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わが子にあう中学校をえらぶサイト

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1. 併願について

-どこの中学を併願している生徒が多いというのは…
金田先生: どうなんですかね。開成では併願校を調べていないので…。
-高レベルの学校…
金田先生: 日にち(受験日)が重なっていないところで、受験生の居住地によって埼玉だったり千葉だったり神奈川だったりに住んでいる人は、自宅の近くの学校っていうのはあると思います。
-確かに、自分高校からだったんですけど、千葉だったので渋谷幕張とか、都内の早稲田の学院とか、筑波の付属とか併願してましたね。
金田先生: うん、それぞれあると思います。


2. 先生になられた理由

-最後は、先生の個人的なお人柄とか、これからの目標について、お伺いできればと思います。
金田先生: はい。
-先生になられた理由とかってありますか?
金田先生: うーん。最初研究者を目指した時期もあったんですけれども、若い世代に自分の知っていることを伝えたり、そのきっかけを作ることで、自分一人じゃできないことを次の世代がやってくれる。私が学生だった頃に、尊敬できる
先生に出会ったり、研究者を目指していた時期にそういうことをその先生に言ってもらったりして、それで教員を目指すようになったんです。 -じゃあ結構今も参考にされている先生とかいらっしゃるんですか?こういう先生になりたいとかいう目標…
金田先生: モデルっていうわけじゃないけど、きっかけを作ってくれた先生がいます。
-あ~。それはどういう意味で、きっかけとなったんですか?
金田先生: 大学院で研究がはかどらなかった時に、自分一人でできることもあるんだけれど、大きな学校に自分が携わることでできることもある。そういうことを教えてくれた先生でした。実際、開成には学年に300人いるんで、本当に凄
いことができる。それを感じています。-根底には、物理をもっと発展させたいみたいな、思いがあって・・・
金田先生: そうですね。
-ちゃんとした研究者よりは、先生の方がより影響力が大きいだろうっていう意味で・・・
金田先生: 専門の研究者でなくても、物理を世の中に還元していける。あるいは基礎研究はすぐに役立つものじゃないので、そこらへんの理解とかが生徒・卒業生の中で、少なからず残ってくれて、自然とそれが広がっていく。物理って
いう学問自体が少しでも広がるかな、物理に対する理解が広がるかなって。

3. 開成中学に赴任されてから

-開成にはいつ頃からいらっしゃいますか?
金田先生: 8年目になります。2009年から。
-僕が入る1年前からですね。
開成に入る前は、どこかでやられてたりするんですか?

金田先生: 女子校で教えてました。その前は共学で教えていました。
-3校目ですか?合計で、何年くらい?
金田先生: 合計だと20年くらいです。
-開成、もともと開成のOB…?
金田先生: ではないです。
-なぜ開成に来られたんですか?
金田先生: そうだなぁ。志高い生徒を教えたいというのがあったかな。もちろん、これまで教えてきた学校も同じく志が高いので、どうして開成かって言われると難しいんだけれども。これまでのところも含めて、教育に携わるっていうことで、
未来を作ってる、社会を作ってるっていうのもあるし、私の専門は物理なので、物理の未来を創っていけるような生徒、物理を使って社会を変革していけるような生徒を教えたいというのがあって、開成に来たというのがあります。

-開成って本当にそういう生徒いますよね。そういう(笑)
金田先生: いますね!さっき図書館でも言ってたけど、あらゆる興味を持ってる、その個性というか多様性っていうのかな。物理が本当に好きっていう生徒も、そんなに得意でない生徒もいるんだけれども、それぞれの個性がある。授業で
も、得意じゃない生徒からの質問で、刺激を受けることもある。専門的な生徒の質問とか、もう一歩引いたところでの質問にも、すごく刺激を受ける。とても楽しいです。-視点もバラバラですよね。
金田先生: いい意味で、バラバラ。本当にそうそうなんだよね。
-物理部ってありますか?
金田先生: あります。
-それは顧問されてるんですか?
金田先生: いえ。僕は、山岳部と美術部を担当しています。開成の顧問は、先生がやりたいものに手を挙げるシステムなので、「(顧問を)やれ、やらされる」っていうのがない。顧問に限らず、ある程度そういう自由が認められてる。もち
ろん、しなきゃいけない仕事はあるんだけれど。生徒も、部活は兼部も含めて自由だよね、強制的に何かやらなきゃいけないってわけでもない。そういう意味で、好きな生徒の集まりで、教員も興味で集まる先生なので、うまくかみ合ってる。-生徒の自由はよく聞きますけど、先生が自由にやられているというのは聞いたことがなかったので
金田先生: そうですね。僕も部活の顧問は、生徒が「顧問やってください!」と来られると、断りにくい(笑)やりたいっていう生徒が自分を訪ねて来てくれると、なかなか…。
-嬉しいですよね。
金田先生: そうですね。顧問をしていると、そういう接点を通じて、興味が深まっていくってこともあります。また、同好会活動は結構頻繁に結成できるので、授業を担当してる関係で顧問やってくれっていうのもあって、それから私の方も
興味が深まっていくっていうのもありますね。-それ僕もやったかもしれない。フットサルやろうとして…
金田先生: 誰か先生にお願いしました?
-桜井明先生かな、お願いした記憶があります。高一の時の新高(高校入学生)で担任の人で。
金田先生: 受けてくれました?
-確か受けてくれました。
金田先生: 心意気を買ってくれたのかな(笑)
-そんな気がしますね。
金田先生: 私は同好会は、アニメ研究同好会、エコカー同好会の顧問をしています。
-エコカー同好会?
金田先生: エコランっていう競技があって、自分たちでエンジンとか車体とかを作って、で、燃費を競う。(ガソリン)1リットルで何百キロ走るっていう大会なんで、そこで記録を出すのを目指して、今、やっています。
-僕がいた頃に比べて、すごい、いろんな活動をしている人が増えているイメージがあって。結構ロボットなんか作ってる人いますよね。ユカイ工学っていう会社と、開成のOBの人がいるんですけど、その人の会社で高校生か中学生か忘れたけどロボ
ット作って、その大会に出ようとしてるみたいな。私的に。

金田先生: そうか、有志でやってる人もいるんですね。
-なんか、すごいなと思って。
金田先生: 白濱さんの時にも自由な雰囲気があったんだろうと思うんです。白濱さんも同好会を結成したわけだし。ただ最近は、表に出るような結果が出てきてるだけっていう感じがします。活動が目立ってきてる。


4. 好きな本・影響を受けた本

-そうですね。何か、好きな本・影響を受けた本、何か、教師生活においてこういう本が良かったとか…
金田先生: だいたい物理の本は好きですね。専門書から啓蒙書みたいなものまで。まぁ、本当に他に趣味があればいいんですけどね、本当に物理のこれ一冊っていうのは難しいんですが、いろいろな本、物理の本が好きですね。教員
室はお見せできないんですが、先生方の棚を見ると、だいたい専門書が並んでいます。私がここに赴任してきた時にびっくりしたことの一つがそれです。自分も、常に物理に関する教養は深めないといけないと思うんで、自分自身が興味持って最新の研究から、昔の教育課程の素材を読んで、それをどう生徒たちに伝えていくかを考える。本当に一冊一冊、驚きがあることが多いので、できるだけいっぱい読むようにしてます。-昔から好きなんですか?そういう本。小学生からとか
金田先生: いや、そういうわけじゃないですね。物理が好きになったのは高校3年くらいから。
-へぇ~。それも教わってた先生の影響とかですか?
金田先生: そうですね。物理の先生の影響ってのもあると思いますね。それまでは、まったく別な科目が好きだったんです。最初のきっかけは、僕が高校生の時に「高温超伝導」というのが話題になって、その超電導に関して最初興味を
持ったんですね。でも大学入ったら物理全般をやって、超電導の研究をしたってわけではないんですけれども。


5. 趣味・特技

-なるほど。少しプライベートなところでいくと、普段の趣味とかございますか(笑)
金田先生: 物理が好きなんですけれど、見聞を広める意味で旅行だとか、あとは絵を描いたりすることだとか。あとは自然の中、山とか海とかね、そういうところで時間を過ごすのが好きですね。
-山岳部と美術部…
金田先生: そうそう、そこに繋がりますね。プライベートでもそういうのは好きです。
-なるほど。ありがとうございます。


6. 先生ご自身の目標

-では、先生としての目標というか色々お伺いしていきたいんですけれども。まずは、勉強とは何のためにするのかっていうのを先生なりにご説明頂ければなと。勉強をする意味というか。
金田先生: 僕は社会に出て、教養がすごく大事だと感じています。専門も大事だし、専門外の教養も、いろんな視点、いろんな人たちの教養の深さを見て。やっぱり学生の時に教養を深めるっていうのはとても大事なんだって思いまし
たね。私が今の自分にたどり着くまで、それまでに勉強した教養とか専門に支えられてたんだと思います。何の為っていうよりは、自分の為かな(笑)-うーん。すごいっすね。


7. 自校の生徒の特徴

金田先生: 開成は満遍なく授業があるんです。教養としては、そういう部分が大きいです。
-そうですね。まったく数学できない文系結構大学生でいるじゃないですか。ず~っと、なんか、分からない部分が多いですよね。
金田先生: 僕は見聞が狭いんですけれども、専門ができる人っていうのは世の中にはたくさんいると思うんですが、幅広く教養を持ってて、なおかつ専門が深い人っていうのは、そんなにはいないと思うんですよね。でも社会で、自分が「こ
れだ」って人についていく時、あるいは周りの人から「これはお前にやってもらいたい」っていわれる時、他と違う存在っていうのは専門の深さもそうだけど、教養の広さ・深さが鍵になると思います。そういう人ってそんなに数は多くないかな。生徒にはそういう風に、それくらい教養を深めていってほしいっていうのはあります。 開成でみんな個性が強いところが360度それぞれあるので、それがこう、和集合っていうの?全部含めて、生徒同士でフィードバックし合う感じが、教員としても個人としても魅力ですね。-そうですね。和集合もめちゃめちゃ広いですね(笑)確かにそれはすごいいいところですよね。確かに、文系も、高三に入っても文系と理系も混ざって受けるクラスとかもありますけど
金田先生: 開成では、高2・高3でクラス替えをしないですよね。それが卒業後も続いていくわけです。同窓会なんかも活発に開かれています。社会に出てから、例えば理系の卒業生がいて、何か仕事をする上で文系の意見を聞きた
いなって時に、クラスを辿っていけば意外とその専門の奴がいて相談できる。開成としても、そういう関係が保てるように、できるだけ文理や個性がバラバラになるよう高2の段階でのクラス分けを考えてますね。-ちょうど僕の学年が就活してて、(大学)4年生で終わるんですけど、うちのクラスも官僚になる人もいれば理系で院(大学院)に進む人もいるし、あとは普通に企業、ベンチャーから大企業までバラバラだし、本当に進路バラバラなんで、それでみ
んなすごい活躍していくんだろうなって、思いますよね。金田先生: 同窓会で話が出た時にも、仲間がお互い頑張っていることをリスペクトするというか、尊重し合いながら「お前そんなことやってんのか」「頑張ってんな」っていう感じですね。
-お医者さんもいるし(笑)
金田先生: そうですね。(笑)
-命の安全も守られますしね!いいですね。


8. 自校の好きなところ

-なるほど。ありがとうございます。あとは、開成の好きなところと、開成の子供たちの好きなところってなんですかね。
金田先生: 開成の好きなところは、授業でも行事でも自由にできることですね。その分、自分の責任で一生懸命考えて、上手くいけばそれは嬉しいし。上手くいかなかったことも正直あるんですが、その時はどうして上手くいかなかったの
かなって次の励みになりますからね。開成の生徒のいいところは、元気なところかな(笑)-(笑)元気ですね。
金田先生: うん、そこはやっぱり、この年代の・・・何ていうかな・・・人間として、勉強とかもちろんいっぱいやってほしいなって思うのだけれど、現状元気であれば、いろんなことに取り組めるかな。
-意外と、素直な人が多いですよね
金田先生: そうですね!私が開成に赴任するまでは、先入観があったんです。先入観っていうか、ステレオタイプのイメージがあって、実際はそんなの関係なく元気でよかったなって(笑)まぁ、元気すぎて困っちゃうんだけどね(笑)でも本
当にそういう感じです。いろんなところで至らないところもあるけれども、礼節をある程度、年齢に、学年に応じて、身に付けていくところもいいと思いますね。-僕も思いますね。結構先生に反発したりするけど、なんか、なんていうか、悪い人はいないっていうか。友達の中ではすごい、いい奴だって思う奴ばっかりだし。めちゃくちゃやる人いるけど、根本はやっぱ、みんないい人なんだろうなっていうのは、すご
くあって。それは、なんか、好きですね。それは僕もやっぱり好きだと思ってましたね。金田先生: うんうん。
-悪い人はいないっていう。
金田先生: そうですね。うん。
-まぁ、開成の特徴もそんな感じですよね。自由な校風とか、主体性とか。
金田先生: そうですね。


9. 先生の子供も開成に入学させたいですか?

-自分の子供も開成に入れたいと思いますか?
金田先生: そうですね(笑)でも、それは本人次第だね。本人が行きたいと思えば、頑張ったらいいと思う。


10. 6年間で生徒はどのように成長しますか

-そうですね、あとはなんだろう。開成に入って、生徒がどんな感じで巣立っていくっていうか、どういう風に成長を遂げて、大学とかに行って、とかっていうのはありますかね。

金田先生: そうですね。随分変わるのは確かだと思います。何が変わったかって言われると、いろんな、上手くいったこといかなかったことを含めて、開成でいろんな経験をしていくので、高1に比べて高3の方が、やっぱり人間味が増えたかな、人間的な厚みが増えていったかなと感じます。それが勉強であったり、礼儀みたいなものであったり。 人間としてっていうと大きくなりすぎちゃうんだけど、人として、やっぱり成長しているなって感じはありますね。

-確かに。高校に入って変わるんですかね。僕が思ったのは、旧高って相当中三までめちゃくちゃやるわけじゃないですか。その、新高が入ることによって、変わったりしますよね。

金田先生: それはあるんじゃないかと思います。やっぱり一貫校であっても、中学を卒業して高校に入学する。新高で入ってきてくれた生徒もそうなんだけれども、やっぱり義務教育から義務教育じゃなくなる。それまで中学で最高学年であったのが高校1年になるっていう仕切り直しっていうのが、一貫の中でも一つケジメになっています。また部活では中学、高校と同じ部に所属することが多いと思うんだけど、ここでは指導を受ける後輩としての中学生と、翌年は指導者になる高1生ではだいぶ雰囲気が変わります。下級生の目を気にするとかもあると感じますね。

-結構自由じゃないですか、開成って。で、人間関係とかも自由だと思うんですけど、中学の時ってそれがいきすぎたりする場面がまぁ、なくはないと思うんですけど、なんかそこらへんの先生の制限するところと、しなくて自由にさせるところの見極めとかってどうされてるんですか?結構難しい…

金田先生: 結構難しいですね。私は高校の方は卒業生を出していて分かるんだけど、中学の担任をやっていないんでね。学年の先生が、自由な中でも丁寧に見たり話を生徒とコミュニケーションをとったりしているのは間違いないですね。

-自由にやらせつつ、見るべきとこは見てるって感じですかね。

金田先生: そうですね!指導すべきところは指導します。私も教科の担当として、気づいたところは学年の先生にフィードバックしています。

-やっぱり自由ならではの難しさとかありそう

金田先生: それは、あると思います。


11. 開成を受験する児童へメッセージ

-最後、メッセージというか、開成を受けたいと思っている子たちに。

金田先生: 最初の方に言ったかもしれないですけど、やっぱり勉強が大事です。それ以外の自分の大切にしているものもしっかり持って開成に入ってきてほしいと思います。開成に入ったら、それを追究していってほしいです。開成では多様な個性を待っています。頑張って下さい。





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