明星中学校 卒業生インタビュー「先生方それぞれのPHSに、だれでも、いつでも質問できます。」Part2

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取材日:2017年3月17日

インアビュイー:立教大学現代心理学部映像身体学科1年生 加登谷美琴さん インタビュアー:教育図鑑編集部 田口亮太

1. 授業について

編集部 田口:中学校のとき一番好きだった授業を教えてください。 加登谷さん:私が一番好きだったのは、「多読」の授業です。 編集部 田口:多読? 加登谷さん:はい。明星学苑の図書館は、英語の本が簡単なものから難しいものまで、すごい数の本がそろっています。それを多読の授業で、とにかくたくさん読むというのがありました。中学3年生になると多読に加えて「多聴」という授業があります。英語の本全てにCDが付いているので、CDプレーヤーを借りてイヤホンで聞きながら、実際に声に出して同時に読むんです。それを週1回ずっとやってきたおかげで英語は読めるようになりましたし、何よりすごく楽しかったので、その授業が一番印象に残っています。 編集部 田口:とにかくたくさん読むのは、中1から? 加登谷さん:中1からですね。中1は小学校から上がったばっかりなので、騒ぐ子とかも多いので、司書の先生や図書館のスタッフの方が籠で本を持ってきてくださいます。それをみんなで読むという授業をやっていました。 編集部 田口:みんなで一緒に読むの? 加登谷さん:はい。その時間はみんな静かにしてずっと読みます。読んだら次の本、読んだら次の本っていうのを繰り返します。その多読の授業で読んだ本を一つ一つノートにつけてくほかに、図書館でも管理をしてくださっているので、その累計の語数が何語超えると、小さな賞状みたいなのがもらえます。そういうのもあってすごく楽しかったですね。 編集部 田口:なるほどですね。多読の本で印象に残っている本はありますか? 加登谷さん:多読の本は、実際のネイティブの人たちが幼少期に読む本がそのまま入ってきています。たしか「Floppy」という犬が出てくるシリーズがあったと思うのですが、簡単なものから難しいものまであって、すごく楽しかったです。そのシリーズは全部読んだと思います。 【※編集部注釈:Oxford Reading Tree・・・イギリスの約80%以上の小学校で採用されている「国語」の教科書。かわいいキャラクター達が登場するユーモアあふれる「オチ」がある短いお話が200話以上あり、すべてネイティブの子供たちが使う自然な英語でつづられている。10段階にレベル分けされ、頻繁に使う表現が繰り返し登場するため、英語学習用としても最適。物語はおもに主人公のキッパー少年とその家族や友達の日常生活を描いているので、まるで日本にいながらイギリスの家庭にホームステイしている気分も味わえる。加登谷さんが言及した「Floppy」は、主人公家族の愛犬として物語に登場する。】 編集部 田口:大学受験で英語は得意科目でしたか? 加登谷さん:苦手ではなかったですね。「多聴」をずっとやっていたので、リスニングは得意でした。ずっと得点源になってましたね。

2. 先生について

編集部 田口:一番好きだった先生を教えてください。 加登谷さん:一番好きだったのは、中学2年生のときに教えてくださった英語の先生です。その先生がすごくスパルタで、中学2年生なのに授業も全部英語でしゃべる先生でした。中学1年生では英語に慣れる授業だったのが、中学2年生になっていきなり全部英語になったっていう・・・。もちろん厳しさもあったんですけど、英語の授業をやっているという楽しさや充実感があったので、そんな授業をやってくださった英語の先生が一番印象に残ってますし、一番好きですね。 編集部 田口:何先生ですか? 加登谷さん:松尾先生という方です。中学1年生のときまでは講師をされていて、中学2年生だけ私たちの英語を持ってくださいました。そこでもうお辞めになってしまったんですけども。 編集部 田口:すごいね、中学2年生で。普段は英語じゃないんですよね? 加登谷さん:普段は日本語です。(笑) 編集部 田口:授業中だけ全部英語で? 加登谷さん:はい。全部英語です。 編集部 田口:ちなみに、英語での言い方がわからなくて先生に伝えられないときは? 加登谷さん:そういうときは日本語でも大丈夫です。私たちは日本語で言えるんですが、先生から返ってくるのは全部英語でした。最初は全然わからなかったのが、だんだん慣れてきて、言ってることがわかるようになりますね。本当にわからないところは、ちゃんと日本語でも教えてくださいました。 編集部 田口:今明星学苑に在籍されてる先生で、こんな授業があったとか、こんな先生だったっていう人はいますか? 加登谷さん:週1回、英会話の授業がありました。デイビッド・ゲイリー先生という外国人の先生で、小学校の英語の授業も持ってらっしゃいます。ゲイリー先生の授業は、歌を歌ったり、英会話なのですごく楽しい授業でした。明星学苑では小学校1年生からゲイリー先生の英語の授業があるんですけれども、慣れ親しんだ先生でもありますしすごく楽しかったですね。 編集部 田口:なるほど。小学校1年生から英語の授業があるんですね。中学から入った人では英語をやってない人もいますよね。授業についてこれるんですか? 加登谷さん:中学校の授業は本当に始めからやるので、大丈夫ですね。 編集部 田口:中学から入ってきた人と内部進学した人とは同じクラスになるんですか? 加登谷さん:同じクラスで、全員ごちゃまぜで一緒です。 編集部 田口:なるほど、でも初めからやるんだね。 加登谷さん:小学校では英語で歌を歌ったりとか、カードゲームをしたりとかそういった授業なので。英語の会話はやりますが、勉強という文法とかはやらないので、そういった点では大丈夫だと思います。

3. 学校への満足度

編集部 田口:明星中学校への満足度を5段階で表すといくつになりますか。 加登谷さん:5段階で表すと4ですね。 編集部 田口:その理由を教えてください。 加登谷さん:中学校で部活と勉強を両立したり、いろんな遠足に行ったり。私の頃は中学3年の研修旅行でカナダに行ったので、そういった海外体験もできました。すごく楽しかったし、自分の身になることも多かったんです。でも、その先の高校ではさらに楽しく過ごすことができて、高校の満足度が5段階の5になります。それを考えると中学校は4くらいだったかなと。中学校からのつながりがあって高校がすごく楽しかったので、中学校は4という満足度ですね。 編集部 田口:中学校時代は満足できない要素が何かあったっていうことですか? 加登谷さん:中学校までの生活では中学校が一番楽しかったんですが、高校がそれ以上にすごく楽しかったんです。なので、高校と比べてしまうと、中学は4になります。 編集部 田口:なるほどですね。今明星中学校を見て、「ここがこういうふうになったらいいのにな」って思うところはありませんか? 加登谷さん:今すごく勉強に力を入れているらしくて、芸術系の授業を減らして勉強することを増やしているそうなんです。すごくいいことではありますが、せっかくこの学校の良さである勉強以外で充実できるところも残しつつ、勉強に力も入れていってほしいなっていう思いがあります。 編集部 田口:加登谷さんが在学している当時に、この辺直したほうがいいな、これがこうだったらよかったのになって思うことってあります? 加登谷さん:直したほうがいいな・・・。「エクストラスタディ」というのが中学3年生から始まって、自分の取りたい授業を取れるんですが、それをもっといっぱい開講していただいて、選択肢を増やしていただけたらもっといろんな勉強ができたかなと思います。 編集部 田口:自分の取りたい授業っていうのは、いくつか候補があって、その候補の中から取る感じなんですか? 加登谷さん:はい。 編集部 田口:エクストラスタディは週に何回?何時間? 加登谷さん:朝の0時間目と放課後と分かれています。学期ごとに開講している曜日と講座が決まっていて、それが一覧表で出てきます。自分が申し込みたい講座を学期の初めに申し込んで、それを学期中にやるという感じですね。 編集部 田口:どんな授業が取れるんですか? 加登谷さん:本当にさまざまです。数学だと、中学校の二次関数講座とか。英語では、英文法だけ、長文だけもあります。総合で上級クラスとか基本クラスとかに分かれているものもあります。 編集部 田口:これ全員必修なんですか? 加登谷さん:必修ではないですね。 編集部 田口:じゃあ学年で何人くらいの人たちがこれを取るんですか? 加登谷さん:かなり取ってましたね。1科目だけでもいいので、本当に取りたいところだけ取る人もいましたし、塾に通わずこの講座で全てを補う人も。 編集部 田口:あ、そうか。一つだけじゃなくていくつも取れるのか。 加登谷さん:はい、いくつでも取れます。私も中学時代から高校の3年生の始めまでずっと塾に行ってなかったので、そこで勉強をしていました。 編集部 田口:加登谷さんは何コマ取られてたんですか? 加登谷さん:私は朝2つ3つ取っていましたね。放課後はなるべく部活にも行きたかったので、放課後は1つか2つという感じでした。 編集部 田口:0時間目って8時半より前にあるってことですか? 加登谷さん:はい、7時半からです。朝の講座は、7時半から8時20分です。 編集部 田口:先生方も大変ですね。 加登谷さん:そうですね、朝早いですからね。(笑)

4. この学校に合う生徒・合わない生徒

編集部 田口:例えば、加登谷さんはこの学校に合うタイプだと思うんですけど、合わない子ってどういうタイプだと思いますか? 加登谷さん:合わないとは・・・? 編集部 田口:合う人はどういうタイプで、合わない人はどういうタイプで、というのでもいいです。 加登谷さん:何でも自分からやりたいっていう好奇心がある人や、積極的にいろんなことを吸収できる人は、吸収する要素がある分だけどんどん自分が輝いて充実できるところだと思います。そういう人が合うと思います。先生方がすごく声をかけてくださるのに、そういうのを受け入れて自分のものにしようと思わなかったり、自分で何かやってみようという気持ちがなくて、ただ勉強してればいいやとかそういうふうに思う人は合わないかもしれないですね。 編集部 田口:それってこの学校を楽しむにはこうしたらいい、っていうことにつながってくるのかな? 加登谷さん:そうですね。勉強だけでも多読だったり英会話だったりいろんなものがありますし、勉強以外でもいろんなイベントがあるので。そういうものを活用しないともったいないと思います。せっかくいろんなものがあるので、この学校に入られる人にはそれをいっぱい吸収していってほしいと思いますね。 編集部 田口:ありがとうございました。 加登谷さん:ありがとうございました。

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