教・中央・法政)ですよね。上位層は滑り止めだし、中堅は第1志望。下位層の生徒は記念受験だし。ひと頃よりはやっぱり減りましたよ。あなたたちの時代もそうだけど、もう少し前だと、明大付
属とか言われた時代があったし、理科大付属と言われた時代があって、明治も、理科大も3桁入ってた時代があった。1学年400人いた時代は、明治も理科大も3桁入ってた。それが今は、分母が200位なので数は出ないですね。

手塚:浪人とかって、割合はどれくらいいるんですか。
奥先生:浪人が4割くらいです。それが年度によって前後する。
奥村:理系の方がやっぱり浪人率高いですか。
奥先生:それは変わらないです。全体的に現役6割という感じですね。中央大学あたりは行くか行かないか分かれてきてます。中央の法だったら行くんだけど、経済だったら浪人しちゃうとかね。


3. 入試について

手塚:次は、入試についてお聞きしたいんですけども。
奥先生:去年の?
手塚:去年の終わった方の入試についてです。いい問題だと思いますか。
奥先生:いい問題だと思いますけどね。
奥村:なんか質問が漠然としすぎじゃない?
奥先生:やっぱり、各教科がかなりきちんと練った問題を作ってくれているので、それは問題集を出版している会社の編集部の方から褒めてもらったこともあるので。実際に編集している人とお話しするときに「城北埼玉さん、いい問題作ってますよね」
と言われたこともあって、作ってる側としてはありがたい言葉を頂戴したのかなと。

手塚:うーん。
奥先生:それだけ、各教科が練って時間をかけて問題を作っているので。だから、昔は平成教育委員会で使われたこともあるし。
奥村・手塚:えー!
奥先生:毎年ってわけじゃないんだけど、どこかの新聞社とか塾から「使わせてください」って言われたりもして、それなりの評価を頂いていると思いますよ。
手塚:ちなみに、どのような生徒に来てほしい思って問題作成していますか。巣鴨とかは数学の配点が高かったりするので、数学のできる生徒に入学してほしいのかなとか思うんですけど。
奥先生:本校は特徴としては、入り口で差をつけない(特進とか、一般とか)というところで、むしろフラットな形で全教科やっている。ただ、男の子なんで理数が得意という傾向はあるので、中学入試に関しては、3年前から特待入試というのを初め
て取り入れました。算数と理科の2科目。算数・理科の2科目入試をやっている学校はほとんどないと思います。

奥村:確かにないですね。
奥先生:普通2科目というと国語・算数なので。正直男の子は国語がちょっと苦手だったりすることもあるので。逆に将来やっぱり、今の高3なんかも文系3クラスで理系5クラスだったりするから、理系を志望する生徒に来てほしいというのもあるので。
それをやったおかげで、上位層の生徒も増えてきたし、ある塾の偏差値も「ボーン」と上がったんで。なんかの間違いじゃないかって思って。

奥村・手塚:(笑)
奥先生:一気に10くらい 偏差値上がっちゃったから。(笑)
手塚:あっはっはっは!
奥先生:そういうこともあって、今度の中1からは選抜クラスを作ろうと。それは上位層を増やすというのもあって。


4. 受験生へのアドバイス

手塚:具体的にどんな対策が必要ですか。受験生にアドバイスするとしたら。
奥先生:もう基本です。計算と漢字が基本ですよね。あとは社会も理科も、正しい語句を。理科・社会に関しては指定がなければ、漢字が分からない場合、平仮名の解答でもいいようにしています。間違った漢字を書いた場合は不正解になる
けれども、平仮名でもよいことにしている。これは、文科省の指導で、書けることよりも読めることを重視しなさいという指導が出ているので。書けなくてもいいから読めればいいので、理科・社会に関しては漢字ではなくてもいい。国語はダメなんだけどね。

奥村:まあ、それは当然ですね。(笑)
奥先生:社会・理科に関しては、間違った漢字を書くんだったら平仮名で書くように公言しています。だから、特別な勉強はしなくても基本をやってほしい。それこそ、英語とかは授業の最初では、ABCの書き方なんかの基本からから入っていくので。
手塚:これはちょっと答えづらいかもしれないんですけど・・・。来年はどんな問題にしようと思っていますか。
奥先生:もう問題は出来上がっているんですが、基本的には例年と変わらないです。出題の分野的には変わらないです。例えばね、算数なら、図形と比はきちんと押さえてもらわないといけないし。国語で言うと、文章題が2問あって、1個が小説
、1個が論説みたいなパターン。理科・社会については、分野は満遍なく均等に出しているので。

手塚:ちなみに、どこの中学校を併願している生徒が多いですか。
奥先生:やはり、板橋の城北が多いですね。
手塚:その他には?
奥先生:あとは、成城、本郷、市立浦和、立教新座、城西川越とかですね。


5. 説明会について

手塚:次に、説明会でよく聞かれるのってどんなことか教えていただけますか。

奥先生:バスについてとかが多いですね。今は、ホールでパワポで作った資料を見せながらやってるので、もう細かい質問ばかりですね。

手塚:ふーん。

奥先生:その、「バスに遅刻しそうになったらどうなりますか」とか。

奥村:確かに気になるでしょうね。

奥先生:あとは、個別に「うちの子はアレルギーがあるんですけど」とかね。

手塚:説明会では、この学校のどこを見てもらいたいですか。

奥先生:僕がよく言うのは「子どもの肌に合うかどうか」。数字で決めないでくださいという話はよくしますね。

手塚:うんうん。

奥先生:結局、中学校から6年間生活することになるので、家にいるより長い時間を過ごすことになりますから。入り口の偏差値とか、出口の大学進学とかじゃなくて、「6年間生活する場として、子どもがこの学校に合うのかどうか」という視点で学

校選びをしてくださいと。特に本校の休みの日に開催する説明会には、在校生が来るんですよ。それで、在校生が校内の案内をしたりするんです。その中で、生徒の様子を見て、また生徒と実際に話をしてもらって、学校を感じてほしい。肌で感じてほしい。まあ、パンフレットなんかは宣伝で作ってるものだから。僕らも喋ることはセールストークなんですよって言うもん。

奥村:ふーん。

奥先生:結局「僕らはセールストークしてるんですよ」って。

手塚:そうですよね!(笑)

奥先生:だから、「ご自身の判断で、この学校で自分が生活するっていうことを考えて学校選びをしてください」って言いますね!

手塚:はい。

奥先生:あとは、学校長は説明会で、「早寝、早起き、早ご飯!」という話をしますね。「受験生だからといって特別扱いをしない」という話がメインです!学力を上げるためにも、早寝、早起きが大事だと。生活習慣をきちんとさせることが大事なん

だっていう話がメインですよ。 手塚:はい!

奥先生:そもそも、例えば四谷大塚とか日能研でも偏差値50切ったくらいの生徒が本校に入ってくるので、なんでもかんでも自分でできるような生徒は違う学校に行っちゃうわけでね。

手塚:そうですね!

奥先生:都内の学校に行っちゃうから。そうじゃない生徒が本校に入ってくるので、そこで手をかけてあげる。すると伸びていくという生徒が多いのでね。高3がね、中1を教える勉強会があったり。

手塚・奥村:へぇー!

奥先生:あ、まだあなたたちの頃はなかったかぁ。

手塚:そうですね。それは、どれくらいの頻度でやってるんですか。

奥先生:いや、そんなに数は多くなくて、3学期だけ。そこまでに進学が決まっている高校3年生。

手塚:へえー。

奥先生:指定校推薦で決まった生徒が、3学期になって、当番で中1・中2のための勉強会っていうのを4回くらいかな。放課後に。

手塚:参加率は高いですか。

奥先生:指名補習なんで「お前行ってこい!」っていう感じで。

奥村:なるほど。(笑)呼ばれちゃうんだね!

奥先生:もう、強制。(笑)

手塚:はっはっはっは。

奥先生:もうね、3学期になって分からない生徒って、あれもこれも何もかもわかんないのよ。(笑)だからその時期になると、先生に聞けないんですよ。今更先生に聞けないっていう。(笑)

手塚:はいはい、分かります、その気持ち!

奥先生:でも高3の先輩だったら聞きやすいみたいなことがあって、話をしてますよ。


6. 教材について

手塚:これは奥先生が作ったんですか。

奥先生:はい。

手塚:これはどういう目的で作られたんですか。

奥先生:漢文で覚えるべき句法、再読文字とか反語とか疑問とか否定といういろんな要素が、これに全部入ってくるんですよ。だから、これが全部読めればもうセンター試験は大丈夫っていうことですね。

手塚・奥村:へぇー!

奥先生:内容は、城北埼玉を絡めて作っています。

手塚:そうですよね、全部城北埼玉の話ですね!

奥村:あっはっは、本当だ!

奥先生:城北埼玉のことを作り話にしているというかね。

手塚:これはどの時期にやるんですか。

奥先生:高3の夏ですね。

手塚・奥村:ふぅーん。

奥先生:総まとめ!最終的な復習をする時にね、今まで出てきたもの、これ、全部習ったよねっていう。ただ文章が城北埼玉のことになっているだけで、必要な文法とかを全部盛り込んでますね。

手塚:なるほどねー!

奥村:センター試験の問題文の2倍くらいありますねー。

手塚:全てを凝縮してるからね!

奥先生:全部まとめて入れるってなると、どうしてもこれくらいの長さになってしまう。

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手塚諒
城北埼玉中学校・高等学校 卒業生
東京農業大学4年生(教育図鑑大学生インターン)
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