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イントロダクション

インタビュイー:保護者 富田香さん

インアビュアー:立教大学現代心理学部映像身体学科1年生 加登谷美琴


1. 学校への満足度

加登谷:こちらの明星中学・高等学校にお子様が通われていて今の満足度を5段階で評価すると、いくつにあたりますでしょうか?
富田さん:私個人では、5です。はい。(笑)
加登谷:その理由を教えていただけますか?
富田さん:最初に明星学苑に通わせたいという気持ちになったのは、上の子が2歳の時です。当時息子が通っていた英会話の先生が、明星卒業の方でいらしたんです。そのことをまったく知らずにお世話になっていたんですが、若い男性の方ですが、小さな子どもに対しても素直に愛情をもって接してくださって。こういった人ってなかなかいないなと思って。よくよくお話を辿っていくと、明星学苑卒業なんですとおっしゃっていて、きっと素晴らしい学校なんだろうなと思いました。それと、私は結婚する数年前より府中に住んでいて、よく車でそばを通ることがあり、その時に、すてきな学校だなという憧れがあって。幼稚園を選ぶときに、
市内の幼稚園やお隣の国立市の幼稚園へ見学に行ったんですけれど、明星幼稚園が心を育て、人を育んでゆくということをまず第一にご指導されていて、いいなと思ったんです。その頃、明星にはまだバス通園がありませんでした。でもご近所の幼稚園はみんなバス通園になっていたんですね。なので子育てをいっしょにしていたお友達の中でもどうしても便利な方を選ばれてしまう傾向があったのですが、私は明星を選びました。当時の園長先生が「人生のなかでもたったこの3年間の小さくてかわいらしい大事な時期を、お子さんと一緒に手をつないで、たくさん会話を交わしながら幼稚園まで来てください。」とお話をされていたんです。学苑内は緑豊かで四季折々の移り変わりを見られますよね。

加登谷:はい。そうですね。
富田さん:ご存知だと思うんですけれど、自然が本当にたくさんあって、春は桜が優しくピンク色に染まり、初夏はアジサイが紫に色付き、秋になると黄金色のイチョウがきらきらと輝きます。あと、幼稚園ではザクロやミカンを採ったりして。園長先生は「お子さんといっしょに四季を感じ、感動を共有しながら子育てを3年間存分に楽しんでください。」と、おっしゃっていて。そういうところにとても感銘を受けました。
加登谷:はい。
富田さん:広い園庭で思いっきり遊ばせたいという願いもあって、男の子と女の子を二人とも入園させたんですけれどね。そのあとも、学苑の創設者である児玉九十(こだまくじゅう)先生のお考えが一貫して小学校や中学高校まで続いてるのを感じました。例えば子どもが幼稚園の時に、学苑内の南北に延びる広い通りを歩いていると、中高の制服を着た背の高い男の子たちがちっちゃい子を見て、かまってくれるんですよ。「おっ、元気?」と言って。思春期の男の子がこういうことを自然にできるなんて、私の中ではちょっとびっくりしてしまって。
編集部:なるほど。
富田さん:私は小学校・中学校までは公立で、高校は23区内の私立に通っていたのですが、やはり公立を知っているので、思春期の男の子ってすごくデリケートですし、突っ張ったりするところもあって、本当は優しいのに恥かしくて気持ちを表面に出せないじゃないですか。明星の生徒たちは、それを本当に素直に出せてるところが素晴らしいと思って。人間力を育むためには、ここで間違ってなかったんだと改めて感じました。
編集部:なるほど。
富田さん:このまま小学校も中学も高校も行かせたいと思ったのもその時からで、実際に小学校では、いろんな体験を積ませて下さいました。畑作業をして植物を大事に育て収穫するんですよね?
加登谷:はい。はい。
富田さん:夏、トマトを収穫したりして、
編集部:うんうん。
富田さん:都内でありながら、マンション住まいをしている子でもそういう経験ができるというところが、昔の日本を忘れないというか、大地や太陽、自然や生命に感謝をして、作り手に感謝する。食に感謝する。そんな昔の良い心をそのまま伝える教育をしていただいてるというのがいいですね。
加登谷:はい。
富田さん:中学に入っても、先生方はとても愛情を持ってらっしゃるんですね。小学校までは、お勉強は総合的な感じですが、中にも、低学年から英語の授業に取り組んだり、漢検や数検に挑戦して、自分の得意分野を見つけていきます。生活面では子どもたちがどんどん個性を磨いて育っていくという感じなんです。でも中学に入ると将来を見据えた勉強も大事になり、具体的に力を入れていかなければならないですよね。そこで先生方は学ぶことの意味、努力することの大切さ、自分自身が能動的にやらなければいけないというような、自主性を作ってくださいます。でも生徒の心境を察し、声をかけ、歩み寄って下さるので人としての根本
の育みを、おろそかにしていないんですね。どこの国や地域に行っても、誰とでもコミュニケーションをとれるような人間味を一生懸命育てて下さるのが、素晴らしいと思っています。わがやの息子も中3で反抗期ではあるのですが、おかげさまで素直なんですね。(笑)本当に困ったことがなくて、ちゃんと話し合いもできるし、いい親子関係が作れています。それは私たち家族だけの力ではなくて、周りにいてくださる信頼できる大人の方のおかげだなと思って、中学校の先生方にもとても感謝しております。

加登谷:ありがとうございます。
編集部:加登谷さんも反抗期はなかったですか?
加登谷:まあ、多少突っ張ったことはあったんですが、大学に入ってほかの人の話を聞く限りでは、少ない方と言いますか・・・。親に突っ張ろうって思ったことがあまりないですかね。


2. 先生への満足度

加登谷:先生方への満足度を5段階評価でお願いします。

富田さん:そうですね。私は5なんですが、保護者の方は多分いろいろいらっしゃると思うので。私個人の意見で、5です。(笑)
加登谷:わかりました。その理由は、先ほどおっしゃったように、すごく愛情を持って面倒みてくださるということなんですが、聞かれた話で構いませんので、先生への満足度が決して5ではない方もいらっしゃると思うんです。そういう方のお話を聞かれたりしますか?
富田さん:うーん。そうですねえ。時々いらっしゃいますよね。
加登谷:具体的には、どのようなところですか?
富田さん:うーん、そうですね。ちょっとすぐに思いつかないんですけれども。
加登谷:特に、今までインタビューさせていただいてる中だと、面倒を見過ぎるというお話がなきにしもあらずで、面倒をよく見てくださるが故に、面倒を見過ぎて、いざ離れた時に自立できないというのを感じられたりしないですか?
富田さん:それは感じないですね。
加登谷:それは、具体的にどのような面ですか?
富田さん:そうですね。うーん。しっかりしたと思える瞬間ですか?そうですね。とにかく生徒のみなさん礼儀正しいですね。挨拶はもちろん大人の方にお会いして、きちんとした敬語が話せ、きちんと自分の意見が言える。たまにそういった息子の姿も見ると、あれ?と思うことがあって。やはり学校全体で1人1人の存在価値をしっかり認めてくださっているからだと思うんです。この生徒はこう、この生徒はこう、というように、1人1人を大切にしてくださってるから、本人たちも自信を持って自分の意見が言えているのかなと思いますね。あとは、男女とも仲が良く自分たちで考えていろいろなことをやってみるという姿勢を、よく見るの
で、その点自立ができているのかなと思いますね。

加登谷:そうですね。基本的な礼儀というのは学校で学ぶんだとは思うのですが、その先の個性を先生方が見てくださっていて、育ててくださるのかなという感じはありますね。
富田さん:そうですねえ。そうですね。
編集部:言いにくいんですが・・・ちょっといい話が多すぎではないでしょうか。
富田さん:そうですか?
編集部:みなさんこの学校のことが好きな人ばかりだし、本当にそうなのかな?と思ってたんですよ。私は疑り深いんで。(笑)なんか、そうじゃない良くないところがないのかな?って思ったりするんですよね。今のところはあんまり見当たらないですね。
加登谷:そうですねえ。実際に通ってた中でもいいなあと思うところはあったんですが、大学に入って、外から見て、あらためて分かる良さがあるというか。在学中に当たり前にやってたことが、外に出たらとても素晴らしいことだったんだなと、感じる時はありますね。
富田さん:うんうんうん。
編集部:お子様だけじゃなくて、お友達とか周りの人はみんなそうですか?
富田さん:周りの人っていうのは?
編集部:あの、お子様のお友達は、みなさん学校が好きですか?
富田さん:好きな子は多いですね。不思議だけれど。
加登谷:いろんな方向に個性が飛んでく生徒はいるんですけど、根本にある礼儀だったり、人を思う気持ちだったり。
富田さん:うんうん。優しさや思いやりとか・・・
加登谷:そういったものが、あると思います。
富田さん:居心地がいいっていうんでしょうかねえ?(笑)
加登谷:はい。大学に入ってから会った人で、化粧が濃くなってたり、髪の毛を染めちゃった人はいるんですけど、最低限の礼儀というか、人のことを気に掛けるといったところの心はずっと変わらないんだと思います。
富田さん:うんうん。小学校の時は、とにかく学校へ行って遊びたくてしょうがないので、昇降口が開く前から学校に行くんです。
加登谷:はい。7時50分に開くんですよね。
富田さん:子どもたちが並んでるんです。ふふ。(笑)
加登谷:そう。7時50分まで開かないのでね。
富田さん:そうなんです。
編集部:写真撮りたいですね。
富田さん:先生が鍵を開けるまで外で並んで、入ったらもう一斉に「バーッ」って走って、階段をダッシュで駆けのぼって、校内着に着替えると、2段飛ばしで降りてきて、一目散に校庭で遊ぶという感じなんです。今ふと思ったんですけれど、あんまりストレスがたまらないのかな?
編集部:ほう。
富田さん:押しつけがましい勉強や教育をしないので、そういった面で伸び伸び生きていくというか、呼吸がしやすいというか、根詰まりも根腐れもしていない、息苦しさがないんじゃないかなって。今ちょっと、ふと思いましたね。
編集部:中学もそうですか?
富田さん:そう。中学もそうですね。
加登谷:中学もそうですね。あんまり押しつられることはなかったんですけど、私が最近思うのは、勉強にシフトがチェンジしてきてるって思うんですね。
編集部:なるほど。昔からみなさん勉強はしてたとおもうのですが・・・加登谷さんも勉強をしてたと思うんだけど、今はさらに勉強へ力を入れているということはないですか?
加登谷:そうですね、その傾向が強まってるかなあと思いますね。
編集部:こちらの生徒さんは、勉強してると思いますか?家庭学習の時間が平均よりも長いと思うのですが。
富田さん:そうですか?
編集部:そうでもないですか?
富田さん:わがやの場合・・・。(笑)特に上の子は、家庭学習を本当にサボっている方なので。(笑)何とも言えないですけれど、頑張ってる生徒さんは、頑張ってるって聞きますね。上位にいる生徒さんはどういう勉強してるのかな?と思い担任の先生に質問させていただくと、やはり家庭学習を毎日こつこつと継続して頑張ってる生徒ですよっておっしゃっていました。納得がいきましたね。やっぱりそういった背景があるから、こういう結果が出るんだなって思いますね。
編集部:不思議なのは、普通は家庭学習の時間が長くて、部活にエクストラスタディの時間があって、そういった時間が多い学校は強制力が大きいわけで、それは多分ストレスが生まれやすい環境なんだろうと想像するんですが、でもこちらは逆なんですよね。ストレスが少ないのかもしれないと。
加登谷:強制ではないですね。
富田さん:そうですね。
加登谷:エクストラスタディも、自分で選択するので・・・
富田さん:選べるんですね。
加登谷:授業が多いので、そこで・・・
富田さん:選択肢があって、自分のやりたいものを選ばせてくれるんですね。例えば数学の基本計算をやりたいとか、応用問題をやりたいとか、いくつかの内容とレベルに分かれていて、無理のない範囲で取れるんです。挑戦する生徒は、挑戦できるし、自分はこれぐらいでいいと思ったらこの範囲でやろうかなとか、幅を与えてくださっています。それと、朝セルフスタディ(SS)というものもありますが、こちらもやりたいことの選択肢があるので。ただ、朝、母親はいつもより早く起きてお弁当を作り・・・というのは、もしかしたら強制に入るかもしれないですけれどね。(笑)
編集部:笑
富田さん:部活動を肯定してくださるというか、勉強ばっかりやりなさいっていうのではなくて、部活動も頑張りなさいとおっしゃってくださるので。
編集部:ふむふむ。
富田さん:そこで夢中になりストレスを発散し、体力を発散させることが特に男の子はできるので。
加登谷:そうですね。
富田さん:ねえ?ふふふふ。
加登谷:ふふふふ。

 

3. 学校側との連絡の頻度など

加登谷:学校との連絡の頻度は、どれぐらいありますか?
富田さん:個人的には、例えば部活で怪我したとか体育で怪我したという時に、保健の先生からご連絡いただいたりするぐらいです。特に、生活態度とか、そういった面でご連絡をいただいたりすることは最近のわがやはなかったですね。あとは、保護者会や授業参観で学校に足を運んだ時にお話をさせていただいたり、今は先生から携帯電話やPCやタブレットに連絡がきます。それが頻繁ですね。メールで配信してくださるので。
加登谷:それはどれぐらいの頻度でくるものなんですか?
富田さん:週1回は必ずきてますね。毎日くる時や、1日に数回の時もありますし。
加登谷:具体的にはどのような内容の連絡が多いんですか?
富田さん:「学年だより」や「クラスだより」を、メール版にしていただいて、必ず保護者も目を通せるような状態にして送ってくださいます。読んで「いいね!」というところを押すと、先生方も何人の保護者の方が見ているか確認も取れますしね。あとは、行事前に、行事の内容についても配信してくださるので、すごく便利で有効的に使わせていただいてます。
加登谷:私が在籍していた時にはそれがなかったです。
富田さん:あ、そうでよすね。全部、ペーパー上だったと思うんですけども。
加登谷:はい。いいですね。
富田さん:そうですね。特に男の子は、カバンの中に押し込んでしまったまま、あとから聞かないと出てこない。行事が終わってから出てきてがっかり。ということが経験上たくさんあったんですけれども、そういったのがオンタイムで配信されるので、助かっております。
加登谷:いいですね。そのオンタイムということは、結構マメに連絡は・・・
富田さん:はい。いただいております。


4. あってよかったと思うイベント・行事

加登谷:明星中学・高等学校に入って、あってよかったと思うイベント、または行事はありますか?お子さんのためになったといいますか、この行事はよかったなとか、このイベントはよかったなと思うものはありますか?
富田さん:そうですね。やっぱり明星祭は、団結力を生むので、明星祭・・・。もうでも、行事は全部いいですね。(笑)
加登谷:そうですね。(笑)
富田さん:体育祭も見に行くと、中高、他学年の頑張ってる姿が見られるし、本人たちも得点に繋げよう、結果を出そうとすごい頑張っていて。そうですね、あとオススメは、合唱コンクール。
加登谷:合唱コンクール。
富田さん:はい。綺麗な歌声に保護者の方も心が洗われるようでものすごく感動しますね。
加登谷:合唱コンクールは。中学校であるんですよね。
富田さん:そうですね。
加登谷:クラスごとに曲を歌って、それで順位がついていくものだと思うんですけれども、確かに合唱コンクールは熱も入りますし、中学校なので、あんまり男子生徒が歌わなかったりとか。(笑)そういうものを乗り越えて作られるというのがいいですよね。
富田さん:そうですね。クラスの中で、練習期間に男の子、女の子で、声出さないからって喧嘩したり。でも、最後はそのクラスはまとまって円陣を組んで団結して、本番に臨んだそうです。そういう熱い話も耳に入り、子どもたちは行事をきっかけにいろんな面で成長できているのかなと思います。


5. 入学前と入学後の学校に対する印象の変化

加登谷:幼稚園からお子さんを明星に通わせてるということなんですが、幼稚園に入る前と入ったあとの印象で何か違いはありましたか?英会話の先生から聞かれた印象などで。
富田さん:特になかったですね。
加登谷:なかったですか。同じような印象で。
富田さん:そうですね。その先生がいらっしゃった頃の明星から、変わらないものがずっとあるんだろうなと思っています。


6. 保護者同士の仲

加登谷:保護者同士の仲はいいですか?
富田さん:仲はいいです。はい。
加登谷:親同士でライバル関係のようなものはありますか?
富田さん:うーん、私自身はあんまりそういったことは感じてないんですけれども、中には感じていらっしゃる方もいるかもしれないですよね。

加登谷:そうですよね。
富田さん:それは、その方たちの気持ちなのでちょっとわからないですね。
加登谷:保護者会でほかの保護者の方とお会いして、情報交換をされることはありますか?
富田さん:そうですね。よくあります。


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加登谷美琴
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