明治大学付属中野八王子中学校 卒業生インタビュー「この静けさ、豊かな自然を実際に来て体験してほしいです。授業や部活に集中できますね。」

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取材日:2016年11月12日

1. 自己紹介

田口:まずお名前をお願いします。 西郷さん:西郷雄盛と申します。 田口:西郷雄盛さん。今は大学生ですか? 西郷さん:大学2年になります。 田口:どちらの大学に通っていますか? 西郷さん:明治大学の経営学部に通っています。

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2. 趣味・特技・最近はまっていることはなんですか?

田口:趣味、特技、最近はまっていることは何ですか? 西郷さん:趣味は競馬を見に行ったり、スポーツ観戦全般です。野球をやっていたので、ストラックアウトとかが特技です。今は馬に乗っているので、乗馬が他の人よりできるかな。最近はまっていることは小説を読むことで、読書は結構していますね。 田口:どんな本を読まれていますか? 西郷さん:昔中学、高校にいたときは競馬に関する本しか読んでいなかったので、初心に帰って本当に普通にみんなが読むような本を読んでいます。「君の名は。」とか、一般大衆受けするような本を読んでますね、今は。学校にいたときは、本当にみんなから、お前なんでそんなの読んでんの?って言われるような、競走馬の歴史や、馬体に関する本や、馬の病気に関 する本、あとは馬の写真だけ載っている本なんかを朝の読書で読んでたりしたので。

田口:ちょっとみんなと毛色が違いますね。 西郷さん:そういう奴だと思われていたので、今は普通の本を読んでいます。 田口:今は大学に通っていて、大学の授業があって、競馬もやっているんですね。1日は、どんなスケジュールですか? 西郷さん:まず朝は4時半に起きて、朝ごはんを食べる時間がないので、着替えて身支度して、4時49分が電車の始発なので、それに乗って明大生田校舎まで行きます。朝6時半から馬に乗っています。自分の担当の馬が終わったらそこから明大前まで行って、学校の授業を受けて、それが終わったら自宅に帰って、あとは夜ごはんを食べて少しゆっくりしたらすぐ寝て、 次の朝みたいな感じですね。 田口:超朝型生活なのですね。

3. 志望理由を教えてください。

田口:明八の志望理由を教えてください。 西郷さん:小学校のとき野球をやっていて、当時自分が小学校3、4年生のときに早稲田実業の斉藤祐樹選手が甲子園で優勝したのを見て、そのあと早稲田大学に入ったので、自分も六大学に行って野球をやりたいと思って付属校を探しました。立川に住んでいたので、そこから通いやすい範囲に早実もありましたが、自分の実力的に見合ったところをと思って明八を 見つけて志望しました。

田口:じゃあ中学受験は自分からやりたいと? 西郷さん:はい、自分から行きたいと志望しました。

4. 併願校を教えて下さい。

田口:併願校ってありますか?その時に他に受けた学校とか。 西郷:他に受けた学校は、明大中野、あとは立教新座、あと練習みたいな感じで聖望学園。聖望学園も野球が強かったので、もし明八がだめだったら野球ができるところでと思って最初は志望していました。 田口:ここって中学から硬式野球? 西郷さん:中学は軟式。 田口:高校からみんな硬式? 西郷さん:はい。

5. 中学受験の対策はいつから始めていましたか。

田口:受験勉強は、いつから始めていましたか? 西郷:自分受験しようと思ったのが3、4年ぐらいだったので、多分周りの受験する人から考えたらちょっと遅めだと思いますが、小学校4年ですかね。小学校4年の1学期ぐらいからやっていたと思いますね。

6. どこの塾に通っていましたか。

田口:塾などには通っていましたか? 西郷さん:塾には通っていなくて、最初は通信学習システムみたいな、「天神」というので勉強していました。そこのアドバイザーの方に相談して受験したいということを伝えて、プランを立ててもらって。小学校までの勉強を5年生までに一通り終わらせてということを言われたので、アドバイザーの人と親が考えてくれた計画表をもとに自分で計画通りに進めていきました。あと 足りないと思ったところは、新たに教材を買って、自分で家で勉強していました。

7. 入学前と入学後の学校に対する印象の変化

田口:明八に入る前と入った後で学校に対する印象の変化はありましたか? 西郷さん:結構思っていた通りで、あまりなかったです。文化祭とか学校説明会とかも度々行っていたので、自然があって豊かで、駅からスクールバスで通って、田舎にポツンとあるというイメージ通りでした。授業は最初入ったときに学力テストがあって順位が出たのだけど、160人いる中で130位ぐらいでした。そのときに他の生徒たちとの学力差を感じて、みんな頭いいなっ て思いました。

8. 学校のいいところを教えてください。

田口:この学校のいいところを教えてください。 西郷さん:いいところは広いっていうのが一番ですね。こんなに運動できる設備が整っている学校は他にないと思うんで。グラウンドは人工芝だし、怪我もしにくい環境であると思います。あとプールも25mと50mの2つがあるし、野球場も立派なのがあります。 田口:山もありますしね。 西郷さん:山もあって、山の中に入るような、都会じゃ絶対できないような授業もありますね。他に邪魔するものがないので、授業に集中できるっていうのはありますね。都心のほうだったら、いろいろ行きたいところとか遊びに行けるところがいっぱいあると思うんですけど、ここはコンビニに行こうと思っても、確か歩いて30分近くかかるらしく、遊びにいくこともできないし、学校生 活に集中できるっていうのはいいところだと思いますね。

田口:説明会とか実際来てもらえればね。 西郷さん:大体わかりますよね。良さはわかりやすい。 田口:確かに。この静けさとかは伝えやすい。

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人工芝グラウンド

9. 中学校3年間で一番頑張ったことは何ですか。

田口:明八で一番頑張ったことは何ですか? 高校でもいいですよ。 西郷さん:部活動に一番力を入れて頑張りました。中学のときは、まず入って他の人との学力差を感じたので、野球をもちろん頑張ろうと思って入ったんですけど、勉強との両立をまず第一に考えていました。明八は8割が明治大学へ行けるというシステムだったので、野球だけに集中しても、勉強で置いてかれちゃうと自分の目標だった六大学には行けないと思い、勉強との両立をまず第一にしていました。中2のときに成績優良賞をもらってから、ある程度部活と勉強のバランスのコントロールをしながらやっていくことができました。

10. この学校に入って変われたところ

田口:この明八に入って自分が変われたことはありますか? 西郷さん:小学校のときは自分のやりたいことだけをやって、言いたいことだけを言ってみたいな感じでした。中学に入ってからは、野球部の副主将やエースとして、他の人の思いを背負っていく中で自分を犠牲にしなくてはいけないことが多くありました。自分を犠牲にしたり、人のために何かできるというのはこの学校に入ってからできるようになりました。授業でも自分中心に考えるのではなく、行事や体育祭や文化祭、合唱祭などでも、やらない人にもみんなで頑張ろうと率先して声をかけていく。そういうところが、クラス単位で活動したり、部活で頑張ったりといういう中で、自分が変われたところだと思います。

11. 中学校時代に辛かったこととか、挫折したこと

田口:明八の学校生活の中でつらかったこととか挫折したこととかはありますか? 西郷さん:中学から高校に上がる時期、ちょうど馬に興味を持ち始めて、そのまま高校に上がるべきか悩んだときがありました。そのとき、馬に関する学校や専門の学校を見つけたし、本当に馬に関する仕事をやりたいっていう気持ちがあって、もう馬のことしか見えなくなっていました。だけど、周囲の人に反対されて、とりあえず高校へ入り、誘われて野球部にも入りました。 高校の野球部は普通にしんどくて。それ以外にも、馬に関することをやりたいっていう気持ちと現実の学校生活に差があって。それで体調崩したのがきっかけで、学校休んで、学校に行かなくなりがちな時期がありました。それが一番挫折を感じたときですね。自分が一番やりたいこと、将来これをやりたいって真剣に思ってることと、周りの人の意見が違っていて悩みました。

田口:学校を休みがちだった・・・学校を辞めるっていうことも考えたってことですか? 西郷さん:はい。 田口:無事卒業しているってことで、何か変われたきっかけがあったのですか? 西郷さん:授業に行かなくなって、他の先生ともいろいろ相談しましたが、特に白井先生と二人で話しました。白井先生とは、一回競馬場を見に行ったことがありました。他の人と話して、自分が周りの人に迷惑かけているということに、ようやく気付き出したんです。親も、学校を休みがちなときには、朝無理矢理起こして、車に詰め込んで、そのまま学校まで連れて行って、学校へポイって下ろして、「学校行ってこい!」みたいにしてくれました。親も忙しいのに、そうしてもらっていることに、自分自身情けなく思うところはありました。夏休みになって、八王子の乗馬クラブに通わせてもらいました。そこで動物と触れあったりして、ちょっと追い込まれていた気持ちが楽になって、冷静に考えられるようになりました。野球もやりたいという気持ちもあったのに中途半端でやめて、学校も行かなくなってしまっているなって。とりあえず馬のことに関しても、高校を卒業してから考えればいいし、高校を卒業するのを目標に学校に通おうってみんなと話し合いました。ちょうどその頃は出席日数がギリギリのラインにあったのだけど、だんだん学校へ通うようになり、周りの人たちや野球部の先輩が声をかけてくれたことも支えになって、成績はギリギリながら高1は乗り切れました。2年になってからは、マネージャーとして野球部に戻らせてもらい、野球部としての活動も続けながら、馬にも少し乗って、勉強もしっかりやりながら、という形で高校は乗り切れました。

12. 中学校で一番好きだった授業は何ですか。

田口:明八で一番好きだった授業は1何ですか? 西郷さん:自分の記憶に一番残っているのは、白井先生の道徳の授業です。授業っていうと堅苦しいイメージがありますが、その道徳の授業はなんか違った視点で物事を見れてすごく楽しかった記憶があります。他には中学校のときの理科の授業です。中2のときの保田先生の理科の授業は、授業が自分に合っててわかりやすくて。理科に対して得意意識はなかったんですけど、テストでいい点が取れて、理科って意外と楽しいなと思ったのがきっかけで、そこから一人だけテストで100点取ったりしました。いい点を取ると採点してからランキングにしてくれて、何点の人何人、みたいなのやってくれたのもモチベーションになって好きになりましたね。

田口:道徳の授業が変わっているって、皆さん言っていますが、実際にはどんなことをやるんですか? 西郷さん:まず初回に白井先生が、ペットボトルに水を入れて持ってきます。第一声で、ペットボトルを持って、「これは白井ですか?」と聞いてくるので、みんな「何言ってるんだろう」とザワザワしだしました。次に水を飲んで、「この腹の中に入った水は白井ですか?」と聞いてきて。そういうやり取りの中でどういうことなんだろうな?と考えさせられました。自分というものを考える授業は、確かに答えを出せって言われると難しい。道徳って考えるものであって、答えがないじゃないですか。みんな一人ひとり考えがあって、それこそ数式みたいに解けて答えが一個あるわけじゃない。そういう自分自身の気持ちとか考え方を教えてくれる授業なので、一番面白かったですね。

田口:今聞いただけで面白いですよ。(笑) 西郷さん:授業中にみんなシーンとした状態で、音楽を聞くみたいな授業もありました。ジュピターを聞くという回では、ジュピターの歌詞について考えてみたり、他の授業では絶対ないことをやってましたね。

13. 学校への満足度

田口:明八を卒業して満足度を5段階で表すならいくつですか? 西郷さん:4になりますね。 田口:その残りの1はどんなことですか? 西郷さん:残りの1は、中学野球を都大会に出られると思ってやってたのですけど、最後の大会で自分のミスもあって負けてしましました。そこで悔しい思いをしているからですね。それ以外の学校生活は、いい友達もできて、いい生活ができたかなと思います。今でも中学校の友達とご飯に行きます。大学も付属なのでそのまま上がってる人が多くて、8年の仲になります。 お互いみんな何も言わなくても分かり合えている人が多いです。

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思い出の詰まった教室で

14. 将来の夢を教えてください。

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田口:最後に将来の夢を教えてください。

西郷さん:中学、高校のときは絶対馬の調教師になるって思っていたんですけど、今大学で馬術部に入ってみて、そんなに甘い世界じゃないなと感じています。もし中学のときに馬の専門学校へ行っていたらその道しかなかったですけど、白井先生や親の支えもあって大学へ来れたんで、明治大学の名前も活かして自分の決めたやりたいことを考え抜いて、これって決めたことをやることが夢ですね。 田口:じゃあ今となっては、中学のとき馬の専門学校行けなかったこともベストな選択だったっていうふうに思えていますか? 西郷さん:その時は本当に後悔していたんですけど、今となっては選択肢が増えて自分としての生き方としても道が増えたと思っています。今からその出来事を考えると、それもそれでいい選択だったと思えるし、一つひとつターニングポイントでいろいろあったことをいいふうに捉えるように、今は考えて生きてます。

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