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取材日:2017年5月15日

インタビュイー:進路指導 Senior Advisor・副校長 福本眞也先生

インタビュアー:立教大学現代心理学部映像身体学科2年生 加登谷美琴


1. ◆◆第3部 明星中学高等学校はどう変わるのか◆◆




2. ①教員の意識改革

加登谷 :それでは次に移りますが、明星の改革について詳しくお聞きしたいと思います。まずは教育について、改めて明星の教育の課題・問題点がありましたらお聞かせください。

福本先生 :学力間がバラバラ。

加登谷 :学力間。

福本先生 :どんな学力を身につけさせるのかということ。基礎学力ですよね、どんな基礎学力を身につけさせるのっていうのがすごく曖昧。先生方はただ教えればいいということではないんですよ。どうやったら力がつくのかというところまでの手を打っていかないといけないんだけど、それがなかなかできていない。

加登谷 :なるほど、そういったところを改革するためには具体的にはどのようにすればいいですか?

福本先生 :基本はね、先生が変われば生徒が変わるんです。生徒が変われば学校が変わるんです。だから基本的には先生が変わる。生徒はね、素直。素直でね、明るい。基本的には明るいし、育ちがいいんだろうなあ、ここの生徒たちは小学校のときから。そういう面では子どもの体質が5年・10年・100年で変わるわけないんですよ。ずっと同じなんですよ、人間の子どもって。

加登谷 :はい。

福本先生 :教育って何で大切かっていうと、その出会いによってその人が、いろんな分野に伸びていくんですよ。どれだけ音楽的才能を持っていても、今の時代だから情報があって音楽を目指すこともいっぱいできるけど、昔だったらそんなことはできないわけだ。語学の才能があったり数学の才能があっても、そこを学ばないと先に進まないじゃないですか。だからそういう生徒の才能って貴重なんです。それをどう伸ばしてあげれるかという学校の教師側の資質、そこのところが一番大きいと思いますけど。一番簡単じゃん。ハンドボールは何で強くなるのっていう話でしょ。

【※編集部注釈:明星中学高等学校ハンドボール部について・・・昭和23年に創部して以来、昭和39年、41年、42年インターハイ優勝。41年、42年、平成元年国体優勝。昭和63年、全国選抜大会優勝。昭和56年、平成元年インターハイ準優勝。昭和56年、62年全国選抜大会準優勝。昭和57年インターハイ3位。全国選抜大会出場22回、インターハイ41回出場、関東大会52回出場の実績を誇る。】

福本先生 :同じ質の生徒が入ってきてるのに、何で毎年毎年成績が違うの?って。何でこの何年間は進学実績が上がってきたのって。小川学年(の進学実績が)上がって佐藤学年(の進学実績が)上がってっていう話になってるでしょ。生徒の質が変わったわけじゃないんですよ。生徒の質は一緒。でもやることと、目指すところがあって、それによって成績がよくなる。でもそいつらがいびつに卒業していったかっていうとそれは違うでしょ。

加登谷 :はい。難しいところではあると思うんですけども、教員の方の対応力を向上させたり教員の方の変化をさせるには、どのようなことが必要だと思われますか?

福本先生 :意識改革だと思います。

加登谷 :意識改革。

福本先生 :はい。さっき言ったように教師が変われば生徒が変わるっていうのは、まさにそうですよね。言葉一つでも、1足す1は2だというのと、1足す1をやるとどうなるのっていうように何と何の組み合わせをしたらいいのっていうのは全然違いますよね。そういう発話一つにしても、生徒の引き出し方にしても、宿題の出し方にしても授業のやり方でも、先生の教育スキルが上がれば上がるほど生徒はいろんなことを学べるじゃないですか。

加登谷 :はい。

福本先生 :だからそういう意味では教育の世界っていうのは先生が一番大切だと思いますよ。そのためには教員研修もしてもらうし、外からの講師も呼びますし、いっぱい外に出てもらいたいと思ってるんですよね。いろんなものを見ていろんなものを吸収して、教師の学ぶ力をもう一回改めてやってもらうと、それだけでも全然変わってくると思うんだけどね。

加登谷 :その先生方が学ぶということについて、一つお聞きしたいことがあるんですけども、今のこの明星で既にPHSを持っていて、いつでも生徒からの質問に答えられる仕組みがあったり、放課後学習を持っていたりとか、一人ひとりの先生方の負担が大きいというか、そういうふうに感じるといいますか。教員研修で外にでかけたりすることで、さらに負担が大きくなると思うんですね。その点についてはどうお考えになりますか?

福本先生 :それはね、産みの苦しみだと思います。

加登谷 :ああ、なるほど。

福本先生 :それを経ないと先へ行けないですよね。池上彰さんがよく言ってるんだけど、人間は追い込まれないと新しい対応が生まれないですよね。だから何かをオンするには何かを捨てなきゃいけないですよね。コップに水を入れるときに、ある程度で水があふれるじゃないですか。

加登谷 :はい。

福本先生 :でも入れる容器が大きくなるとまだ入りますよね。だから自分の器を大きくしないといけない、と私は言いたい。

3. ② iPadを利用した教育支援

加登谷 :次にお聞きしたいのが、iPadを使った教育支援について。何か改革に役立っていると感じる面、または役立てたいと感じている面はありますか。

福本先生 :生徒を見ているとiPadを使うと活き活きしてますね、やっぱり。「Seeing is believing」、どれだけ言葉でしゃべるよりも見たい。見たほうがわかりやすいじゃないですか。

加登谷 :はい。

福本先生 :すごく便利になりましたよね。すぐ画像も出てくるし。いろんな角度での新しいアクティブラーニングとしての中で応用できるものもありますので。いずれにしても道具だからさ、それをどういうふうに使おうかっていう先生たちの工夫じゃないかな。そういうものを使って何をやろうかってなったときに、これにのめり込んでしまったらまた逆効果なんだけど。道具としてここまでできるよねっていうのがあったら楽しいですよね。

編集部 :多分ですね、私思うんですけど、iPadを使うことによってかなり教員組織が困っている稼働の極大化っていうところと、それから生徒の勉強の効率化、これが両方ともはかれると思うんですよ。

福本先生 :この間ね、オリエンテーション合宿でビブリオバトルをやったんですよ。そのときどうやって発表させようかなって思って、iPadを20台持っていって、その場でKeynoteの使い方を教えて(モバイルデバイスのためにつくられた、プレゼンテーション用アプリケーション)。そしたら子どもってやっぱり早いね、ぱっぱぱっぱ使っちゃって。プレゼンもKeynoteを使ってやれるわけ。

編集部 :はい。

福本先生 :するとビブリオバトルだからこの本はこういう本ですよって写真を撮って中身をまとめていって。全部プレゼン資料作っちゃってさ。それで、ただ作った資料を読むだけじゃなくて、自分の言葉でしゃべっている生徒がやっぱり優勝しちゃったね。だから使い方だと思うんですよ。英作文だと全員の英作文が一遍に見れるようになりますから。

編集部 :そうですよね。

福本先生 :この中で正しいものを選べ、探せっていうと今まで隣同士で答えを見比べて間違ったところをお互い訂正してごらんって言っていたのと全く一緒なんですよ。あと保護者には全部お知らせはクラスでペーパーレスで流しています。

編集部 :なるほど。

4. ③ 一人ひとりに寄り添った進路指導

加登谷 :一人ひとりの生徒の特性などを全員で共有しているというお話があったんですけども、明星では全員で共有するにあたって具体的にどのようなことをしていますか。

福本先生 :クラス分析会とか進路検討会とかをやっていますよ。今年は、学年連絡会というのをやって、いわゆる学年の目標、それから1年間の進路計画、行事計画、それにHR計画をつけて、各教科のシラバスの共有会を非常勤の先生方も含めてやりました。あとは一人ひとりの生徒たちが時期を決めて進路と学年団と共有して「この生徒は成績が悪いけど何で?」っていう話をして、「ハンドボール部ですから」みたいな。(笑)

加登谷 :笑

福本先生 :それを理由にするなとか何とか言いながら、この子は将来どうするのとかいうような話までやりながら。3年生のこの時期だったら、この子はどこに行きたがってるんだと。この成績では通らないけど、どうするんだと。推薦で何とかしてあげるのか、推薦がだめだったらどうするんだとか全部。

編集部 :一人ひとりですか?

福本先生 :一人ひとり。クラス分析会とか進路検討会とかそういう会議が頻繁に行われています。

加登谷 :私が・・・。

福本先生 :あなたの学年からです。(笑) 基本的には一人ひとりの進路実現。夢をどうかなえてあげるか。かなえるのは本人ですから、それをどう背中を押してあげるか。教員ってね、背中を押してあげるぐらいしかできないんですよ。

5. ④進学実績の評価と今後の展望


⭕️⭕️2016年度の進学実績についての感想と評価⭕️⭕️

加登谷 :では次に移ります。教育のこととは少し違うことになると思うんですけども、具体的な進学実績の目標についてお聞きしたいと思います。2016年度の進学実績がこちらにあるんですけども、こちらについてのご感想または評価を教えてください。

福本先生 :この学年はですね、中1のときから英語に力を入れてきた学年ですね。

加登谷 :はい。

福本先生 :特に私立大学に一番必要な英語が一番強かったということがあって。いろんな大学に通りやすい状況は作っていますよね。あとは、それぞれの教科担当者がよく頑張って生徒たちもよく頑張ったと。センター試験は今は国公立のためだけじゃなくて私立で使うこともできるので、12月の期末テストが終わってから直前までずっとセンターの対策を一ヶ所に集めてやり続けたんですよ。それで最後の1カ月間くらいの対策がきちんとできてたということで、センターもすごくよくできて。本科を含めてほとんどが全国平均並みになったんですよ。

加登谷 :おお。確かに早慶上理のこの合格者数を見ても・・・。

福本先生 :英語が強かったからですよ。

⭕️⭕️2017年度から5カ年の進学実績目標⭕️⭕️

加登谷 :では、2016年度はこの辺にしておきまして、次2017年度から5カ年の進学実績の目標を教えていただけますか。

福本先生 :そうですね、国公立に30〜50人、早慶上理に50〜100人、GMARCH単独で150人は行けたらいいなと。すごいなこれ。(笑)

加登谷 :すごいですね。

⭕️⭕️MGS一期生の代の進学実績目標⭕️⭕️

加登谷 :MGSのクラスが設置されたのは今年からですよね・・・去年から?

福本先生 :去年から。今2年目。

加登谷 :MGSのクラスが大学受験ってなると来年ということになると思うんですけども、そのMGS一期生の代の進学実績の目標・・・。

福本先生 :国公立に20人ぐらい行ってほしいなと思います。それで早慶上理で今年が23人?

加登谷 :はい。

福本先生 :早慶上理で50人くらい。

編集部 :それはMGSの中でですか?

福本先生 :はい。MGS二クラスですね。進学実績じゃなくて合格実績ですから。30〜50人は行けないかなあと思っているんですけど。

【※編集部注釈:MGS(Meisei Global Science)・・・平成28年度入学生より、難関国公立大・私立大学への進学を目指す生徒を対象としたクラスを設置。中学に1クラス、高校に2クラス設置。】

  

6. ⑤ 各種活動について、活動日数・時間、その他変更点

加登谷 :次はですね、勉強以外の各種活動、例えば委員会活動とか部活動について、今のこの明星の改革によって活動日数や時間その他変わるところはありますか?

福本先生 :特にないと思います。

加登谷 :そのままで。

福本先生 :ただ生徒には、学校生活・学校活動はすべて積極的にかかわるように言っています。中途半端にやるんじゃないよと。

加登谷 :はい。

福本先生 :結局ですね、お勉強っていうと教科学力の話ばかりしているんだけど、交流して学んでいろんなものを表現して、学校の活動の中でもいろんなことを学んで、それと教科学力が一緒になって学力がつくんですよっていう話です。

加登谷 :はい。

福本先生 :行事や部活なんかを一生懸命やる人のほうが頭を使っているんですよ。それがそのまま学ぶ力なんです。成績がよくなる子っていうのは基本的には授業をまじめに聞いてる子じゃないんです。寝ているとき以外は頭を使っている子なんです。

加登谷 :なるほど、はい。

福本先生 :だからこういうことに積極的にかかわらない生徒はね、頭を使う場面がないんですよ。それがそのまま教科学力にもつながってくる。

加登谷 :なるほどですね。確かに実際に部活動に入っている生徒も多い印象もありますし、委員会もほぼ全員が入りますよね。そういった活動が・・・。

福本先生 :そういった活動の中でも、授業のときに言われていることがどんなことなんだろう、なぜこんなことを言われているんだろう、それをどう解釈したらいいんだろうなって頭を使っていくわけ。同じなんですよ。だから部活動で使う頭と教科学力で使う頭は、実は一緒なんです。

加登谷 :あーなるほど。勉強するためにも、勉強以外の学習も・・・。

福本先生 :そう。そこで頑張ることで頭を使うからそのまま勉強のときにも応用できる。

加登谷 :そういった機会が多い印象を私は受けました、高校にいるときに。

福本先生 :そういう意味では高校の体験学習っていうのは初代の児玉九十先生が考えられたのは、頭で考えたってどうしようもないじゃないかと。実際にやってみて初めて身につくんだっていうのがよくわかるんだと思います。

そういう意味ではいろんな体験学習があることは必要だろうと思います。そこだけでやっていると今度は基礎学力ができてなくて、こっちで体験学習をやるんだったらここで基礎学力を身につけるんだよっていうふうな、そういう教育のシステマティックなものが必要になるんじゃないかなと。

7. ⑥ 大学進学することの意味と明星のキャリア教育


福本先生 :小学校の親御さんに対して伝えたいのは、この学校は成績が悪くても絶対に見捨てないとうこと。本当に手をかける。成績が悪くてもできなくても。そこは他の学校よりも丁寧だと思う。それが成果としてきちんと出てるかっていうと出てない。だからそこが出ると全然違うと思う。

編集部 :多分そこにつながっていく話だと思うんですけど、加登谷さんってちゃんとした授業をやっているいい大学に入られたじゃないですか、結果として。

加登谷 :はい。(笑)

編集部 :それはよかったですか?

加登谷 :よかった・・・私が通っている大学が歴代の先輩方も多い大学ですし、有名といいますか。そういった大学は伝統も実績もありますし、そういったところで、もちろん授業もそうなんですけど、先につながるキャリア教育とかもすごく充実していて。そういった面では名の知れたと言いますか、有名な大学に入れたことで・・・。

福本先生 :世界が広がるんだよ。

加登谷 :それはすごく感じます。

福本先生 :だから東大に行けば一番多様性がある。というか多様な人物がいる。

編集部 :そうですね。それは間違いないですね。

福本先生 :やっぱり有名な大学に行けば行くほど世界が広がる。

加登谷 :それはすごく感じます。

編集部 :そういった中で、やりたいことに関しては6年間いろいろなかたちで相談されたり指導されたりしたわけですよね。

加登谷 :はい。

編集部 :そこに完全に合致したかどうかはわからないけど、そこを広げてくれるような進学先へ行けましたと。

加登谷 :はい。

編集部 :なるほど。先生にとって進学というのは先ほどの言葉をお借りすると、生徒がやりたいことを実現すること、そして、その背中を押すことが教員のすることだと。

福本先生 :そう。だから学校のために進学してくれなくていいんですよ。進学実績を上げるために進学してくれなんて全然思っていなくて。今年でも首都大東京に推薦で通った子なんていうのは、私立を受けたら5校も10校も通るような成績なんだけど「もう受けなくてもいいですか?」って言われて「いいよ。」って。

編集部 :そうですよね。英語の先生にインタビューしたときにも、そういう話が出たんですよね。「合格実績をたくさん上げるためだけに、受験をさせたりはうちは絶対しない!」と強く言われてましたよね。

だから進学っていうところで今まではいろんなことを経験させて勉強もさせていたんだけれども、そこをより生徒の次の未来を実現するために・・・。

福本先生 :基本は明星の6年間で自己成長をどれだけできるかだと思うんですよ。自己発見して自己成長して自己実現にどれだけもっていくかというところが、この6年間の中でうちはいろんなプログラムがありますよと。できない生徒も手厚くやるし、それが成果につながるともっといいんだけれど。

編集部 :もう少し生徒がどういうふうに望んでるか、いろんなことをさせるっていうところをお聞きしたのですが、今までは短針案的だった短いスパンのところで考えられてたのをさらに6年間だけじゃなくて、次の4年やそれからもっと先というところまで含めて自己実現させてあげようっていうことですか。

福本先生 :そうです。自分に気づかせて自分を成長させる場面をいっぱい作ってやろうというのが中学校のところからですよね。高校から入ってくるとどうしても受験っていうところに集約されていきますので。中学校の3年間を受験のための3年間と見るのか、御三家みたいに。結局開成に行っても視聴率4割(塾に通わない生徒の割合)でしょ。あとは塾の宿題をやってますよね。あとは鉄緑会に行ったりいろいろなところに行って勉強してるのが御三家じゃないですか。

編集部 :はい。

福本先生 :そこのところがわかりきっているから、そこに教育の本質を持っていってるのが開成・麻布じゃないですか。

編集部 :なるほど。

福本先生 :明星はそういう生徒たちじゃないわけであってね。本当にお勉強のできない生徒からお勉強のできる生徒まで、開成レベルから一番下までのごった混ぜの学校なんですよ。

編集部 :なるほど。

福本先生 :ある意味教育困難校ですよ。だから百貨店って言ったんです。どのレベルで来ても大切にしますよと。一人ひとりの自己実現に対してのお世話をしますよというようなスタンスで僕はいいと思っているんですよ。

ここに(明星高等学校の教育ビジョン)も書いてあるけど、MGSは国公立大学・難関私立大学を目指しましょうねなんだけど、本科のほうは一般入試にチャレンジするGMARCH+の生徒と、志望大学をきちんと推薦・AOで実現していく。だから行きたい大学がちゃんとあるよねっていう話だよね。これで明星大学が全部さらにカバーしてると。こういうセーフティネットですよ。これはある意味安全パイがここにあるわけ。

加登谷 :明星大学という。そうですね、友達とかが推薦とかAOとかをやっているときに、すごく先生方が作文を何回も見てくださったり、面接の練習してくださったりとかしてるのをすごく見てきたので。その一人ひとりに対してが。

福本先生 :手厚い指導がね。それは公立にはないですよ。

 

8. ◆◆第4部 インタビューを終えての感想◆◆


編集部 :ここ数ヶ月、加登谷さんといろいろ今後明星中学校、高校がどうなっていくのかっていうところで考えて話をしてきたじゃないですか。

加登谷 :はい。

編集部 :自分がこういう学校になってほしいと思うところと、今日のお話を聞いていかがでした?

加登谷 :少し前に保護者の方とお話させていただいたときに、私も同じ共通認識があったんですけど、勉強にすごく力を入れていて、言い方がすごく悪くなってしまうんですけど、それ以外のことがすごく疎かになってしまうというか。勉強に一番の重点を置いているほうに変わってしまっているっていう印象があったんですね、このお話をする前までは。でも今日のお話を聞いてそれは違ったなと。自分の認識が違ったなっていうのが一番の印象で。

福本先生 :うん。(笑)

加登谷 :勉強はもちろんですけど、勉強以外のこともすべて学ぶ、よく生きるために。すごく安い言葉にはなるんですけど、安心したといいますか。何かホッとしました。

編集部 :そうだね、それはありますね。

福本先生 :基本的には人間教育ですよ。結局明星の生徒たちっていうのは明星の6年間ないしは3年間で人間として成長するんだよというところに重きを置きますね。学習指導っていうのはその中の当然のことなの。One of them. 人間の能力ってね、たたけばたたくほど伸びるんだよ。(笑)そこが面白い。

加登谷 :そうですね、この年間計画(下記参照)を見ても、勉強のここに考査があり進研模試があり、進路の行事だったり学校の行事だったり、総合的な学習だったり。すごくいろんなことがあって、これらがすべて明星のよさを表している気がしますね。勉強もそうですけど、職業観について考えるとか、芸術鑑賞教室とか、勉強に一番の重点を置いているほうに変わってしまっているっていう印象があったんですね、このお話をする前までは。でも今日のお話を聞いてそれは違ったなと。自分の認識が違ったなっていうのが一番の印象で。

福本先生:うん。(笑)

加登谷:勉強はもちろんですけど、勉強以外のこともすべて学ぶ、よく生きるために。すごく安い言葉にはなるんですけど、安心したといいますか。何かホッとしました。

編集部:そうだね、それはありますね。

福本先生:基本的には人間教育ですよ。結局明星の生徒たちっていうのは明星の6年間ないしは3年間で人間として成長するんだよというところに重きを置きますね。学習指導っていうのはその中の当然のことなの。One of them. 人間の能力ってね、たたけばたたくほど伸びるんだよ。(笑)そこが面白い。

加登谷:そうですね、この年間計画(下記参照)を見ても、勉強のここに考査があり進研模試があり、進路の行事だったり学校の行事だったり、総合的な学習だったり。すごくいろんなことがあって、これらがすべて明星のよさを表している気がしますね。勉強もそうですけど、職業観について考えるとか、芸術鑑賞教室とか、レステーションコンテストもありますし。いろんなものがあることによって先ほどおっしゃっていた百貨店を表しているような気がします。

福本先生:いいヒントだな。これをそのまま百貨店にしちゃおう。(笑)1階から12階までありますとか言ってさ。あっはっは。

編集部:福本先生は恐らく熊本高校時代からずっと同じことをやられているんですよね。

福本先生:そうです。結局僕はベネッセの情報紙でよく、「受験生である前に人間であれ」って書いてたんですよ。

編集部:明星のもともと持っているいいところに大学の入試の対応力(ベネッセの持ついいところ)が加わる。これによってさらに世界を広げてあげようっていうことですよね。

福本先生:そうそう。

編集部:熊本高校の場合には大学入試への対応力ばかりだったから、バランスを取って人間力であるとかそういったところをつけられたと。ベネッセの場合にはそれを水平展開でもっと広くやられてましたと。それをもう一回明星の中で集中的にやられるということですよね。

福本先生:だから熊本高校だからできたことではなくて、僕は明星でもできると思っていて。

編集部:どこでも。

福本先生:どこでも本質的なものは変わらないと思うんですよね。

編集部:わかりました。ありがとうございました、長時間。

福本先生:いえいえ。

加登谷:ありがとうございました。

↓(参考資料:2017年度第1学年年間学習指導計画)

※編集部注釈:考査、模擬試験、芸術鑑賞教室、職業観について考える、レステーションコンテストなど、いろいろなプログラムが4月から3月まで揃っています。

「2017年度第1学年年間学習指導計画」



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