××
×

放課後、1時間近くをかけて教室・廊下・トイレなどを掃除する。シスターが率先して雑巾を手にする姿を見ているので生徒に抵抗感は全くない。6年間も続けると、すっかり身につく。大学のサークル合宿の時、食事後に自然に食卓を台フキンで拭いたりすると、「さすが、お掃除学校の出身!」と妙な感心のされ方をした経験がある。会社に就職した先輩も同様の感想を述べていた。「中学校入学後、ひと月もすれば自然にうち溶けてきます」という説明会などでの学校側の説明は、ちょっと事実と異なるような気もする。保護者の学校に対する感想としては、父親の反応が印象的であった。下山彰子校長は、父親たちに非常に受けがよかった。飾り気がなく、歯切れの良い口調で常に本音で語るようすが父親たちには好ましく思えたのだろう。下山先生の醸し出す直裁なカトリックの精神から、「これなら娘を預けて安心」という気持ちにさせたのではないかと思う。父親が校長先生のファンになるという光景は微笑ましいものがあった。

こちらは会員限定記事です。会員になると続きをお読みいただけます。

  • 興味あり
  • ×

PAGETOP