学校の現状　専門家レポート

2012年に中学校が新設され、2014年４月に中学校３年までが揃った。高等学校として学校改革に意欲的に取り組み、ことに大学進学実績において刮目すべき高い実績を上げていることで知られる。最上位層は難関国立大や医学部などにも合格者を輩出するようになり、その高い教育力には定評がある。東大合格者もコンスタントに出すようになってきて、いよいよ中高一貫６年間教育に着手した。他に比して中高一貫教育のスタートが出遅れた感もあるのだが、そのことが逆に高校３年間だけでも高い実績が出せるようになってきていることに加えて、さらに中高６年間という時間を活用できることでのプラス面がより大きく出てくるだろうと期待される。新たに、「中高特進教育」を掲げて、本格的な進学教育を模索し始めた。中学校３年次から週に２日の７時限授業を実施するなど、たっぷりと授業時間を確保し、じっくり育て上げようという姿勢は好感が持てる。意識の高い西東京の保護者に支持される要素が多い学校といえるだろう。