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わが子にあう中学校をえらぶサイト

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福間優希
芝浦工業大学柏中学校・高等学校 卒業生

取材日:2016年12月3日
インタビュイー:保護者 小倉尚信さん
インタビュアー:慶應義塾大学3年・福間優希さん・芝浦工業大学3年 高田佳明さん

1. 学校の満足度


高田:学校の満足度を5段階評価で評価していただいて、その理由を教えてください。
小倉さん:まあ5はないと思うんですけど・・・4ぐらいかなと思ってます。なんで4点にするのかっていうと、芝浦工業大学柏中高っていうのは自由というか、伸び伸びとした生徒が多いですよね。生徒たちが学校生活を楽しんでいる。そういったところに良さがあるので、3.5とか4の評価がつくかなと思ってます。
うちは長男と次男が芝柏に通っているんです。長男は卒業して芝浦工業大学に進学していて、次男は高校二年生。卒業生の父であり、在校生の父でもあるという立場です。芝柏を認めて2人の子どもを通わせたという意味では、3.5~4くらいの評価はつけてもいいのかなと考えています。
高田:なるほど。5じゃない理由って何ですか?
小倉さん:5っていうと嘘っぽくなっちゃいますよね。(笑)
高田:強いて挙げるならば何か理由はありますか?
小倉さん:学校に対してですか?正直言うとあんまり出てこないんですけど・・・あ、1つありますね。立地です。駅前じゃないという。それがちょっとマイナス点かもしれません。
高田:スクールバスに関しても、時間帯が決まってますからね。
小倉さん:皆さんの時代には日曜日にスクールバスは走ってなかったですけど、今は日曜日も走ってるんです。本数は少ないですけど。そういった意味では、皆さんがいた時代よりかは多少便利になってる。部活のときも便利になってますね。
でもやっぱり5の評価にできないのは、立地かなと。立地が悪いと、どうしても帰る時間って制限されちゃうじゃないですか。都内の駅前の学校だと図書館が夜9時まで開いてたりするところもあるんですけど、ここの図書室は5時までですよね。そういった意味で、時間は制約されちゃうんだろうなと。まあ立地のところで、5の評価はつけられないと思ってます。

2. 先生への満足度

高田:先生の満足度。いろんな先生がいらっしゃる中で、総合的に見た先生の満足度を5段階評価で教えてください。
小倉さん:総合的に言うと3.5~4ぐらいはつけられる。学校の満足度と同じですけど、3.5ぐらいはつくんじゃないかと思っております。どこの学校もそうでしょうけど、いろんな先生がいらっしゃいますので難しいですね。
ベテランで教育に長けた、生徒と向き合える先生もいらっしゃいますし、まだ若くてその域まで達していない先生もいらっしゃったと思うんですよ。そういうのを考えても、3.5くらいはつけられると思ってます。私は高い点数をつけるほうだと思うんですけど、総じて熱心な先生が多いかなと思います。まあ息子は2人とも芝柏なので、他校と比べられないですけどね。
高田:先ほどと同じような質問にはなってしまいますが、5ではない理由は・・・
小倉さん:それはまあ、“満点はまずない”という大前提の中での評価なので。いろんなレベルの先生がいるので、保護者の声を聞くといろんな意見が出てくるんです。「○○先生がいい」とか「××先生が悪い」とか、そういう意見も耳に入ってきますので。そうした点も考えると、まあ5はなくて3.5~4くらいなんだろうなと思っています。
編集部:総じて熱心な先生という評価がありましたけれども、熱心だという何か具体的なエピソードはありますか?
小倉さん:子どもとの関わり方ですね。子どもが悩んだりしていることに対して、真剣に取り組んでくれる先生が多いと思ってます。うちの息子もそうだったんですけど、思春期真っただ中の子どもに対して、親がどうしていいのか分からないこともあったんです。そんなときに先生に相談させていただくと、「今はこういう状況で、学校ではこうなっていますよ」という取り組みを報告いただいたりしたんです。そういった意味では、熱心というか熱い先生が多いと感じてますね。
編集部:実際にお子様が悩まれたときがあって、先生に助けられたってことですかね。
小倉さん:そうですね。息子が悩んでいたときに先生が一緒に取り組んでいただいたのは、ありがたかったです。親も子どもも悩みに悩んで、いろいろ「どうしよう?」っていう状態でのアドバイスだったので。悩んでいるときにアドバイスをいただいたり、学校に見ていただいたりというところは印象に残っています。
編集部:そういうときは、どんなアドバイスをされるものなんですか?
小倉さん:子ども自身が「夜眠れない」と先生に相談をして、「大丈夫、家でちゃんと寝ているから」というアドバイスをいただいたりとか。(笑)そのアドバイスの意味は、「そんなに心配しなくていいよ」ということなんだと思ってます。

3. 学校との連絡頻度

高田:学校側との連絡について、何か問題が起きたとき以外の普段の連絡はどんな感じでしたか?
小倉さん:そんなにないです。学校から個別に連絡をいただくとか、そういうのはあんまりないですね。
編集部:家庭訪問をされたりとか、連絡帳みたいなものを介してということはありましたか?
小倉さん:そこまではなかったと思いますね。問題が起こったときの学校訪問、家庭訪問は聞いていますが・・・普段はほとんど学校訪問というのはなくて、電話連絡が多かったと思います。
高田:保護者会とかも開かれてますよね。
小倉さん:そうですね。あとは・・・PTA役員とかをやっていれば、結構学校に来る機会があります。私はPTA会長をやってたんですけど、9~11月は毎週土曜日学校に来てました。でも、それ以外の連絡っていうのはほぼなかったかなと思います。保護者会とか面談で連絡を取るくらいですから、それほど頻度は多くない。逆に、「学校との連絡を求めるなら保護者側からアプローチしていく」というのが芝柏だと思いますね。
高田:保護者側からのアプローチについて、「何か問題があった、あるんじゃないか?」という場合には、どういう連絡をするんですか?
小倉さん:親からの発信で、担任の先生への連絡ですね。子どもがどういう状態にあるのかを連絡する。それに対して担任の先生から報告をいただくということです。先生も連絡した子に対しては丁寧に接してくれるので、そういった意味では親からのアプローチだと思います。特に問題なければ、学校からの電話はかかってこないですね。「成績が落ち込みすぎてます」とか「補講出ないで帰りましたけど大丈夫ですか?」とか、そんなのはありましたけどね。(笑)
保護者側からのアプローチについては、もちろん保護者の個々のマインドによって違うと思います。頻繁に連絡を取る方もいらっしゃるでしょうし、あまり連絡を取らない方もいらっしゃるでしょうし。私は妻も含めてあまり連絡しないタイプなので、学校を信頼して任せていました。「何か問題になったときに連絡しよう」という感じだったと思います。

4. イベント、行事について

高田:芝柏に入ってよかったと思うイベントや行事などがあったら教えてください。
小倉さん:この学校は大きなイベントってそんなにないですよね。
高田:文化祭とか・・・
小倉さん:文化祭。あと、合唱祭は中高共に親が見に行けるので、それはいいかなと思ってます。あとは研修旅行ですね。中学校も高校も研修で海外に行くじゃないですか。短い期間の中でも子どもにグローバル感覚を身につけさせるというか、海外の空気を味わってくるというところでは、いいことだと思います。中高で2回海外に行けるので、研修旅行はあってよかったなと。
【編集部注釈:研修旅行の行先は、中三がグアムで高二がオーストラリア】
高田:入学後に「このイベントはあってよかったな」と思ったんですか?それとも、入学前に「このイベントが魅力的だな」という感じですか?
小倉さん:学校に入ってからですね。もちろん説明会でイベントについては聞いてますけど、やっぱり実際に入って体験した感想を子どもから聞かないと分かんないので。
これは蛇足になるんですけど、この前次男がイギリスの短期留学に行ってきたんです。高校二年生の希望者を連れていってくれる、3週間弱のイギリス短期留学。それはすごかったですね。現地の大学に留学して、ホームステイして。それを経験したことで、彼は相当変わりました。今では「英語を使う仕事に就きたい!」みたいな勢いになってるんで。本当にイギリス留学で変わりましたね。「親もヨーロッパに行たことないのに、お前はなんだ!」って。(笑)
あともう1つ、これは手前味噌なっちゃうかもしれないですけど、“仕事塾”は結構面白いかなと思います。PTA主催のイベントなんですけど、生徒の保護者に任意で集まっていただいて、子どもに向けて仕事についての話をするんです。要するに子どものキャリア教育ですね。
全体での話を聞く時間とブースで話を聞く2つのコーナーがあるんですけど、うちの次男はいろんなブースで話を聞いて「こんな仕事があるんだ!こういう方向性があるんだ!」っていうのを知ることができてよかったって言ってました。
高田:ほんとに多種多様な仕事をされている方に来ていただくので、すごくありがたかったですね。
小倉さん:仕事塾のすごいところは、芝柏のお父さんお母さんって、そこそこの方がいっぱいいらっしゃる。
高田:科捜研の方とか。
福間:国際税理士の方も。
小倉さん:ある新聞社の局長の方がいらっしゃったり、NHK関連の方だったり。ある病気の研究で日本の権威の先生がいらっしゃって、会場に来られていた他の医療関係の方が「なんであの先生がいらっしゃるんですか?」って驚かれるようなこともありましたね。そんな方々と話ができるので、仕事塾もよかったと思いますね。
福間:今でも行きたいですよ!

5. 入学前と入学後に感じた学校に対する印象の変化

高田:入学前と入学後に感じた学校に対する印象の変化はありましたか?
小倉さん:ありました。長男の受験のときに学校説明会に来たんですけど、学校に来るまでの雰囲気は悪かったです。新柏駅からバスに乗ったときは、「どこ連れていかれちゃうんだろう?」というのが正直なところでした。増尾城址公園からうっそうと木が出てて、今はなくなったけど産廃業者があって。それを抜けると学校の白い校舎が出てくるという感じだったんですけど、最初の印象はよくなかったですね。
あと、説明会で話を聞いてるときは個性がない学校だった。受験に向けて、あっちこっちの説明会に行くじゃないですか。私は都内を中心に千葉と茨城の学校をいくつか聞きにいったんですけど、その中であんまり個性を感じなかったんです。私学だと学校説明会で特色を全面に出すじゃないですか。それがあんまり強くなかったというのが、正直なところです。
でも入学してみると、ちゃんと学校の個性はあったんです。子どもに対する教育の熱心さとか、そういうところですね。入る前は「学校に個性がなくて大丈夫かな?」と思ったんですけど、入ってみてちゃんと個性があると気付いたということです。
編集部:説明会で個性がないように感じたということについて、「芝柏のこういうところをもっと見せたらいいのに」と思われるところはありますか?
小倉さん:まず、この学校のアピールが下手っていうのがあると思います。(笑)芝柏には、いろんないいところがあると思うんですよ。それをどうアピールしていくのか。今は早川先生が進路部長になっていろいろうまくやってるんだろうなと思いますけど、当時はうまくなかったですね。
やっぱり保護者の方は“進学率”とか“現役進学率”というところは重視するので、当然アピールしてると思うんですけど、そういうところですかね。あとは芝柏の“伸びやかな”っていう校風。これをどううまく表現するのかですよね。
でも、芝柏の評判は上がってるんじゃないですか。私の周りですが、親が「うちの子、芝浦の柏に行かせてるんです」というようなことを言うときに、声のトーンがひとつ上がってくる。そういった意味で、芝柏の認知度は上がってきてると思います。
正直に言いますと、私は長男の受験のときに芝柏のことを知らなかったんです。妻が塾で芝柏のことを聞いて、説明会に行ってきたんです。そこで妻から「芝柏はこういう学校だったよ」という話を聞いて、「じゃあ自分も説明会行ってみるよ」と。当時は学校を探すにも都内中心でしたから。
そういう意味で、芝柏は入ってみるとハマる。芝柏を好きになる保護者が多くいらっしゃるなというところはありますね。

6. 保護者同士の仲

高田:保護者同士の仲はどうですか?ライバル関係とか、ここの保護者と仲が良いとか。
小倉さん:ライバル関係という表現がいいか悪いか分からないですが、人が集まれば大なり小なりいろんな関係があると思うんです。私の周りで考えると、保護者同士は仲良かったですし、今でも仲が良いです。次男の、高校二年生のお父様方で集まって飲み会をしたりしますし、一部のメンバーでゴルフにも行きます。(笑)
高田:パパ友ですね。
小倉さん:中学一年生のときにお母様方が集まってそういう会を作ってたんですけど、「お父さんたちも集まろうよ」って声をかけてもらって。そこから何人かお父様方が集まってきて、その会がまだ続いてるって感じですかね。
高田:特にギスギスした関係っていうのはなかったですか?
小倉さん:まあ、それはないって言ったら嘘になりますけど。どうしても多少はそういうこともあると思うんですけど、それが表面化して学校に影響を及ぼすとか、そういう話は聞いたことがないです。

7. 授業参観について

高田:授業参観に行かれたことはありますか?
小倉さん: 妻は行ったことがありますが、私は行ったことがないです。芝柏の授業参観って1週間くらいあるじゃないですか。その期間はいつでも来ていいですよと。でも、授業参観に行ったら1人しか来てなくて、子どもたちに「なんで来たの?」って顔をされたって。(笑)そんな話は聞きましたね。今はどうなんでしょうか?
高田:僕らが生徒の時代も、保護者の方はあんまり来てなかったですね。
先生:今は中学校では結構いらっしゃっていますね。土曜日にいらっしゃる方が多いです。

8. この学校に決めた理由

高田:芝柏に決めた理由は何ですか?
小倉さん:これは子どもが決めたことですね。正直なところ、親としては都内の私立に行ってほしかったんです。立地とか近さとかの問題で。あと、千葉の学校って受験が早いじゃないですか。芝柏に受かった時点で、もう本人の中で受験は終わってたんです。2月1日とか2日3日の都内のテストは、本人の中ではもうなかったみたいです。親としては2月1日に向けて一生懸命モチベーションを保たせようとしたんですけど、ちょっと無理でした。次男は、お兄ちゃんの学校に行きたいというただそれだけです。
編集部:併願校はどういった学校を受けられてたんですか?
小倉さん:まず、専修大学松戸ですね。あとは海城。江戸川学園取手も説明会を聞きに行きましたけど。2月1日までモチベーションが保てなかったというのは、海城ですね。
編集部:もともとお子さんは理系に行かせようとされてたんですか?
小倉さん:それは本人の選択だと思ってます。長男は昔からロボットをやりたいと言っていて機械系の大学に進んだんですけど、次男は文系を選びましたので。私は理系でも文系でも、どっちでもいいと思ってます。私は理系なので理系のほうが潰しが効くと思ってますけど、本人がやりたくないといけないので。理系に行かせて、それでできなかったら悲劇じゃないですか。
それは本人の意志ですね。ただ、次男は数学がそこそこできるんで、もったいないとは思います。「得意な数学を使って理系に行けば?」って言ってるんですけど、「いや、僕は文系だ」と。(笑)それは強制してないです。
芝柏は理系ってイメージがありますし、確かに理系から芝浦工業大学への推薦という道もありますけど、文系にもそこそこ行きますんで。“芝浦柏=理系”と思ってる方も多いと思いますけど、理系が多いのであって、文系に行く子もそこそこいるってところはあります。


9. 中学受験について

高田:中学受験の準備はいつ頃から始めてましたか?
小倉さん:長男は小学校四年生くらいから塾に通わせてました。でも本格的に受験勉強をやったのは、半年くらいだったと思います。いくら塾で勉強しても、本気になったのは「あれ?受験って落ちる子いっぱいいるじゃん!」って気付いてからですね。そこから慌てて勉強して、一気に巻き返したという感じです。真剣に勉強したのは半年もないのかな?
高田:次男のほうはどうですか?
小倉さん:最初から受験をさせようという意向だったので、小学校一年生から塾に通わせてました。でも本格的に勉強しだしたのは、五年になってからですかね。

高田:受験のキッカケって、長男のほうは能動的なものだったんですか?それとも受動的ですか?
小倉さん:受動的でしょうね。親がそのように仕向けていったと思います。地元がそれほど教育に熱心じゃない地域だったんです。子どもにはいい教育環境を与えたいと思っていたので、「それなら外に出しちゃおう」と。そこからいろんな学校を検討し始めました。そういう意味では、親の主導で子どもは受動的だったと思います。最終的には本人が受験したいっていう考えになっていきましたけど、最初は受動的ですね。

10. 塾について

高田:どちらの塾に通っていたんですか?
小倉さん:四谷大塚系の地元の提携校です。
編集部:塾で聞いた芝柏の良いところ、お子さんの琴線に触れたところって、どういうところだったんでしょう?
小倉さん:伸びやかで自由なところですかね。当時の芝柏は、進学校でありながら本当にゆるやか、伸びやかな学校っていう感じがあったんです。そういうギスギスしないような環境がよかったみたいです。塾からはそう勧められました。

11. この学校に入学してよかったですか?

高田:芝柏に入学してよかったですか?
小倉さん:正直言うと、比べようがない。本音はそこです。
高田:芝柏に入学して変化したことってありましたか?
小倉さん:周りの友達ですかね。保護者の皆さんは私たちと同じように、お子さんにいい教育環境を与えたいと思って芝柏に入れた方々だと思うんです。他の志望校があったり、希望して入った入らないはあると思うんですけど、結果的に芝柏に来たと。そういうご家庭の友達に囲まれて過ごすことで、やはり刺激を受けたと思います。「勉強していこう」とか「大学受験していこう」とか、そういうモチベーションは自然に身についたんじゃないかと感じましたね。

12. 子どもの将来について

高田:将来このような人になってもらいたいというのはありますか?
小倉さん:これは本人次第なので高望みしてもしょうがないですけど、簡単に言うと“人の役に立てるような人”になってほしいですね。人から感謝されたりとか、認められたりとか。そういう人にはなってもらいたい。自己啓発ができる子どもになってもらいたいですが、そうなるかどうかは難しいところだと思います。

13. ご自身の職業

高田:小倉さんの職業を教えてください。
小倉さん:職種は営業職、営業担当の会社役員をやっています。

14. 金銭面について

高田:芝柏って千葉県でも有数の学費がかかる学校じゃないですか。やっぱり私立に行かせるのって大変じゃないですか?それも兄弟で。
小倉さん:正直大変です。兄弟で芝柏に2人いたときもありましたし。今は上が芝浦工大で、下が芝柏。それは金銭面では大変です。でもまあ、どこにお金かけるかですよね。私と妻は「子どもの教育にお金をかけよう」という選択をしている。我慢はしてないですけど、「子どもたちの学費はちゃんと準備しておこうね」というような話はしています。
編集部:中学校一年の初年度の納入金というのが、122万くらいですね。プラスで短期留学とかでお金かかったりして、一般的にはどのくらいかかるものなんですか?
小倉さん:研修旅行はそんな高くないですよ。あとはバス代が年間5万とか6万とか。バス代は柏駅からだと高くて、次に高いのが新柏駅で、徒歩とか自転車だとかからない。あとは多少の小遣いくらいですね。まあ芝柏は子どもの金銭感覚が派手じゃないんで、そんなに小遣いがかかることはないと思います。
福間:スクールバスだから、帰りに寄り道ができないですもんね。
高田:こういう言い方はアレですけど・・・新柏だと何もない。柏はまだあるといえばあるけど、芝柏生って真っすぐ帰る人多いですよね。
小倉さん:私も学校に来たときは柏でちょっと買い物したりするんですけど、寄り道してる芝柏生は見たことないです。街中で遊んでるとか買い物してるとか。たまに大きな電気家電屋さんでちょこっと見たりとか、それくらいですよね。
高田:まあ都内と比べると遊ぶところは全然ないですね。
編集部:柏と新柏はどのくらいの割合なんですか?
高田:新柏が圧倒的に多いですね。僕は柏だったんですけど、柏から来る生徒はやっぱり少ないです。スクールバスの本数も少ないので、バスに乗っちゃえばみんな顔見知りみたいな感じです。本当は柏の人なんだけど、あまりにもスクールバスの本数が少ないから新柏まで行く人もいますね。
小倉さん:逆に質問しちゃって申し訳ないけど、スクールバスで不便だったことってあります?
高田:柏からの便だと「本数が少ない、値段が高い、ぎゅうぎゅうに混んでる」ですね。(笑)新柏も混んでるんですけど。僕が一番不便だなって思ったのは、土曜日の本数が少ないことです。土日も部活があるんですけど、当時は土曜日の集合時間に間に合うバスが少なかったですね。

15. 家庭の教育方針

高田:家庭内で教育の方針ってあるんですか?
小倉さん:教育方針を熱心にしゃべることはないです。どちらかというと、教育方針より“人としての在り方”を話すことが多いので。「挨拶はきちんとしなさい」とか、「机の椅子はきちんとしまいなさい」とか。そういうところのほうが多いですね。
意識していることは、例えば「近所の人に会ったら挨拶きちんとしなさい」と言うにしても、一緒に「最終的に世の中に出たときに役に立つからだよ」という理由も話すようにしています。それも教育と言えば教育だと思います。
高田:どちらかというとモラルの話ですね。
小倉さん:そう。モラルを中心に教えていってますね。あんまり「勉強しなさい」ってのは・・・言ってますね。(笑)「勉強大丈夫なの?」くらいは言ってます。
高田:「いつまでに漢字何個やって、英語単語何個覚えて・・・」みたいなタスク管理はされていましたか?
小倉さん:受験のときはやりましたけど、中学に入ってからはないです。受験のときは一緒に算数を解いたり、社会のテキストを一緒に進めたりした記憶はありますね。
高田:お父さんとお母さん、どちらが教育熱心ですか?
小倉さん:難しいですね。教育熱心なのは妻だと思うんですけど、私も相当受験に関わっていたので。私も教育熱心と言われたら・・・熱心なんですかね。ただまあ、受験や子どもの教育については妻と話してやってるんで、対等くらいの熱心さだと思います。
うちは「子どもにいい教育環境を与えるためにお金を使おう」という意識が共通していたので、そこで夫婦で揉めることはないんですよ。よく「子どもは受験させない!」「いや、私立に行かせる!」っていう話を聞くんですけど、うちでそういうことはなかったです。
編集部:お父さんは、受験のときにどんな役割をすればいいんでしょうか?
小倉さん:私は受験勉強の途中からですね、数学担当とか社会担当というような担当をやって勉強を教えてたんです。ただ、勉強を教えていると親は熱くなっちゃうんですね。だから、途中から勉強を教えることを辞めました。勉強は塾にお任せして、親は見守る。何かあったときに簡単な声かけをしてあげるとか。受験の最後のほうは、そうしたつもりです。
編集部:学校説明会にはお父さんも行かれて、学校や塾の研究もお父さんがやるべきだと思いますか?
小倉さん:そういうことは、お母さん方のほうが情報を持ってるんです。お母さん方の情報網ってすごいと思うんですね。そういうお母さん方が集めて研究された情報を、お父さんが聞く・・・ぐらいのほうがいいと思いますね。
編集部:お母さん方ってどういう情報のやり取りをされてるんですか?
小倉さん:「ここの塾はこんなやり方で、このくらいお金がかかって、こんな先生がこんな教え方で・・・」とか、そこまでの情報を持ってますよね。極端なことを言えば、「この塾は順位別に並べられる」とか、「この塾は子どもに相当プレッシャーがかかる」とか。そういうのを全部妻から聞きましたので。

16. 子供との仲

高田:今でも親子で出かけることはありますか?
小倉さん:しょっちゅうですね。基本的に日曜日か土曜日は外で食事することが多いので、それに子どももついてきます。
高田:外食は決まったところに行かれるんですか?
小倉さん:決まったところというか・・・ファミレスとか回転寿司です。年に2~3回、家族の誰かの誕生日とかだと都内に食事に行きますね。この前も行ってきたんですけど、子どもは全部ついてきますね。旅行にもついてきます。
高田:子どもと仲がいいんですね。
小倉さん:おいしいものを食べさせてくれるから。(笑)
高田:ご家庭内で学校の話はされますか?
小倉さん:妻と子どもたちは話してたかもしれないですけど、私とはあんまりしなかったですね。どこのご家庭でもそうだと思いますけど、思春期真っただ中で、家族の会話もなくて、提出物も出てこない。(笑)うちの子は提出物はきっちり出してくれてたんで問題ないですけど、中高はそういう感じでしたね。
一般のご家庭に比べると会話の量は多かったと思うんですけど、それほど多いとは感じなかったです。普通の会話ですね。「学校でこんなことあったの?」と聞くと、それはしゃべってくれる。そんなことぐらいだと思います。逆に今のほうが多いかもしれないですね。長男が思春期を通り越して大学生になったので。
高田:家の手伝いはどういったかたちでさせていますか?
小倉さん:食器洗いとか食器拭きとか。いろいろ手伝ってます。
高田:それは自発的に?
小倉さん:「手伝ってね」って声をかけて。イヤな顔せずに当たり前のように手伝ってくれます。あとは当番制でお風呂掃除をしたりとか。そういうのをやってますね。
高田:変な言い方ですが、お手伝いに対する報酬はなしですか?
小倉さん:なしです。(笑)

17. 校風について

編集部:子どものことをよくケアしてくれる学校と、大人として扱ってくれる学校。悪い言い方になると、過保護な学校と何もしてくれない学校。こちらの学校はどちらの学校だと思いますか?
小倉さん:どっちでしょうね。ちょうどいいバランスじゃないかと思います。
高田:どっちかというと、過保護ではないと思いますね。芝浦って柏と豊洲にありますけど、豊洲は先生方が結構ガチガチというか・・・熱いっていう話は聞きます。豊洲は男子校っていうのもあるとは思うんですけど、柏はほんと自由です。そこまでガツガツはしてないと思うんですけど。
小倉さん:そういった意味では「何かあったら面倒見るよ」というか、俯瞰して生徒を見てもらってるところはあるかもしれないですね。

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